テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


第三章 ー背中合わせの銃口ー




「……ここが、次の作戦地点か」


鬱先生は望遠鏡を覗きながら、低く呟いた。

通信傍受、敵の配置確認、機密転送阻止。

今回の任務は、情報部隊が前線に立つレアケース。


「こっち、ハッキング完了。侵入経路、開いたで」

ショッピの声が無線に入る。


「今すぐ進入できる。あと……俺の背中、任せたわ」


「……ああ」


背中合わせに配置された2人は、言葉少なでも呼吸はぴったりだった。


撃ち合いの中、鬱先生がふと呟く。


「なあ、ショッピ」


「ん?」


「……もしまた俺が“疑われる”ことがあったら、その時もお前、俺の味方してくれるか?」


一瞬だけ、無音。


「何言ってんの、鬱先生。

俺はもう、“疑った自分”だけで一生分後悔したんや。

今さらまた疑うくらいなら、俺が先に撃たれるわ」


「……馬鹿が」


でもその声は、笑っていた。





これで本当にこの物語は終わりです

ありがとうございました!!

loading

この作品はいかがでしたか?

3

コメント

13

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