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『担当執事達に愛される日々』〜御奉仕致します、主様〜
TENTH butler ロノ・フォンテーヌ
朝はいい匂いで目を覚ます。
『おはようございます。主様。』
『おはよう、ロノ。いい匂い…。』
『今日はパンケーキです!主様の好きなミックスベリーも周りに散りばめられてますよ。後はフルーツサラダに野菜ジュース、スープはコーンポタージュです!』
『流石ロノ。いつもありがとう。』
『いえいえ、主様の執事として当然です!』
ロノは嬉しそうに笑う。
(ふふ、耳としっぽが見える…。)
私はロノと食堂に向かう。
『ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”』
『美味しいですか?主様。』
『うん、すごく美味しい……。』
(ミックスベリーの甘酸っぱいのとパンケーキの程よい甘さがマッチしてる…。)
『罪な味だ……。』
『今日は主様がお休みですからね、腕を振るいました!』
『ふふ、ありがとう。でもロノは休みじゃなくてもいつも美味しいご飯を作ってくれてるよ。いつもありがとう。』
『主様……。そんな風に言ってもらえるなんて…俺、凄く嬉しいです。』
ロノは照れ臭そうに微笑む。
数分後。
『ご馳走様でした。』
『どういたしまして。あ、主様。今日買い物しにエスポワールに行くんですけど、良かったら主様も行きませんか?』
『いいの?』
『はい!その、というか…俺が主様と行きたいんです。』
『ロノ……。うん、分かった。行きたい。』
『ありがとうございます!じゃあまた午後に!俺その間にやること終わらせておきます!』
(嬉しそうだなぁ…。)
自室にて。
『はぁっ!ふんっ!』
『ロノの声だ。』
私は自室からロノの事を見つめた。
『模擬戦してるんだ…ふふ、頑張れ。ロノ。』
そして、午後。
『やっぱ高ぇな…。』
『どうしたの?』
『あ、すみません、前に食べた主様の世界のお寿司を作ってみたいんですけど、やっぱり魚って高いなぁって。』
『ロノ……。』
(私のために……。)
『ロノ、無理しないで大丈夫だよ。私はロノのご飯が好きだから、それに…。ロノが私の世界の料理を作りたいって気持ちだけで凄く嬉しいから。』
『主様……。ありがとうございます!その言葉だけで嬉しいです!』
『ふふ、今日も夜ご飯楽しみにしてるね!』
『はい!』
夜ご飯にて。
『美味しかったぁ……。』
『それは良かったです。あ、主様。』
『ん?』
ロノが私に近付く。
『っ……?』
『口元に……。』
俺は指で主様の口元に着いたソースをとる。
『すみません、ソース着いてたんで……。』
それをペロッと舐める。
『つ…。』
主様の真っ赤に染った顔を見て状況を察する。
『あっ!す、すみません!』
『う、ううん!大丈夫……。
ご、ごちそうさまでした!』
私は2階に駆け上がる。
『あんな、近くに……っ。 もう少しで……。』
『俺、何やってんだ… いくら担当執事とはいえ近すぎたな……。もう少しで……。』
((キス……してた\するところだった……。))
次回登場する執事
ヒント 肉しか勝たん野菜撲滅しろ
(流石に撲滅とまでは言わないか…w)