和泉Side
和泉「月歌は….茅森月歌は….喰種でした….」
ユキがそう言った瞬間その場にいた全員が驚愕した
逢川「和泉それほんまかいな!」
和泉「あぁ….本当さ….」
そしてユキは昨日あった出来事を全て話した
手塚「なるほど、今回の失踪の原因にあるかもしれないっと….」
和泉「はい….」
手塚「茅森さんが喰種だったなんて…」
手塚司令は月歌が喰種だったことに思ませているとある違和感があった、だがその違和感の原因がわからなかった、するとそこに
アイリーン「あのちょっといいですか?」
31Xの隊員アイリーン・レドメインが手を挙げて質問してきた
手塚「アイリーンさん何か?」
アイリーン「実は違和感があるんです」
マリア「何だ?早く言え殺すぞ」
アイリーン「茅森は喰種なんですよね?」
マリア「さっき和泉が言っていただろう」
アイリーン「ならなぜここに居る全員が死んでいないのですか?」
アイリーンが言った言葉に全員がハッと、そう茅森月歌が喰種ならこの場にいる全員を殺すことができる
アイリーン「それに茅森が今日喰種と知ったのなら」
アイリーン「我々は喰種と共に過ごしていたことになるんです」
アイリーンが言っていることは明確だった
白河「確かに月歌が喰種ならいつでも私たちのことを殺すことが出来る」
山脇「でも殺さなかった」
アイリーン「いえ、殺さなかったではない….」
山脇「えっ?」
アイリーン「殺したくなかった….」
アイリーン「そう決断できます」
アイリーンが言った言葉にユキは思い出す
和泉「そうだ…あいつはハッチャケた性格だ….」
和泉「だがああ見えて仲間思いで共に支え合う存在だった….」
ユキの言葉を耳にしたアイリーンはついに真相が解明した
アイリーン「和泉の言葉を聞いて真相が出ました」
手塚「それは本当ですか?」
アイリーン「はい、おそらく茅森は仲間を傷つけたくないまたは殺したくないから失踪した」
アイリーン「これが答えです」
七瀬「では紙に書かれた内容は?」
アイリーン「おそらく自分が喰種だから皆と一緒に居ることはできないと言うことでしょう 」
アイリーンの推理で茅森月歌の失踪の原因が分かった手塚司令は次の行動を出した
手塚「茅森さんが失踪した原因が分かった今やるべきことは一つ….」
手塚司令は次にこう告げた
手塚「これより[茅森月歌捜索任務]を行います」
手塚「たとえ茅森さんが喰種であろうと我々の仲間であります」
白河「ですが手塚司令、捜索範囲はどれくらいで?」
手塚「捜索範囲は限られています」
手塚「なんせキャンサーが這い回っているなかを歩き回ることは不可能」
手塚「なんせ手帳の持ってない限り」
手塚「なのであり得るとするなら避難所ここ以外しかあり得ません」
手塚「各エリアにある避難所を捜索してください、またただ探すだけでなく避難民にも聞き込みをし情報収集を的確に行ってください」
手塚「質問はありますか?」
「ありません(ないです)」
手塚「では任務を開始せよ」
「了解!」
こうして茅森月歌捜索任務は始まった、47人体制で行われた、だが聞き込みやら情報収集などを徹底的にやっても茅森月歌は見つからなかった
そして月日が流れ….
2ヶ月後
東京
茅森Side
東京の避難所に一人の少女が歩いていた、そうセラフ部隊を辞退し基地から去っていた人物茅森月歌だった
茅森「ここに来てもう2ヶ月か….」
パーカーに短パンを身に纏い、顔を隠すようにフードを被っていた
茅森「ユッキーたちは今頃何をしてるんだろうなぁ….」
月歌は知らなかった、自分が捜索されていることを、そしてセラフ部隊との遭遇するまで迫っていること
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