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本日、異世界41日目!
今日は、カナール皇国皇王のお披露目の儀式の日です。エメがすでに皇王に即位しているので、お披露目の儀式も早めにしたかったらしい。段取りができたので、今日になったとか。
数日前にエメから、日取りを聞いていたので、時間を決めて、黒の軍団のみんなでカナール皇国王城に瞬間転移。
王城から王城に移動ってすごくない?
「エメ!おはよう!みんなも連れて来たよ!」
「エメ!久しぶり☆こっちは落ち着いた?」
「みんな!来てくれてありがとう!エマ!もう大変よ。でも大丈夫。なんとか頑張ってるわ。」
久しぶりなんで、みんなでワイワイやってる。これ、永遠に続くんちゃう!
「エメ!準備とかあるんじゃないの?」
「そうだね。それじゃ、みんなは控え室に行ってて!すぐ行くから。」
「うん、わかった。それじゃあとで。」
侍女に案内されて控え室に入る。すでに皇后様、ミラが待っていた。
「ユメ!元気そうだね!来てくれてありがとう!エマ!楽しそうでなによりね。」
「ユメさん!みんな!おはよう!ふふふ。」
控え室はたくさんあるけど、黒の軍団は何故か王族控え室に案内されている。ほかの人から文句が出そうやけど、エメがそうしたらしい。皇王様の言うことは絶対です。
エメが来るまで、いろいろ話ししてたんやけど、王族の来賓でもう1人来るらしいです。
なんか、有名人らしいんやけど。エマに聞いても知らないみたいやし。どーも、皇后様の伝手らしいんで、エメすらも知らせてないとか。
「みなさん、お待たせしました!どう?」
「すごく綺麗です!」
「ふふふ。でしょ!ユメさんに言われると嬉しいわ!」
そこへもう1人の来賓の方が現れた。
「お待たせして申し訳ない。みんな、元気してたかい?」
「「「お父さん!!!」」」
ミラ、エメ、エマが一斉に声を上げて、ビックリしていた。皇后様は知ってたので、驚いていないが、旦那さんということですよね。
「ミラ、エメ、エマ、久しぶりに見ないうちに大きくなって、綺麗になったね。いろいろあって大変だったね。
エリザベスはいつも綺麗だね。
急だったんで、間に合って良かったよ!」
「お世辞はいいわ。冒険者ギルドからは最初は来れるかわからないって聞いてたからね。来てくれて嬉しいわ。」
お父さんはわかったけど、どう言う人なんだろうか?
え?あれ?この人鑑定できない!
「君がユメだね!俺は鑑定できないと思うよ。はじめまして、君のことはいろいろ聞いているよ。俺はエリザベスのパートナーでミラ、エメ、エマ3人の父親のキャスバルだよ。ミラは義理の娘になるけどね。」
「はじめまして、キャスバルさん。ユメです。いきなり鑑定してすいません。」
「いや、大丈夫だよ。気になるよね?」
「はい、鑑定できない人ははじめてです。」
「ユメ!この人は、ちょっと変わっててね。この国の出身で冒険者なんだけど、この大陸の神セブンだよ。めったに姿を見せないけどね。」
「わ!神セブン!世界に7人の?エマは知ってたの?」
「そりゃ、知ってるよ☆父親だもん!」
「まあね。俺はあんまり表には出ないんだけど、家族だからね。普段は本部にいるから、たまに、帰ってくるくらいかな。」
「すごくたまにね。」
「はは、それは申し訳ない。こちらに来るのも本部の許可がいるんだよ。今回はエメのお披露目ってこともあるけど、ここにユメが来てるってことで、会いに来たんだよ。」
「はい?すごく光栄ですけど、僕ですか?」
「まあ、ひとつは俺がこの大陸の神セブンで、君に興味があったってのがある。もうひとつは、本部が興味があるってことなんだけど、それは今は言えないんだ。
でも、ヒントをあげるよ。これを見て!」
キャスバルさんがはめてる指輪を見せる。
「あ!ジャパディアの指輪ですか?」
「そうだね。君もはめてる指輪の俺専用のものだ。神セブンだけが、持つことができる。君の場合は、ちょっと特殊だけどね。」
「すいません。全然わかりません。」
「ははは、いいよ。今は分からなくていい。君はギルドの情報よりクラスアップしてるみたいだね。なかまもすでにたくさんいる。順調すぎるくらいだ。実にいい。」
「はー、ありがとうございます。」
「本当に今は気にしなくていい。ただし、君はもっと強くならないといけない。心も身体もね。まあ、アキラよりは、ペースは早いらしいから心配いらないかもね。
っと、これは言っちゃいけないんだったか!今のは忘れてくれ!ははは!」
「キャスバルは何をしに来たのかしら。」
「そういうなよ!エリザベス!久しぶりだから、今日は泊まっていくからな!楽しみだな!」
「もう、好きにしなさい!」
「いつものエリザベスだな!嬉しいよ。
ユメ!とにかく世界は広い。君の思ってる以上にね。頑張ってくれ!期待してるよ!
あと、娘たちをよろしく!
エメ!綺麗だよ!」
「お父さん!ついでみたいに!もう!」
そろそろ時間みたいやな!
エメさん!頑張って!
というわけで、すいませんけど、お披露目は無事終わりました。いやー、良かったですよ。お見せできないのが、残念です。
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