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『大好きな君が』











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0:08   いつもなら何も思わないのに。


遅い。いくら会社の飲み会とはいえ遅すぎる。




「はぁ。まだか」




いつも日付変わる前にはとっくに帰ってくるのに、なんで今日はこんなに遅いん。




「寒いな。もう1回風呂入って来ようかな」




今日は例年よりも寒いらしい。ふわふわの寝巻きが手放せない時期になってきた。




「よし。ずっと座ってても何も出来ひんしちょっとでも作業進めるか。」




こうやって待ってても彼はまだ帰ってこないのだろう。ならば自分のことを応援してくれているリスナーのために少しでもいいものを作り上げよう。









2:00  気付けばもうこんな時間か。



「あ、、もう2時?」



まだ彼は帰ってきていない。



「なんでこんな遅いん、、、」


今までは彼がすぐに帰ってきてくれて傍にいてくれたからなのか、久しぶりにこんな感情になってしまった。



「遅いって、、何してんの。」

「はよ帰ってこいや、ばかまろ、、、」



気づかない間にわがままになってしまったらしい。彼のことは疑いたくは無いがここまで遅いと浮気を疑ってしまう。



「俺が男やからあかんのかな、」



彼が傍に居ないからなのかネガティブになってしまう。自分の悪いところがでてしまっている



「もういやや、」


涙が込み上げてくる。いつの間にか弱虫にもなってしまったようだ。



「もう寝よ、、やだ。」

2人の寝室に逃げるように行く。




「あ、、、」


朝急いで脱ぎ捨てたのだろう。彼のパーカーが落ちていた。



「まろの匂いがする。」

気づいたら彼のパーカーを拾って着ていた。



「ふふ、これなら少しは寂しくない。」


彼にハグされている気分に浸りながら布団に潜る。




今日はいつもより冷たい布団も、彼のパーカーのお陰で少し気にしない。



おやすみ。弱虫な俺。



彼には起きた時に問い詰めるとしよう。






『、、、、、、、、、ただいま。遅くなってごめんね。今日もちゃんと好きやで』


さっきまで待っていてくれたのだろう。

寒い中待たせてしまったことへの申し訳なさと彼シャツならぬ彼パーカーをして寝ている寝顔を見れて嬉しい気持ちで 朝に急いで脱ぎ捨てたパーカーを着て寝ている可愛い彼に1つキスを落とす。

“今日も愛してる”

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