『なんて……言っていたんだ?』
俺はアイツに作られた。
もしかしたら…少しだけなら意味がわかるかも知らない。
サンズは分からないが…俺は少しだけアイツに習ったことがある。
アイツの言葉を。
フ「えっと…上手く言えるか分からないけど…」
サ「大丈夫だ。落ち着いて言ってみろ」
フ「うん!」
フ「って言ってたよ」
サ「なんだ…その言葉…でもこれってアイツの言葉じゃ…」
『……』
何となく意味がわかった気がした。
アイツは…俺たちに託したんだ。
全て…計算通りだった。
アイツが死んでも不具合は起きない。
気づいてたんだ。
『気づいてたなら…無駄死にするんじゃねぇよ…』
いや。
違う。
死ぬしか無かったんだ。
アイツが死ぬこと、それがシナリオに入っていたから。
それに従うしかなかった。
『ククッ…馬鹿だよなぁ……俺たちに何も言わず、隠し事をし、1人で悩んでいたなんて…』
フ「え?」
サ「大丈夫か?」
『…フリスク。奴はそれを言ったあと、出ていったんだよな?』
フ「う、うん…たぶんそうだと思う…」
『そっか…その後どこに行ったかは分かるか?』
その言葉通りだったらきっとこの近くにいるはずだ。
俺たちに見えるのかは分からないが…。
もう一度会いたかった。
サ「まさか…会う気か?もうアイツは死んだんだぞ?」
死んでいる。
違う。
奴は死んでない。
『アイツは第2ステージに行っただけだ。』
昔、あいつが言ってた。
モンスターには2つのステージがあると。
1つは今のこの状態。
2つ目は…ソウルと体がなくても生きられる状態。
アイツはきっと第2ステージに行っただけのはず。
じゃなかったらもうこの世にはいない。
サ「第2ステージ…」
フ「えっと…そのモンスターの居る場所なんだけど…」
サ「わかるのか!?」
フ「な、何となく…多分だけど」
フリスクはそう言いながら震えながら俺を見る。
と言うより、俺の斜め後ろを見ているようだった。
『後ろ…?』
後ろを見るが誰もいない。
フ「…(。ŏ﹏ŏ)見えないの?」
サ「見えないと言うより…何も無いぞ?」
サンズの言う通り、後ろにはテーブルや椅子…観葉植物があるくらいだ。
それに受付のモンスター、隅っこにいるモンスター。
そのくらいだ。
フ「や、やっぱり見間違いかも…!(;´∀`)…ァハハハ…ハハ…ハ…」
サ「そうか…」
『……』
本当に見間違いなのか?
俺達のことを見ているのか?
なぁ…
コメント
12件
最近短編集とか書きすぎて書き方が変になってる…(´・ω・`)
絵文字の意味 ZIKKENHASIPPAINIOWATTA。 DAGA…keisandoori。 NOATATIGAMADANOKOTTEIRU。 WATASIHAZUTTOMIMAMOTTEIRU。 KIMITATINOKOTOWONE。 MINNAWOSUKUUNDA。 WATASINOKAWARINI…。