テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ハッピーエンドが多かったので先にかきます!
ではどうぞ!
⚠️ BL 太中
若干グロ 嘔吐表現有
中也side 長い
真っ白な天井。
目が覚めて最初に見えたものは、真っ白な天井だった。
よくよく感覚を研ぎ澄ましてみると、俺は簡易的なベッドに寝ているようだ。
此処は何処だ?
確認しようと、ふと、横を見た。
太 中也!!!!
中 あ…太、宰?
太宰がいる。何故?
俺は…死ねなかったのか。
と、云うことは…。
与 あァ、起きたのかい?
探偵社の女医…。此処は探偵社の治療室内か。
与 暫く此処に居な。
太 中也が出るときに私も出るよ。
与 わかった。
ああ、俺またひとに迷惑かけたンだ。はは、フラれた上に自殺未遂とか…馬鹿みてぇ。
ポロポロ
中 あ…。
泣きたくねぇのに、無様な姿見せたくねえのに、勝手に涙が溢れでる。
与 …。((出ていく
中 ご免なさい、ご免なさいッ。
中 また、迷惑かけた。太宰の迷惑になることばっかりして、ご免なさい。
太 中也…。((背中をさすろうと手を上げる
中 ひっ!((ビクッ
殴られるっ。俺が、バケモノで、迷惑かけたから…。
太 ピタッ(暴力を振るうと思われてる…、?)
太 ごめん、そんなつもりなくてっ!ただ…
中 も、出てくからッッ!
思わず走り出す。
何で冷たくしたのに急に優しくするンだよ…
ポロポロ
俺が止まったのは、暗くなってからだった。
中 此処まで来れば…。
与 どーも。
中 !…如何して此処に居る?お前探偵社の女医サンだろ?
与 乱歩さんが此処にいれば良いっていうから来てみたら、なかなかの仕事内容が待っているじゃいか?(説得しろってことだね、きッと)
与 ねェ、あんた如何いう経緯で自分が探偵社に居たのか知りたくないかい?
中 あ”…?まぁ、そうだな、予想は付かねぇが。
与 じゃあ話してやろうじゃあないか?
与 あんたが来たときにゃあホント吃驚したよ。
中也が目を覚ます1日前…
バンッッッ
太 与謝野さんいますか!!!!
乱 え、太宰?
乱 !?…あー、そーゆーことね。与謝野さん!急いできて!
与 ンー、騒がしいねェ?一体どうしt
太 中也が!!!!!
其処にはポートマフィアの幹部を背負った太宰がいた。 其れも、どちらが怪我しているのかわからないほど血に塗れて。
与 !今すぐ治療室に。
与 君死事勿!!!
与 一命はとりとめたよ。本当に、あと少しで…
太 良かった…。
与 ねェ、何であんなことになったんだい?仮にもポートマフィアの幹部、敵に追い込まれてあんなになるほど軟弱な奴じゃないだろ?
太 …、……………。実は…私が…
…………………
与 はぁ~~~~~~~?
乱 え、馬鹿?馬鹿なの?いや、えぇ…。
太 …。
乱 いや、太宰がそこまで馬鹿だとは思ってなかったよ。軽い助言しかしなかった僕のせいもある、のか…?
太 でも、私は素直に嫌だという自分の気持ちを伝えただけです。
乱与 ((そんなこと云うからでしょ、絶対))
与 あのねェ、いくら嫌でも云い方ってもんが…
乱 いや、鈍感すぎ。
与 …?
乱 素敵帽子君だけが片想いしてた~みたいにいってるけどさあ…、もう此処まで云って気づかないかな?
太 へ、?
太 いや、真逆私が中也のこと…。
乱 気づかないふりでしょ?死んでほしいだとかいってるけど死にそうになったら生きていて欲しいと云う。もの凄ー く矛盾しているよ。僕ほどではなくても他人より頭が良い太宰なら気づいていると思ったんだけど?
