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。キャラ崩壊強め
3.監獄
rn side
「強化指定選手に選ばれました………?」
ポストに入っていた封筒を開けて見れば、白い紙にはそう書かれていた。
サッカー関係の事だし、すぐに捨てようと思ったが、一部に目を引かれる。
『2年間ブルーロックで過ごしてもらいます。生活費などは必要といたしません。』
2年間、生活費タダで過ごせる。親と離れられるのだ。
サッカーはもうしたくなかったが、迷った末、結局行くことに決めた。
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メガネの男の話が終わり、1人の男が走り出し、その後に続いてぞろぞろと入っていく。
俺もその後に続いた。
幸いサッカーの才は生きており、一次選考をクリアするのは苦ではなかった。
ここでの生活にも満足している。
あたたかい飯が食えて、暴力も振られない。
ただ、脱落すれば家に戻らなければならないので、そこは気を付けなければ。
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isg side
世界一のストライカーになるためのブルーロックに来て暫く経った。
自分が0から1に変え、勝つ瞬間は、最高に気持ちが良い。
俺は、ここに来てから、確実に成長していた。
そう実感しながら、二次選考への廊下を進んだ。
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俺達はトップ3にも通用する…!!
一点決め、舞い上がっていた矢先。
「バシュッ!」
「————は、」
キックオフの笛が鳴った直後、ゴールを決められ、また笛が鳴る。
いや、そこから決めるとか、ヤバすぎんだろ………
………
その後、なんとか点を決めようと足掻いたが、
糸師凛がシュート体制に入り、負けを確信する。
負けるのは悔しいはずなのに、
そういう感情はそっちのけで、俺はただ、彼の美しい蹴りに見惚れていた。
「ピピーーーー!!」
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bcr side
試合終了の笛が鳴る。
負けた。一次選考で成長したのに。化学反応も起こせたのに。それでもまだ敵わない。
その上、俺が選ばれた。
悔しい。
ギリ、と唇を強く噛む。
顔を上げ、TOP3の方を見る。
2人は感情を露わにして喜んでいるのに、No.1の彼——糸師凛は、何の感情も見せず、ただ佇んでいた。
どこか遠くを見つめるその目に光は宿っておらず、暗く濁っていた。
もうどうでもいい。そんな、期待のない瞳。
…変なヤツ。
そう心の中で呟きながら、スタスタと先へ行く彼の後を追う。
いつもならどうでもいいのだが、どこか放って置けず、彼の笑うところが見てみたい、とさえ思ってしまう。
「凛ちゃん、これからよろしくね♪」
そんなにかなしい顔をしないでほしいな、なんて思うから、にゃは、と笑って明るく話しかける。
……まぁ、無視されたし、変わんなかったケド。
コメント
1件
みんなの視点で書いてくれるの嬉しい!!