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私は柔らかな寝具へと身を沈めた。意識を手放そうとした、その刹那ーー日々の習慣が脳裏を掠める。
私「その前にゲームする。」
タコ「当たり前ッピー。」
ゲーム機を取り出す。電源すら入れてないはずのそれが、突如として異様な光を放つ。
視界が歪んだ。グラグラと。
私「うわ酔う酔う酔う。」
タコ「まだ飲んじゃ駄目ッピ!」
私「そっちじゃねーよ!」
次の瞬間、画面が渦巻き、現実を侵食するかのように膨張した。
逃れる暇もなくーー私はそれに呑み込まれた、
ーーーーー
私「ここはどぉこ?私はだぁれ?てへぺろ!」
いやほんとにどこ?
周囲を見渡すと、1枚の板が視界に入る。記述があった。
ーーーーーーーーーーーーー
ここはギャルゲ〜の世界。
貴方の名前は「薬寺院さあ金」、主人公。
ヒロインは6人。
タコ〜子、A子、B子、タダーノ、カズアー、ワーセ。
(私「ネーミングセンスどうかしてる。」)
(板「開発費が足りませんでした。」)
いずれかの結末に到達せねば、帰ることは不可能。
せいぜい頑張れ(笑)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
クソが。
誰だよこんな事やったやつ。
そして私の名前はさあ金らしい。ヒ〇キン似の名前だが、あの定番挨拶は却下。
ブンブンハローYouTube。
私は鏡を見た。
「イケメンになってる!」
「モテ修正ッピ。」
「現実にも実装しろ。」
隣には、相変わらず造形に問題を抱えたタコがいた。ブッサ(笑)。
私「…で、誰かを攻略しろと。」
タコ「恋愛ゲームだから当たり前ッピ。」
私「却下だ。」
やれやれだぜ。
…この台詞はパクリだぜ。
学園モノのゲームらしい。空から落ちてきた地図で、学校場所を確認する。ちなみに現在地も知らない。
ほほう、成程。へぇーふーん、あそう。うんうん、おけおけ。
まったく分からなかった。しかし私は諦めない。走りまくって学校を見つけ出す事にした。
遅刻するとやばい気がするので全速力で走る。新幹線級の速度でアクセル全開するように…走った。
曲がり角を通りかかった瞬間ーーー誰かと衝突。
ドォン!
フライパンを口に挟んだ美少女と衝突した。勢いよく衝突したので倒れた。
多分これから、選択肢きそう。
…選択肢出現を待機すると同時に、衝突した美少女を眺めた。結構痛かったのだろう、微動だにしない。這いつくばったままだ。
…動かない。動かない。動かない。
脈を計測。…おけ、ないな。無いです。うん。
…まあそういう事で。一件落着ですね。
だから選択肢も出現しなかったのか。
次の瞬間。ピコーン。
ウィンドウが現れ選択肢出現。
(選択肢)ーー
①自白
②自白
③自殺
ーーーーーー
ふざけてるのかな?
だが私は突如に閃いた。
私「選択肢にないなら作ればいい。」
私は書く。
④証拠を擦りつける。
ポチッと④を押した。
次の瞬間パトカー、救急車が出現。
そして通行人が警官に連行された。戸惑っていた。草生えるw
ちなみに、そのまま登校しました。
(学園内)ーー
次はA子、学級委員長設定の人が登場。
A子「さあ金さん!」
選択肢ーーーーーーーー
1「好きだ。」
2「付き合ってくれ。」
3「頼むよ。」
ーーーーーーーーーーー
私は選択肢を全部選ぶ。本当に攻略するつもりなのだ。
私「好きだ。」
A子「それと便座カバー。」
私「付き合ってくれ。」
A子「…それと便座カバー。」
私「頼むよ。」
A子「…それと便座カバー。」
会話が成立しない。あんたバカぁ?
私「どうしよう。」
タコ「それと便座カバー。」
私「お前にレインボー。」
もうダメだ、これ。
ーーーーー
次は、隣席のB子が文句を発言。でも美少女だから許す。
B子「お前、あの時の事忘れてないぞ。」
B子「ラブレターを盗み、コピーして、全国のトイレに詰まるまで入れた事。」
選択肢ーーーーーーー
1「えへっ」
2「えへっ」
3「えへっ」
ーーーーーーーーー
全部同じ。てか酷い目に遭うだろ、これ。
私「えへっ。(熱い男のスマイル)」
B子「…。」
B子がこちらを見て固まる。しかも顔面が赤い。
…もしや、可能性来たか?!これ!
B子「…あのさ、お願いがあるの。」
私「なんだ。(熱い男のスマイル)」
これはあれだ、「私と、付き合ってよね!」て発言する奴だ。
確定演出きたァ!
よっしゃあよっしゃあよっしゃあ!!
B子「いざとなると、恥ずかしいなぁ。(赤面)」
私「おう。(熱い男のスマイル)」
大丈夫だ!心の準備は出来てる!
ほら!ほら!ほらぁ!告白したまえ!
これで脱出だぁ!!!!!!!!!!
B子「…BLゲーム、購入して来て。」
…。
……。
………。
私「…へ?」
選択肢ーー
①購入
②購入
③購入
④世界を破壊
ーーーーーーーーー
私は④を押した。
視界がグラグラした。ヒロイン達の声が渦を巻くように聴こえた。
死んだ人「覚えてろ覚えてろ覚えてろ。」
A子「それと便座カバー。それと便座カバー。それと便座カバー」
B子「BLBLBLBL」
ーーーーーー
そして私は、現実世界へと帰還した。
私「……帰ってきた?」
見慣れた天井。自分の部屋。
私「勝った…!」
ピコン。
選択肢ーーーーーーー
①学校に行く
②サボる
③寝る
④世界を破壊する
ーーーーーーーーー
私「まだあんのかよ。」
タコ「現実編スタートッピ。」
私「」
私「④で。」
タコ「やめッピ!!」