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今日は潜入捜査の日


太宰と私で李莉奈[りりな]と言う少女を探しに反社のパーティー会場へ変装して向かう事になっている。


変装道具は昨日のうちに完成した。


太宰のは顔を変えるためマスク、私のは胸をでっかくしたり顔を変えるからボディスーツとマスク


まぁ探偵社だと解らなければそれで良い。


太宰「ねぇ遥奈くん、これで良いのかい?」


『良くないからこっちに来て』


太宰「はい。来たよ」


『ちょっとじっとしてろ』


そして、只今絶賛準備中。


太宰がマスクを被るのに大苦戦している…


なんで!?こんなに簡単なのに…!←変装になれているからです。


『之[これ]で変装は完成!』


太宰「流石遥奈くん!」


『へへっ✨』


太宰[可愛い]


『後は荷物だけか…』


太宰「要る物はなんだい?」


『一応催涙スプレーは持っておこう』


『太宰は絶対持ってて。』


太宰「は〜い」


『じゃあ荷物も完璧だし行くか』


太宰「そうだね」



車内にて

運転は私。


ラジオを聞きながら移動している


ラジオ「只今速報が入りました。梵天主要メンバーの名前が判明しました。梵天のNo.1佐野万次郎、 No.2三途春千夜、No.3鶴蝶以上の3名です。幹部の本名は“灰谷蘭 竜胆”のみ判明しております。」


兄ちゃんたちの名が載っている…

はぁ、正直相手にするのは面倒くさい


『え゛、面倒くさ〜い』


太宰「灰谷って確か遥奈くんのお兄さんだったよね?」


『そうだよ。面倒臭い事をしでかしてくれたもんだよ』


太宰「もしかしたら遥奈くん、灰谷で活動するの辞めといたほうが良いんじゃないかい?」


『うん、だからもう偽名持ってるし』


否、持ってないと今此処にいないんですけど!?


まぁ、此処は今の偽名言っとくか


太宰「どんな名だい?」


『太宰が津島修治[つしま しゅうじ]でうちが野梅湊[のうめ みなと]だ!』


太宰「え、なんで私もなんだい?」


『そりゃそうでしょ。潜入捜査なんだから偽名くらい必要だろ』


『だから会場にいる間はそう呼んで』


太宰「…了解」


まぁ、あと2つほど私の偽名はあるのだけれど、それはもうちょっと先のお話で使う名だ。


『よし、太宰着いたから降りて』


太宰「は〜い」


『じゃあ行こうか』


〜パーティー会場〜


会場の中はとても豪華に装飾されていた。


ところでだが梵天が見当たらない。


まさか誘拐した少女を置き去りにしたくなく不参加と言う可能性が出てきたかも…


太宰「あ!彼処[あそこ]の集団ではないかい?」


『あ、本当だ!』


そう思ったがやっぱり参加していた。


李莉奈ちゃんは6歳の少女。反社のパーティーには連れて来れないだろう。だったら何で行く必要が?と思ったりもしたけど聞き出さないといけないしな…


今思ったがこの李莉奈と言う少女は何処か

あいつ

に似ている…まぁ今はそんな事ぁどうでも良い。


今はただ。仕事を頑張るのみ。


『なぁ修治。』


太宰「なんだい?」


『もしかしたら一回連れ去られたほうが良いかも』


太宰「そうかい?」


『うん、連れ去られたらアジトに行けるかもしれない』


太宰「それ逆にやられそうでは無いかい?」


『そうかも知れない。でも梵天[あいつ]ら気になった女をアジトに連れ込む可能性が高い』


太宰「え、まさか色仕掛けをするつもりかい?いくら君が元殺し屋だからって…」


『そんなまさか、そんなに一般的のヤツじゃ引っかからないよ。』


『関係ないことを聞くけど津島は落ちる?その色仕掛けとやらに』


太宰「まぁ、とてもお美しい婦人がやっていたら堕ちるね」


『それ絶対危ない方』


太宰「大丈夫さ(⌒▽⌒)」


『絶対大丈夫じゃないやつだわそれ…』


『いま随分と本題を踏み外してるから戻ろうか』


太宰「そういやそうだったね…で?色仕掛けというものは?」


『私がするのは…まぁほぼアドリブ。』


太宰「え?」


『まぁ、胸がでかけりゃ男も寄ってくる。でもそのままだとバレやすい。だからって私は戦闘をしてわざと

負けるんだ。そうしたら怪しまれずに行けるからね』


太宰「なるほど?」

『理解してないな?』


太宰「そりゃそうじゃないか。そんなに訳のわからない事を言われても流石の私でも混乱するよ」


『へぇー津島って混乱するんだ。』


太宰「私も人間なのだよ?混乱の1つや2つするさ」


『そ~でしたね』


『まぁ、かんたんに説明すると私から喧嘩を吹っかけてわざと負けて一般的には強い、けど梵天からしたら か弱く美しい女を演じる。

そして梵天はきっとアジトへと連れ去るので、其処でこの“李莉奈”ちゃんを探す…と言うものかな。』


太宰「最初からそっちを言えば良かっただろうに…」


『やかましーわ』


太宰「で?どうやって喧嘩をふっかけるんだい?」


『わざとぶつかる』


太宰「それだけで出来るものかい?」


『物は試しだ。やるだけの価値がある』


太宰「そうかい。私は何をやったら良いんだい?」


ちょっと呆れたな?


『発信機持ってる?』


太宰「持ってるよ」


『じゃあ私のチョーカーの所に挟んどいてくれない?盗聴器も込みで』


太宰「りょーかい」


『ちょい、そこはチョーカーじゃねぇんよ』


太宰「アハハッw」


太宰コイツわざとやったな…


『もう動いて大丈夫?』


太宰「あぁ!もう大丈夫〜笑」


『…後で覚えてろ』←小声


『てか、今から吹っかけてくるわ』


太宰「解ったヨ−」


『助けてほしいときは発信機から信号を送る』


太宰「どういう信号だい?」


『多分…〈っーっーっーっーっー〉が流れる!まぁ兎に角音が鳴る』


太宰「了解。」


『じゃ、仕掛けて来るネー』


太宰「いってらっしゃ~い」


まさか此処から最悪な再開へ繋がるとは…


2024.3.26 16:33/題名修正



ご覧いただきありがとうございました!そしてまた次のお話もぜひご覧ください!

私は灰,谷,兄,弟,の妹。異能力者である《ノベル版》2023.12.22

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