太 だって…。散々貶しておいて、今更好きだとか、恥ずかしくないですか?
与 そんなわけない。寧ろ嫌いなんて云われる方が何倍も傷つく。そうだろ?乱歩さん。
乱 うん、与謝野さんの云う通りだ。…本当に、素敵帽子君が起きたら話し合うと良いよ。僕にはこんな助言しかできないけどね。
太 わかり、ました。ちゃんと、向き合って見ます。
与 …というわけ。だからまぁ、太宰はあんたのことが物凄く好きなのさ。
中 え?いや、は?嘘だろ。だって、俺のこと嫌いッて…。
与 !そろそろ妾はお邪魔だね、失礼するよ。
中 …?
太 中也。
中 だ、ざ?何で、此処に…。
其処にいたのはなんだか少し寂しそうな顔をした太宰だった。
目を伏せて云う。
太 ご免なさい。今まで、すごく沢山中也に嫌な思いさせてきた。此処まで中也を追い込んでしまうまで自分のプライド守って…馬鹿だったと思ってる。
中 嘘だ。信じらんねェよ。此方は告白して非道い断られ方してンだ。そう簡単に信じらんねェ。
太 …そう。じゃあ、これなら信じてくれる?
ズルッ
それは男の水死体だった。
ズルッ…ズルッッ
太宰は俺の目の前迄それを引きずってくる。
左右違う方向であらぬ方を向いている目。
ぶらりと投げだされた腕。
絶対にほつれないよう強固に頭髪と脚の腱で縫い合わされた二本の足。
生気のない青ざめた顔色。
口に入った剥がされたであろう20枚の生爪。
ずっと放置されていたかのような鼻につく腐敗臭。
水の中に長時間いたであろうことが人目見てわかるほどに膨れ上がった全身。
中 なんだこれ、気持ちわりぃ…
中 うっ、オェェェェェッッッ
ビチャビチャ ゲホッゲホッ
太 どうしたの?大丈夫?
中 いや、だって、これ、死体じゃねぇか…。
太 そうだよ?ポートマフィアなんだから、死体なんて飽きるほど見ているでしょ?今更何云ってるのさ。
中 (こいつ、頭可笑しくなったのか?)それとこれとは訳が違う!俺は一般市民を殺したりなんてしねぇよ。しかも、殺すのは任務の時だけだ。
太 …?一般市民じゃないよ?これは、森さんが云っていた中也を狙った連続殺人犯。其れに、もし生き返っても感情がなくなるようにロボトミー手術もしておいたんだよ!
中 でも、お前ひとを殺したりなんかしなかっただろ?
太 うん。ひとを殺す主義じゃない私が殺人を犯して、このまま放って置けば中也が死んで私に有利になることを放っておかない。これ以上中也を思ったことってある?ないよね??
なんか。可笑しい。でも、これは俺のためにしたこと?なら、いいか。
中 なあ、太宰は俺のことどれくらい好きだ?
太 中也のこと考えないと可笑しくなるくらい、愛してる。
中 そうか。相思相愛だな。
太 っ!ってことは!
中 嗚呼、好きだぜ、太宰。
太 私も、愛してる!
あははっ。なんだ、本当に相思相愛じゃねぇか。
好きだ、愛してる。太宰♡
太 (嗚呼やっと手に入れた…。私だけのかわいい中也…♡)
此れでハッピーエンドの方は終了となります!
でも私的にこの終わり方あんまり気に入ってなくて、若しかしたら書き直すかもです…。
最後まで見てくれたかた本当にありがとうございました!!
バットエンドも近いうち(二週間以内には!)にかきます!
良かったらコメント、フォロー、♡お願いします!
太中集のリクエストも大歓迎ですので!
それではまた!
コメント
2件
好きだああぁぁぁぁぁ(( え、ゑ??最後の方は太宰さんも中也もどっちも共依存みたいになってて、不器用ながらも幸せそうな2人を文字だけで表してしまうなんて... 尊敬通り越して神です()