5話!
青)「桃くんッ、!ポロポロ」
彼は少し身長が伸びているが、容姿は変わっていない。
桃)「…お前ッ、もしかして青かッ、?」
青)「そうだよッ、!ポロポロ」
彼は目に涙を浮かべて言った。
桃)「久しぶり…人間になれたんだなッ」
青)「うんッ、ポロポロ」
桃)「ッ、ポロッ」
恐らく彼は我慢していたのだろう。
一気に思いが溢れたのだろうか。
桃)「ッ、俺もッ、ポロッ」
桃)「人間になれたよッ、ポロポロ」
そう言い、泣きながら笑う彼。
僕は嬉しさに包まれた。
青)「良かったッ、ポロポロ」
そう言い彼に抱きつく。
桃)「青…ちょっと時間いいか?ニカッ」
少し恥ずかしそうに…いや、後悔したような表情を浮かべながら。
僕はすぐに返事をした。
青)「いいよッ、」
彼は安心したような表情をして、
桃)「入れよ。」
と、僕を入れてくれた。
青)「お~…意外と綺麗」
桃)「意外とってなんだよッ、?!」
彼はむっとしながらそう言う。
久しぶりだし…離れ方もあれだったから気まずいかなって思ったけど。
そこに1つの写真を見つけた。
それは。
僕と桃くんがピースして撮っていものだった。
青)「ッ、ポロッ」
彼は僕が泣いてることに気付いたのか、
桃)「トイレ行ってくるな。」
と、気を遣ってくれた。
懐かしいな。
僕はやっぱりまだ桃くんのことが好きだ。
そう伝えよう。
桃)「よし、行くか」
青)「時間いい?って聞いたやつ?」
彼は頷いて、僕を急かすように
桃)「早く行こーぜ!笑」
と言った。
彼に降ろされた場所は…海の近く。
海の独特な匂いが鼻を通る。
彼が恥ずかしそうに話をし始める。
桃)「俺さ。」
桃)「まだ青のことが好きなんだ。」
青)「っえ?」
驚いた。
もうとっくに好きなんて思ってない。
というか忘れてると思ってたから。
桃)「だから…俺と付き合ってください。」
僕は言う。
青)「遅いよッ…、」
沈黙が続き彼が言う。
桃)「やっぱ…だめだよな。」
青)「その逆ッ、ポロッ」
彼がはっとした表情でこちらを見る。
青)「ッ、お願いしますッ、ポロポロ」
彼は嬉しそうに
桃)「ありがとッ、よろしくなッ、ポロッ」
青)「うんッ、ニコッ」
今ではあの決断は間違ってなかったと思ってる。
あの雨の降る夜。
あの決断をしたから今は幸せなんだ。
桃くんが僕を忘れずにいてくれたことにも。
本当に感謝してる。
…大好きです。桃くん。
そしてありがとう。
「拾ったのは…」
完結しました!
見てくれてありがとうございました!
良ければコメントと♡お願いします
1125文字
コメント
15件
感動だねぇ