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地雷様 純粋様
🔙
𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭
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季節は巡り、俺たちは高校2年生になった。
クラス替えの朝、掲示板の前は相変わらずの人だ かりだったが、俺には確認するまでもなかった。
この学校の悪名高き「3年間クラス・座席固定」 のルールの通り、俺は1年A組からそのまま2年A 組へとスライドし、座席も窓際の後ろから二番 目。
そして右隣には、あのatがいた。
Mz 「よ、at。2年もよろしくな」
始業式の前、席についた俺が少し緊張しながら声 をかけると、atは机に頬杖をついたまま、こ ちらを向いてふっと綺麗に笑った。
At「ん、よろしく、mz。今年も俺の隣で特等席 だな」
Mz「な、何が特等席だよ.ᐟ」
At「あはは、怒るなって」
普通の奴よりは確かにクールだし、他のクラスメ イトにはどこか一線を引いている。
だけど、俺に だけは見せるこのちょっと意地悪で明るい笑顔 に、俺の心臓は高校2年目も最初から狂わされっ ぱなしだった。
5月の終わり、新緑が眩しい季節。5限目の数学の 授業で、ペアワークの時間が訪れる。
At「……ここ、符号が逆。mz、また同じミスし てるぞ」
atはシャーペンの先で俺のノートを小突きな
がら、呆れたように笑う。
Mz「あ、ほんとだ……。サンキュ、at」
At「別に。3年間隣なんだから、あんまり足を引っ 張るなよ.ᐣ ……まぁ、お前がバカな方が、教えて て面白いからいいけど」
からかうような低い声。その距離、わずか数十セ ンチ。
彼のシトラスの香りが鼻腔をくすぐるだけ で、俺の脳内はまたしても勝手に暴走を始める。
(……もし、atが実は独占欲の塊で、俺が他
の男子と話してるのを見て嫉妬してたら.ᐣ 放課後 の誰もいない教室で、俺を机に押し付けて…… 『お前、あいつと仲良くすんなって言っただろ』 って、ちょっと意地悪に俺を睨みつけて、そのま ま強引に…….ᐟ)
俺がノートを握りしめたまま、耳まで真っ赤にし て俯いていると、atの視線がじっと俺に注が れた。
彼は机に肘をついて、楽しそうに目を細めてい
る。
At「まぜ太」
Mz「ひゃいっ.ᐟ.ᐣ」
At「お前、今度は何を考えてそんなに赤くなってる の。……ほんと、お前って退屈しないわ」
atはそれ以上追及せず、また教科書に目を落
とした。
その余裕のある態度が、逆に俺の心臓を 激しく揺さぶる。
彼は気づいているのだろうか。
俺が自分の隣で、毎日どんな破廉恥な妄想を繰り 広げているのかを。
そして6月、学校最大の熱狂イベントである「春 季体育祭」が幕を開けた。
クラス対抗の体育祭で、俺はクラス対抗リレーの アンカーに選ばれた。
そしてatは、その抜群 の運動神経を買われ、リレーの第三走者、つまり 俺へのバトンパスを担当することになった。
当日のグラウンドは、砂埃と大歓声に包まれてい た。
黒いハチマキを頭に巻いたatは、立っている
だけで少女漫画の主人公のようで、他クラスの女 子からも悲鳴のような声援が上がっている。
だけ ど、彼はそんな歓声をさらっと受け流し、俺の横 へと歩いてきた。
At「mz」
出走直前、atが俺の肩をポンと叩いた。
At「必ず一番でバトンを繋ぐから。お前は俺だけ見 て走れよ」
Mz「at……。おう、任せろ.ᐟ」
いつになく真剣で、だけど俺を安心させるような 明るい笑顔に、俺の胸は熱くなった。
レースが始まった。第一、第二走者が激しいデ ドヒートを繰り広げ、バトンは第三走者のat へと渡る。
atの走りは圧巻だった。長い足を 驚異的なスピードで動かし、一瞬で二人の走者を 抜き去ってトップに躍り出る。
At「mz.ᐟ.ᐟ」
atの鋭い声が響く。俺は走り出しながら、右
手を後ろに伸ばした。
パン、と乾いた音がして、atの手から俺の手
へと、確かにバトンが渡された。その瞬間、at の指先が俺の肌に触れ、彼の体温がまるで電流
のように駆け抜けた。
(……やばい、バトンパスの瞬間、atが俺の
手をぎゅっと握りしめて『愛してる、逃げるな
823
#ほんにんさまかんけいない
七瀬だよー
145
2,761
1,905
よ』って囁く妄想が――って、今は走らなき
ゃ.ᐟ.ᐟ)
妄想を必死で振り払い、俺は無我夢中でトラック を駆け抜けた。
そのままトップでゴールテープを 切り、2年A組は優勝を果たした。
歓喜に沸くクラスメイトたちが俺に駆け寄る中、at が汗を拭いながら歩み寄ってきた。
At「ナイス、mz。さすが俺の相棒」
atはそう言って、クシャッと俺の頭を撫でて
笑った。
その太陽みたいな眩しい笑顔のせいで、 俺の耳には自分の心臓の音しか聞こえなくなって いた。
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やーばい.ᐟもうね、北極.ᐟ北極出てきそう。わほー 🐻❄️
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
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コメント
1件
第5話、読み終えたよ〜!🤍 もうね、mzの妄想が可愛すぎてヤバい(笑)「愛してる、逃げるなよ」ってバトンパスの時に脳内再生するとか完全に重症じゃん🥀 でもatの「俺だけ見て走れよ」は正真正銘ズルい言葉だと思う。体育祭の熱量と2人の距離感が凄く伝わってきて、胸がギュッてなった。 2年目もこの隣の席、ずっと続いてくれ〜って願わずにはいられないよ🫶