この作品はいかがでしたか?
334
この作品はいかがでしたか?
334
コメント
42件
久しぶりだ〜! 相変わらず敵が強ぇ
──────いえもん視点──────
れいまりさんが吐血した。そして、そのまま体が見えないもので切り裂かれるかのように無数の切り傷が身体中を蝕む。
その代わりにガンマスさんが起き上がる。
ガンマスさんはさっきまでの怪我は全て完治されており、無言で刀を構え直す。
「…仲間を犠牲にして回復した気分は?」
男とも女のとも言えない無機質な声がその空間内に静かに響く。
しかし、神経を逆撫でするような奇妙な不快感が滲み出ている。
「…申し訳ないけど妥当な判断だと思うよ」
ガンマスさんは無言で刀を少し振る。
周りの静寂を切るように、チャキと短くしかし、存在感がある金属質な音が鳴る。
「お喋りは終わりにしよう」
純白の暗殺者は刀を俺たちに向ける。刀身が鏡のように俺達の顔が反射する。
独特な構えだ。多分自己流なのだろう。剣技にあまり詳しくないが、直感的にそう感じた。
こちら側も各々武器を構えだす。めめさんは鎌、ガンマスさんは刀、みぞれさんは氷柱を生成し終わった状態、レイラーさんは杖を構える。うぱさんは槍のようなものを創り出し、構え、ラテさんは炎の剣を作り出す。
お互いがお互いを睨み合ったような膠着が続く。
ポタッ
水滴が滴る音が試合の合図となった。同時に全員が動き出す。
ガンマスさんの大きく刀を振るう攻撃を避け、純白のローブから小型ナイフを取り出し、的確に俺の足を貫こうとする。が、間一髪でかわす。
「…♪」
暗殺者は楽しそうに刀を振るう。
めめさんはそれを鎌で受け止め、カウンターを決めようとする。が、見えない何かで暗殺者に刃が通らない。
「…!?」
その膠着した瞬間に足元を蹴られ、大きく転ぶ。入れ替わりに足元に火を宿したラテさんが入り、顔面を蹴りつけようとするが、これもあたらない。
「は…ッッッ!?」
ラテさんは驚きのあまり声を出すが、切れないということはそこから動いていないということ。暗殺者に逆に切られる
「う”“ぐッッ!!!?」
足を切られ、そのまま倒れる。再生が出来ていなく、ラテさんは目を見開く。
しかし、暗殺者は仕留めには来ない。仕留める余裕はあったはずなのに…
少し考え込むと、次の標的は俺に移ったことが分かる。なぜならば俺の方向へと一瞬で近ずいたからだ。
避けようとするが、何故か動けない。腕がピクリとも動かなく、俺の意思に反した事を体が行動している。
「君、人間でしょ?」
斬られると思ってた俺は、その呼びかけに驚く。さっきまでの無機質な声ではなく、暗殺者は優しい声を上げ、俺を守るかのような位置で刀を構える。
絶好のチャンスなのに体は動こうとしない。…いや、動けない。
「大丈夫♪守ってあげるから」
彼女が口元を笑顔に変える。
しかし、その笑顔とは裏腹に状況は最悪だ。全員が武器を手放し、膝を床につけて座っているという異様な光景だった。
「は…え?皆さん?」
俺は縋るようにみんなへと呼びかける。が、誰も返事をしてこない。
「そいつらは人外って言って、人間じゃないの。本当は暗殺対象なんだけど…」
暗殺者は淡々と俺に向かって説明してくれている。ただ、俺の耳には内容が大半が入ってこなかった。
「今日の目的はNo.73の回収だから。そして、君は保護対象。わかった?」
今まで優しく物事を語っていたのに、最後のわかった?の圧が凄まじく、言い返すことは許さないと言われているようだった。
が、さっきまで話していた内容とは裏腹に、俺の事をロープのようなもので俺を縛り付ける。
「な〜んて♪わかってますよ?あなた、人間殺してるでしょ?」
ローブの隙間から口元がのぞく。その口元は酷薄な笑みを浮かべている。
「まあまあ、今回は殺しに来ている訳では無いので、見逃しましょう。73貰っていきますね」
そう言って、暗殺者は、メテヲさんを軽々と姫抱きする。ナイフでロープを斬ろうと小型ナイフを取り出そうとするが、体が硬直している。
「舐めてるからそうなるんだよなあ”ぁ”!?」
ラテさんが不敵に笑うと背後からケロベロスが飛び出る。
しかし、暗殺者はものともせず、ケロベロスの噛みつきをかわす。
いや、ケロベロスが、突然何かにぶつかったかのように目をまわす。
「は…?」
「…あ”ぁ”ぁ!!!もうッッッ!!」
めめさんが突然呆れたような、叫び声に近いような声を上げる。
地面に置いておいた鎌が突然宙をまい、めめさんの周りを切り刻む。
めめさんは素早く立ち上がり、暗殺者の腕を斬り飛ばす。
周りに鮮やかな鮮血が飛び、俺の顔にも1部付着する。生あたたかく気色の悪い感触が肌に触れる。
…美しいと思った俺は感性がイカレてしまったのだろう。
暗殺者の腕は吸い寄せられるかのように暗殺者の元の場所に戻る。
「全く…困った村民もいたものですね!!」
めめさんは全体に斬撃を与える。俺のロープが斬れ、謎に膠着していた体が動けるようになる。
「はぁ…抵抗しなければ楽だったんですが…」
暗殺者は呆れたかのようにため息をつく。メテヲさんは丁寧に降ろされる。
ここで切ります!はい!め〜ちゃくちゃお久しぶりです!やっとテスト期間が終わりました!テストは…まあ、察してください。
これから毎日投稿再開していきます!まあ、夏休みはおばあちゃんの家に行く時は休むと思いますけど…詳しいことは後々報告していきます!それでは!おつはる!