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外は明るくなり始めていた
彼を安心させること
それが今さらながらできる彼への弔いだろう
そう思った私はいままで溜めて置いた彼からの手紙を手に持って
今までの感謝、散々心配かけた事への謝罪
そして
彼やこれからの自分に「おはよう」の気持ちを手に込めて
力を入れた
ビリッと破れた音と共に私はやっと前に進めた気がした
外も明るくなりスズメが鳴いている
そろそろ肌寒くなり人肌が恋しくなる
そんな日の早朝
私は1人笑いながら手紙を破り捨てた。