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ジルベクトが戻ってきたのは、ルクレシアが団員たちと鍛錬場で走り込みの基礎鍛錬をしていた時だった。
「白の聖騎士、ミハエル殿だ。全員、敬礼!」
(なんていう……威圧感かしら。筋肉も幾多もの修羅場をくぐり抜けたお父様並みかも。あんなに見事な筋肉なのに、まったく触りたくならないわ……)
全身が総毛立つ心地になりながら、ルクレシアも敬礼する。
団員を眺めるミハエルの顔がゆっくりとあたりを見渡し、その視線がルクレシアに止まる。ぞくりとした悪寒が彼女の身体を襲う。
(なに、この殺気にも似た覇気は。足が竦みそう)
隣にいるムスカなど今にも白目を剝いて卒倒しそうだ。
しかしすぐにミハエルの視線はルクレシアから外れ、近くで控えているヴァンに向けられた。色なしがこの場にいるのを咎めるのかと思った**************
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