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『 こ っ た ろ 視 点 』
今日も眠れなかった。
毎日毎日、薬に頼らなければ寝れない日々。
さすがに毎日薬を飲むわけにはいかないので、1週間で3日くらいは起きている。
病院には行ってないが、不眠症あたりだと自覚している。
スマホを触って時間を潰していると、泣き叫ぶ声が聞こえた。
弟のReluだろう。
ドアの開く音がした。
兄のCoe.が、れるちをあやしに行ったんだと思う。
兄弟には、不眠症のことを言っていない。
俺は次男だから、兄はこえくんだけ。
弟に頼るのも申し訳なくて、こえくんはれるちのお世話で忙しいから。
迷惑はかけられない。
夜のれるちのお世話は俺ができるから、こえくんが楽になるかもしれない。
でも、否定されるのが怖くて話せない。
兄弟すら信用できていない自分に腹が立つ。
目頭が熱い。
きっと俺は泣きたいのだろう。
でも泣くことすら面倒くさい。
なにをするにも面倒くさくて、動けない。
興味などないSNSをずっと見ているだけ。
紫「俺、ここにいるのかな」
自分が存在しているのかすらわからない。
ここにいる意味はあるのか、ということが頭をよぎる。
時計は今4時。
こえくんはきっと寝ている。
朝のご飯や大体の準備はこえくんがやってくれるので、俺はなにもすることがない。
手伝いなどはできるが、兄弟全体が最近気まずい。
俺が話しかけることなどできなくて、なにもできない。
紫「…ほんとに俺いらね~じゃんw(泣」
ただただ泣くだけ。
どうするのがいいんだろうな_。