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溺れた。

何かに。



アカネ、おはよう―――

「!」

僕は誰かに起こされた

周りには何も無い

死にたいという欲が勝って、幻覚が見える、幻聴聞こえるようになった。

そいつはカクくんと言う。奇妙な名前だ。

「喋ってよ、ほら」

カクくんは、僕を叩いた

痛くないはずなのに少し痛い

「さっさと死んだらいいのに。

嫌なんでしょ?死んだら解放されるよ

死んじゃダメとかいうネットの意見は鎖さ

僕が溶かしてあげる」

と囁いた

「痛いから…嫌」

僕は呟く

「死ぬ前に何かしたいことは?」

幻覚は問う

「エッチ…」

口からこぼれてしまった

「え?君にもそんな欲あるんだ

いいよ、僕を使って」

とそいつは言った

本当にいいのか?まずまず幻覚に触れれるのか?

と思い頬に触れた

感触があった。

幻覚なのに、感触が

「まだなの?」

幻覚が問う

そして、そいつの性器に触れた

もっこりとしていた。

「残念!男でした

そもそも僕はカク『くん』だよ

だけどこんな『男の娘』に触れれて幸せだったね

じゃあ死のう」

そいつは僕の首を絞めた

想像より痛かった

気を失った

そいつはいなかった

「…またぼっちかよ」

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