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※苦手な方はそっとページをお閉じください。
※♡喘ぎ
※あうん系
※濁点喘
※汚喘
※三角関係
※設定無視
※梵天
※ほんとになんでも許せる方はのみ
蘭竜春
イヤホン片手にスマホを握る。ギシギシと鳴る椅子を気にせず黙々とスマホを見つめる。俺の部屋と兄ちゃんの部屋は隣同士だから、毎日のように雑音が俺の耳に入ってくる。ギシギシと歪むベットの音。そして、兄ちゃんでは無い声。聞く限り性行為してるんだろな。その喘ぎ声を毎晩のように聞かされてる俺は我慢できなかったせいなのか、「チッ」と舌打ちをしてしまった。
「隣で性行為すんなよ、、こっちが迷惑だつーの」
兄ちゃんってわかんねぇのかな?隣が弟の部屋。馬鹿みたいに毎日人連れ込んで、自分は楽しいと思うが、こっちが迷惑。スるならホテル行ってこいよ。なんで態々(わざわざ)。
『はぁっッ、、』とため息をついた俺は、ベットに横たわって天井を見つめた。腹がたった俺は、今まで溜まっていたストレスを思いっきり壁に「ドンッ!」と拳をぶつけた。
「あれっ…なんでっ…….」
気がつくと目から大量の涙が出てきていた。溜まっていたストレスを発散できたからか?いや、まさか兄ちゃんに嫉妬?なんで俺が兄ちゃんに嫉妬しなきゃ行けねえんだよ。
しばらくたって泣き止んだ俺は、自分の部屋を出てき、キッチンへ向かった。カチカチと鳴る時計と俺の足音が部屋に響く。
「なんで俺がこんな思いしねぇといけねぇんだよ」
グチグチと言ってる間にキッチンへついた。気分転換にすることがないか冷蔵庫を開けた。___その途端。「竜胆?」と優しげな声で俺の名前を呼んでもらえた気がした。ビックリした俺は冷蔵庫を閉め、当たりを見渡した。そこには___兄ちゃんの姿があった。
「兄ちゃん…….なんでここに」
ついさっきまでセックスしてたって言うのに、なんで兄ちゃんがここにいるんだ?
「あーw」ととぼけた顔をしながら床を見つめる。
「まぁ…….座れ」と言う。指示にしたがって座る。
この静けさに緊張してるのか、心臓が鳴り止まない。「ドクドク」と。勇気を振り絞って兄ちゃんに一言を言う。
「ねぇ兄ちゃん。毎日のように連れ込んでる人…….って誰なの?」
「あーあいつか?でも知ってなんの意味あんの?」
「___ッ、、」
足を組み、俺の顔を見つめる兄ちゃんに、俺は焦って言葉が出ない。
「あいつは三途。」
「…….三途?」
三途…….聞き覚えがあるような。ないような。俺の記憶を辿ってみると…….兄ちゃんから見せられた写真に載っていた奴だな。ピンク頭の口に傷がある___
「三途春千夜…….ピンク頭の口に傷がある奴」
三途…….春千夜…か。
「ねぇ兄ちゃん、三途って奴家に連れ込んで…….何してるの?」
思わず言わなくていいことを兄ちゃんに言ってしまった。焦って頭から大量の汗が出てくる。兄ちゃんの前で、足に手を添えてちょこんと座ってる俺が恥ずかしい。
「まぁただの遊び。」
遊び?あれが?部屋ん中でいちゃのらさっさしてんじゃなかったの?言いたいことがありすぎて、頭の中がパニックになる。遊びで喘ぎ声聞こえるか?
「んまぁ、要するにセックスしてるだけの遊び人」
兄ちゃんのことだから「そうだろうな」と思った。
「ねぇ、、俺より三途の方が大事?」
「そんなん竜胆に決まってんじゃん…….たった1人の弟だぞ?」
たった1人の弟…….か。と心の中で同じ事を言い繰り返してる。___と『ガチャッ』と扉が開く音がした。
「んー!三途♡♡」
は?三途!?待て待て、落ち着け俺。「ふぅッ」と1回深呼吸をした。
顔を上げ___三途の姿を見た。
「誰こいつ…….」(めっちゃ可愛いじゃん♡♡)
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