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ああああ!!😭 頼むからこれが夢じゃないといいなぁ…
17日目
もう、演技は捨てたから…、
今日は、まふゆに謝ってこようと思う
許さなくてもいいから、謝りたい……、
……本当は、私なんか皆の前に現れる資格すら無いんだけどね、、
…あ、そろそろ行ってくるね
奏
コンコン、と軽くノックをする。
少し深呼吸をして、扉を開ける。
ベッドの上に座って本を読んでいるまふゆは少し驚いたような表情をしていた。
『…えっと、話がしたくて……』
「……良いよ、座って」
『ありがとう、』
扉を閉め、ベッドの近くの椅子に腰掛ける。
『……その、、』
『ッ…ごめんなさい、!!』
頭を下げる。
「……大丈夫だから、…頭上げて」
まふゆの声にハッとし頭を上げる。
『ッ……私、酷い事した…』
『……まふゆにも、ニーゴの皆にも…、』
話しているうちに涙が溢れて止まらなくなる
「……確かに、私も瑞希も奏に突き落とされた。…もしかしたら、死んでたかもしれない」
『……』
「…でも、こうして謝ってくれたのなら…
良いかな、って……」
『え…ッ、?』
「……奏なら、怒らないし…それに、私は死んでも大丈夫だったし。」
「だから、そんなに謝らないでいいよ」
『……!』
まふゆが優しく慰める。
『ッ…皆、優しすぎるよ……』
『こんな私を、許しちゃうなんてさ…』
「……そうかもね」
まふゆはベッドから下りて、私にハンカチを渡してくれる。
『ッ、ありがと……』
「……私も、ごめんなさい…」
『え…、?何で……』
「…日記、書いてたから……」
そう言われても私は驚かなかった。
『……うん、知ってるよ』
「え、」
『私がまふゆの家の前に日記を置いたの…見ちゃったから、、』
「奏だったの……?」
『うん、そう…ごめんね……勝手に見ちゃって』
「……ううん、大丈夫」
『…もう少し、此処に居ても良い、?』
「…うん、良いよ」
『……ふふっ、ありがとう…まふゆ』
窓から差し込む夕日が優しく私達を包み込む。
……また、頑張ろうって思えたんだ