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【リメイク版 第3話】
「世界秩序の崩壊」
序章:崩れ落ちた支柱
──2025年末。
国連本部では、かつてない激しい罵り合いが交わされていた。
アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリス、それぞれが互いを非難し、もはや建前すら捨てた。
「この組織に未来はない!」
「我々は我々自身で生きる!」
その混乱の中、アメリカがついに宣言する。
> 「国際連合からの脱退をここに表明する。」
続いて中国、ロシア、イギリス、フランスも脱退を発表。
中小国も雪崩を打って脱退を始め、
国際連合は事実上の崩壊を迎えた。
それだけではない。
NATOも、EUも、ASEANも、AU(アフリカ連合)も、
すべてが互いの利害対立や資金問題、裏切りで瓦解していった。
──世界の「ルール」は完全に消えた。
第一章:自由な暴走
「何をしても許される」
国同士の距離感が消えた今、
世界中で急激な再編が始まった。
・フランスは再び「帝国」を自称、隣国ベルギー、ルクセンブルクへ軍を展開。
・トルコはバルカン半島に向けて旧オスマン領の回復を目指し侵攻を開始。
・ロシアはフィンランド、バルト三国への圧力を強め、さらに中央アジアにも介入。
・イランとサウジアラビアは全面戦争に突入、中東全域が火の海に。
・モンゴルは突如、内モンゴルを越えて中国本土北部への急襲を開始。
・ブラジルとアルゼンチンは南米覇権を巡りガチンコの全面衝突。
・ナイジェリアと南アフリカはアフリカの王座をかけて抗争。
各国が好き勝手に、
「まず相手を潰してから考える」
という暴走状態に陥った。
第二章:新たな同盟、そして裏切り
同時に、
「生き残るため」
に同盟を結ぶ動きも爆発的に進んだ。
・日本、大韓民国、台湾、フィリピンが「極東防衛同盟」を結成
・ドイツ、オーストリア、スイスが「中央ヨーロッパ協定」を立ち上げ
・スペイン、ポルトガル、イタリアが「南欧連合」を発足
・エジプト、リビア、アルジェリアが「北アフリカ防衛協定」を結成
しかし、これらの同盟も、
信頼がない。
「形だけの同盟」
「いつでも裏切るための同盟」
各国は常に、
「最も得をする瞬間に裏切る」
という条件で動いていた。
第三章:裏切りと奇襲
・フィリピンは日本を裏切り、中国と秘密協定を結ぶ。
・イタリアが南欧連合を裏切り、単独でフランス帝国に服属。
・エジプトが北アフリカ協定を裏切り、スーダンに侵攻。
・ロシアがモンゴルと同盟を結ぶも、直後に裏切り奇襲。
世界は裏切りに次ぐ裏切り。
信じられるものは自国だけ。
そして、誰もが、自国を守るためなら
無限の戦争を続ける覚悟を決めていた。
終章:これより始まる「自由世界戦争」
この瞬間から、
「自由世界戦争(Free World War)」
と呼ばれる、歴史上最大の混沌の時代が幕を開けた。
・勝手に戦争を始め
・勝手に同盟を組み
・勝手に裏切り
・勝手に世界を奪い合う
次に生き残るのは、誰だ──?
(第3話・完)
どうだろう?
【第4話】に続くよ!