テラーノベル
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またまたかわいい子さんからのリクエストです⊂( ᴖ ̫ᴖ)⊃ 赫藐の時点でセンスありすぎますね(^_ ̫ _^)❤︎
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5回目のインターホンがしんみりしている部屋に響き渡る。
「…でねぇよな。」
俺がなつへと送ったメッセージは未読のままで、 “終わりにしよう”なんて言葉が最後の履歴になっている。
合鍵は、変わらず今も鍵ケースへと刺さっている。
「なつ、怒るかなぁ……笑」
カチッと、鍵を1つ回す瞬間、重たい空気が外へと流れ込む。
カーテンは閉まり、部屋には光がひとつも差さない。コンビニのくしゃくしゃな袋。ペットボトル、散らばった紙。
そして壁、床、天井、クローゼットの扉。
おれの視界に映る世界は、俺のみだった。まるで鏡の中に居るようで、どこを見渡しても俺、オレ。
「…なにこれ、」
笑ってる写真。寝てる時の横顔。俺の知らない瞬間の俺。
ぐしゃぐしゃに破られた写真もあれば、丁寧にテープで貼られている写真もある。
「やっぱり、俺がいねぇと無理なのか。」
奥から物音。
次の瞬間、腕を力強く掴まれた。
「触んなっ!!…」
振り向くと、付き合っていた頃と変わらない鋭い赤色の瞳。
だが、付き合っていた頃とは全く違って見えた。 1週間程寝てい無さそうな隈、手首には無数のリスカ跡がある。
「勝手にはいんなよ。」
「…合鍵、返せなんて言われてねえし。」
「は?舐めてんの?そーいう問題じゃないんだけど。」
大好きだったはずのなつから胸ぐらを掴まれる。
「見るなって言ったろ、くんなって言ったろ、?」
「でも、」
「…俺、だめなんだよ…」
出したいはずの言葉が出なく、声が震える。
「お前がいないと、何もできない。息も苦しい。頭がおかしくなりそうでさ…、笑」
足元の写真をなつが蹴る。
「だから離れたんだよ。お前を巻き込まないために!!お前のために!!」
怒鳴ってるのに、涙が止まらないなつ。ぐちゃぐちゃ。
「こんなの見たら、気持ち悪いだろ…?」
少し沈黙が響く。
「……んーん、」
俺は1歩なつへと近ずく。
「嬉しいよ。」
「は?」
「だって、俺の事考えてくれてたんだよな?」
「考えてたんじゃない。そんなんじゃないの、依存なの…っ、…泣」
「知ってるよ。」
泣いているなつに俺は優しく抱きしめる。
最初は突き飛ばそうとしてくるなつも、段々受け止めてくれる。力が抜けてくる。
「いるま、なんで離れないの? 」
「壊れる気がして、」
「ぇ、俺が?」
「んーん、俺が。」
なつの呼吸が一瞬止まる。
「は、くそかわいー、笑」
「俺、別れるって言われた時わざと既読付けなかった。」
「え、」
「既読つけたのに返信しないって、いるま心配になるかなっと思って。」
「最近、わざといるまの前で異性と話した。」
「…っ、なつ、…」
なつはおれの耳元で囁く。
「俺の事、いないと無理って言って?」
肩が震えて、なつの目を見れない。
「…無理、なつがいないと無理。」
「もう1回。」
「お前じゃないと無理、愛してる。」
俺の顔は涙でぐしゃぐしゃ。
でも、俺は笑ってる。
壁にも、床にも俺が笑ってる。大丈夫、笑えてる。
「よかった、いるま♡♡」
「…なにが」
「俺の思いどおりに壊れてくれて…♡」
頬をすっと触られる。
ぎゅっと、抱きしめられる。
「大好きだよいるま、離れないで?」
朝になるまで、離れなかった。
なつは、泣き疲れて眠ってくれた。俺はその横顔を見ながら、薬の数を数える。
数日後。
ワイドショーの小さなテロップ。
都内マンションで男性2人の遺体が発見された。
「争った形跡はなし。部屋には大量の写真が貼られており、警察は事件性、監禁などの可能性があったとみており、調査を進めております。」
ニュース画面に映る、ぼかされた壁。
近所の人の証言。
「仲良さそうでしたよ。でも最近、怒鳴り声がよく聞こえたり、すすり泣く声が聞こえたりしてました。」
机の上に置かれているスマホには、最後の通話履歴。
通話時間 10時間30分。
それとともにふたつの携帯に残された「愛してる」という文字。
ニュースキャスターが言う。
「2人の身元はまだ分かっておらず____」
画面が切り替わる直前。
一瞬だけ映る窓の外。カーテンが内側から揺れた。
誰もいないはずの部屋で。
誰もいないはずの部屋で。
𝔉𝔦𝔫…❤︎
やばい意味わかんなかったかもごめんね😭
コメント
6件
すき
さすがに大好きですはーーマジで理想がきた
はいすきすきすきすきすきすきすきす