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白と黒の虎と布

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白と黒の虎と布

7 - 第7話 何故

♥

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2024年07月10日

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※ここから先は🔞の表現があります。苦手な方は御遠慮ください。キャラの解釈、崩壊など自己責任でご覧下さい。

「ねぇ、見ろよ。イイ感じに映ってる。」

大きな鏡の前で、僕はシャツ1枚で座らされている。

下半身は布1枚もない無防備な状態で正直、気持ち悪い。

「…」

もう、何を言えばいいのか分からなかった。

「チッ。」


んむっ。

突然僕の口を覆うように奴が口吸いをした。

この前の口付けとは違い、今回は長かった。僕の唇を食み、たまに噛む。

僕はどれだけ拒んでも意味が無いことがわかっていた。故に、兎に角、目を瞑り口を閉じ、ただただやつが離れてくれるのを待った。

だが、奴は本気だった。

舌を僕の口に入れようとしている。

ぬるぬると動く奴の舌は無理やりに、僕の口をこじ開けようとしていた。


絶対に嫌だ。

本当に気持ち悪い。不快だ。


もっと口に力を入れた。ーその時

するっ、ギュッ

「〜ッッ!?」

僕の陰茎が握られた。

驚いた拍子に力が抜け、奴の舌が僕の口の中に入ってきてしまった。

ぬるぬると舌を絡ませ、相手の息が顔にかかる。

息はしづらいし、相手も好きな者ではない。

はッ、はふッ。

息が荒くなっていく。


ギュッ。ニチュッ。


まただ。陰茎部分を弄りだす。

するすると上下する手は、亀頭をくりくりと弄り、玉をこねるように行き来した。

「んッ」

亀頭をトントンとつつかれた時、僕は思わず声が漏れてしまった。

手枷はされているが、僕は完全に動けない訳では無い。

息が続かず、窒息すると判断した僕は死を覚悟し、両手で奴の肩を押した。

すると案の定、顔が離れてくれた。

はぁッ、はぁッ。

苦しかった。

安堵の暇もなく、奴の手は動いた。

「ゔッ、ン」

へぇ。とつぶやきにやりと口角を上げる奴。

「ここが…イイんだぁ♡」

「やめろッ、気持ち…わるいッ。そこ、触るな!」

先程抵抗したせいか、僕の両腕を片手で掴み、奴は僕をベットに押し倒した。

「…うッ」

「俺の事、しっかり愛してくれるように、たっぷり教えてあげるから♡」






グチュッグチュッ。


「なぁ、俺に手コキされて喜んでんだろ?」

「あぅッ、ふッ。喜んで、なんかッいないッ」

あれから数分だっただろうか。

ずっと僕は亀頭責めをされている。

気持ち悪かった感覚が段々と鈍く、快楽に変わろうとしていた。

グリッ。

「~~~ッッ」

何か、くる。

「…お!」

ビュルルルルッ。

絶頂に達してしまった。

なんという失態。恋人とでもないよく分からない奴にイかされてしまうとは。

「盛大にイったなぁ。もしかしてそーゆー事あんましない感じか。」

その通りだった。

自慰行為もしないし、人虎ともそういったことをしたことが無い。

前に恋人がいていたわけでもなく、僕は童貞だ。

「じゃ、処女じゃん。」

そう言って奴は僕の左足をあげて股を開かせた。

尻をなぞり、そのまま…


つぷッ、ぬぷぷッッ。


「え、あ…!?」

尻の穴に指を突っ込まれている。

「貴様ッどんな趣味を持っている!!」

グチュッグチッ。

卑猥な音だけがこの部屋に響く。

ぐちゃぐちゃに掻き回される感覚は、とてももどかしく感じた。

腹の奥がジンジンとするような…。

その時、奴の指が肉壁を押した。

「ん”ぎッッ」

鋭い感覚が稲妻のように全身に走った。

「へへ。みーつけた♡」

ゴリュゴリュッ。

「あ”ッ、ゔぅッ、やめッそこ、やめッ」

悲しくも僕の声も届くはずもなく、奴は手を止めなかった。




パチュッパチュッッ。

「あ”ッ、ゔぅッ」

痛い。

いきなり突っ込まれ、激しく突かれる。

突かれる度に苦痛と微量の快楽の声が漏れる。

乱暴に突く奴は、先程と同じ何も考えていないような、白い顔をしている。


何故、僕だけなのだ。

何故こんな目に遭わなければいけないのか。

如何して…


段々と意識が遠のいてゆく。


また、なにかくる。

「〜〜〜ッッ。」

キュウッ、と腹の中が締め付けるような感覚が走った。

痛くは無い鋭い感覚で、僕の腰は浮いた。


「も…無理…だ。」


体力の限界に達した僕はそのまま気を失ってしまった。

嗚呼、これからどれだけ続くのだろうか…

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