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5月 27日 (土曜日)
今日は病院で仲良くなった、颯美 花乃葉(ハヤミ カノハ)ちゃんと話したんだ~!!
お互い、病気にかかってて、その話とか、家族の話とか!!いっぱい話したんだ~!!
花乃葉ちゃんめっちゃ面白くてさ~!!久しぶりに笑っちゃったよ。これが、ほんとの笑いだったらいいんだけど。
あ!!今日奏とまふゆがお見舞いに来てくれたんだ~!!ニーゴの環境とか、最近あった面白い話とかしたんだ!!
ボクもできるだけニーゴの活動に励んでるんだけど、やっぱり以前のようには沢山動けないね。
ここら辺で終わりにしよっ!!!また次ね~!!
瑞希より🎀
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今日も、手紙を書く。???宛に。
その時に、ボクは久しぶりに思った事があった。それは、
タヒにたいな、
ってね、前はニーゴといたりして、楽しかったから、あんまり思わないようにしてたんだけど、やっぱり1人だし、嫌な事考えちゃってたからなっちゃったね。病気だったら、静かにタヒねるのかな。誰にも気付かれずに。ボク独りでタヒねるのかな。
そんな事考えながら手紙を書くのは申し訳ないと思い、頭を横にぶる〃振ってまたペンを手に取った。
絢音「…今の瑞希さん、まるでハマナスのようね。」
その隣には、赤いオダマギが華麗に咲いていた。
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🎀「ん”んッ!!つっかれた!!」
ペンを机に置けば背伸びをする。こんなに集中したのは久しぶりだ。今何時か、と目覚まし時計に手を伸ばす。
時計の針は19時台を指していた。時間は過ぎるの早いな~なんて思いつつ、ニーゴの活動のため、準備を進めた。
コンコンコン
🎀「ん?こんな時間に…誰だ…?」
お母さん達が忘れ物を取りに来たのかも…そんな事ないと心のどっかで思いつつもゆっくりと扉開けたら…
優希「瑞希ッ…!!」
🎀「お姉ちゃん?!」
息切れをしたお姉ちゃんが立っていた。ビックリシタヨホント…
🎀「な、なんでお姉ちゃんが…ッ?!海外に居るはずじゃなかったの?!」
優希「瑞希が…病気にかかったって聞いたから、すぐ、駆けつけたのッ、」
🎀「あ…ッ、ってそういえばお店の方は?!」
優希「大丈夫。本当は今日、瑞希にサプライズで日本の方へ帰ってたのよ。そしたら、癌になってるって聞いて…走ってきたの、」
🎀「ッ………そっ、か。ありがとう、お姉ちゃん。」
優希「取り敢えず、瑞希が元気そうでよかった、」
そう言い、お互いの顔を見て笑い合う。こんな時間が、何時までも続けばいいのに。そう思ってしまった。でも何時かは消えなきゃいけない。そう想うと心の奥にしまってあった気持ちが、溢れてしまいそうだった。
🎀(この気持ちだけは…知られたくない…)
どうしても、絵名にも、お姉ちゃんにも、言えないこと。いつか、はなせたらいいな。
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??「ゆう…き……?」
そう呟いた声は静かに消えていった。
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