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「今日は拷問を担当させて頂く、リーヤだ。」
今度は刑務員を堕とすぞ…!ツンデレ…ツンデレ…!なってみせる!
リーヤさんは女性のようだが、あまりにも拷問が厳しく、囚人達から戦いたくないと思われているほど怖いらしい。
「拷問なんて貴方がする余裕あるのかしらね?私だって抵抗しない訳でも無いのよ?」
リーヤさんはこれまで優しく対応されたこともなく、敵対視されたり、仲間に裏切られたりして、このような厳しい人になってしまった。
今日することは、ひたすら、優しく優しく接するだけ。それだけでもリーヤさんの心は揺れるだろう。その上異次元なレベルの美女。そこらへんの美女よりも美しいくらいの見た目。
私だって堕ちてるからね!
「女性だからといって、手加減しませんよ?」
ふふ…。いつまでそう言ってられるかな…?
「勿論よ。貴方がそうしたいなら。それでいいわ。」
最初はちゃんと抵抗せず拷問をされる。
そしてリーヤさんが困惑してきたら、私もキョトンとした顔を作る。
「あら…。以外と短いし痛く無いわね…。そんなに警戒しなくても良かったのかしら…?」
予想外の事を言われたのか、リーヤさんは固まってしまった。
よしここから、堕とす!
「私を同情してくれるような優しい刑務官だったのね。だけど貴方もう少し、刑務に集中しないと解雇されるわよ。お馬鹿さん。」
結構頑張って優しめにしてるんです。怒らないでー!!!喋れる優しい言葉学んで来たんです!!出来るだけ優しい笑顔を浮かべてるつもりなんです。リーヤさんが拷問を続けようとするが先程より威力が下がってる。そのまま痛みを感じないかのように私は優しい微笑みを浮かべる。
「本当に私のことを傷つけたいの?それとも、貴方自身が私に傷付けられたいのかしら?私、貴方にそんな卑劣なことしたくなくってよ。」
甘く危険な言葉に聞こえるが本心である。嘘では無い。リーヤさんは道具を下ろし、思わずといったように私の顔をじっと見つめた。
今の私少し傷がついたものの、結構日光が当たって儚く、美しく、いつもよりも数倍の威力がありそう。そんなのを正面から受けたら、堕ちる自信しかない!
理性では傷つけないとと分かっていても、傷つけられ無いでしょう?
「…。」
魅了されそうなのか、リーヤさんは表情を険しくし、少し赤面している。もう一押し。
「貴方は私を手に入れられないわよ。」
「う、うるさい…!やめろ!やめ…!」
ルーイ(私)は低く囁いたが、その言葉が逆にリーヤの心に炎を灯した.ルーイの挑発に答えたいという欲望、彼女を理解し、そして救いたいという奇妙な感情が胸に渦巻かしていたのだ。
私は、微笑みを深め、刑務官の耳元に近づき、囁く。
「貴女が私を救えるとでも思ってる?それとも、私が貴女を堕とすとでも思ってる?」
リーヤの心に巻きついたその声は、まるで逃れられない罠のようだった。リーヤはルーイに恋に落ちていることに気付き、もはや抗うことはできなかった。