※出水公平の夢小説
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢主 『』→出水公平〔〕→その他のキャラ
〈〉→モブ ()→小さな声で呟く
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〜数日後の訓練室〜episode17の出水side
『今日太刀川さん来るって言ってたけど、そろそろ来るかな?』
「はい!ちゃんと練習の成果見せたいです!」
『お、意気込み十分だね〜笑』
やっぱり、夢ちゃんは俺より太刀川さんの方が嬉しそう。はしゃいでる夢ちゃんを見て心チクッと針が刺さったような感覚がした。
「アステロイド!」
『お、いい弾道だ!ちゃんと狙えてるじゃん!』
本当に上手くなった。ずっと訓練頑張って来たんだなと思うと思わず笑顔が零れる。
〔お〜、ほんとに上達してんじゃん!〕
『...あ、来た』
太刀川さんが来てくれるのありがたいことなのに、少し嫌だった。
〔出水がちゃんと教えられてるとは思わなかったわ〜笑〕
『うるさいっすよ太刀川さん笑』
〔夢ちゃんやっほ〜笑〕
「こんにちは太刀川さん!」
〔ーーーーーー。ーーw〕
「ーーーーー。ーーw」
夢ちゃんと太刀川さんが楽しそうに喋ってる。心に何度も針が刺さってような感覚になる。
『...(そんな嬉しそうな顔、俺の時もしろよ)』
「え? なんか言いました?」
〔お、出水〜!俺と夢ちゃんが仲良くなって嫉妬
してるのか〜?笑〕
『はぁ!?違いますって!』
そう言われて動揺が隠せなかった。段々と胸の鼓動が早くなって顔も熱くなる。
〔図星〜!顔赤いぞ〜!笑〕
『やめてください!笑』
「先輩って、太刀川さんと話すといつもテンポいいですね!」
『...まぁ、慣れてるだけだよ笑』
〔夢ちゃん、出水の射撃フォームさもうちょっとこうした方がいいんじゃない?〕
太刀川さんはそう言って、私の手を取った。
「なるほど、こうですか?」
〔そうそう、センスあるじゃん笑〕
『...』
太刀川さんが夢ちゃんの手を握ってた。心が痛い。早く太刀川さん”帰ってくれないかな”なんて思ってしまった自分が嫌になる。
〔なぁ出水、夢ちゃんこのままいけば十分B級に上がれそうだな〕
『...え、あぁ、まぁ、そうっすね。』
訓練が終わって、太刀川さんは帰っていった。
「太刀川さん、すごく優しかったですね!」
『...そうだな。』
「それに、太刀川さんやっぱかっこよかったです!大人!って感じで!笑」
「...先輩、もしかして疲れました?」
『んー...まぁ、ちょっとだけな笑』
『ま、いいや。夢ちゃん、今日の動きすげぇ良かったよ。ほんと、びっくりした。』
「ありがとうございます!」
『...でも、俺のことももう少し褒めてよ笑』
「えっ?笑 じゃあ」
私は少し照れながら言った。
「先輩が教えてくれたおかげです。ほんとに、ありがとうございます。」
『...あー、ずるいな、それ。』
「え?」
『なんでもない笑』
顔を赤くしながら俺のことを褒めてくれる夢ちゃんが凄く可愛いと思った。
訓練室の窓から差し込む夕陽が、夢ちゃんの横顔を淡く照らしていた。
その表情は、気恥しそうに笑顔を浮かべていた。