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閉ざした気持ちに鍵を見つけて





ちゅうい


彰人がOD(オーバードーズ)してます。


冬弥の口が少し悪いかも…?





スタート!


























俺はODをしている。


突然すぎるよな。


あー、なんて言えばいいかな…



高1で軽く初めて20歳になった今も続けている。


今は冬弥と同棲している。


バレるのも時間の問題ということ。


高校の時はほんと一ヶ月に一回とか2ヶ月に1回とかの程度だったけどここまで進んでしまっては1回じゃ収まらない。


一週間に一回の程度になってしまった今。


もう辞めないといけない。分かっている。そろそろ…


金だってかかる。


俺の貯金はほぼ薬に回しているから欲しいもんなんてろくな買えない。


もうそろそろ言わないといけない。


言えば俺だって抑えることができる。


そう考えたから。


言おう。そろそろ言わないと。


決心はした。


あとは冬弥がなんて言うかだ。


よく漫画などで見る。


「話してくれてありがとう」


「偉いね」


「今まで良く頑張った」


冬弥は本当にこんな言葉をかけてくれるだろうか。


万が一キレられたら


「ふざけるな」


「薬物に手を出すなんて」


「相棒として情けない」


なんて言われたらなんて言ったらいい?


大丈夫。きっと冬弥なら。




大丈夫…だよな 笑



























🥞「冬弥…」


☕「どうした?」


🥞「あのな、その、…」


☕「歌の事か?」


🥞「あ、いや違って、」


☕「…?」


🥞「あ、あの、冬弥は」



🥞「…ODって知ってるか?」


☕「…オーバードーズの事か?薬を乱用に扱う…」


🥞「あ、そう。それ。」


☕「それがどうした?」


🥞「あの、俺…ODしてて、そろそろ冬弥に言わねぇとって、…」


☕「は?」


🥞「ぇ?」


☕「彰人が…OD…?ふざけるな、薬をなんだと思って使っているんだ。」


🥞「ぁ…なんでっ…」


☕「薬は体調が悪い時に使う物だ。そんな事に使うものじゃない!今すぐやめろ!」


🥞「…なんで、…褒めてくれないのっ…」


☕「褒める…?ODの何を褒めればいいんだ。」


🥞「だってみんなっ…」


🥞「みんな…」


🥞「話してくれてありがとうって…俺も話したのにっ…」


☕「話してくれてありがとう?あぁ、確かにな。お前がそんな薬に頼るようなやつだと思わなかった…」


🥞「っ…なんでっなんでっ…俺も…」


☕「なにが「なんで。」だ。いつお前を褒めると言った?」


🥞「そうか…俺は…」






🥞「誰にも必要とされてないただのゴミだもんね 笑(泣」





🥞「…じゃあな。」































@しのあき



11/15  19:56


認めて貰えなかった。




@しのあき への返事


@ryxyhdyfivyftg さん 20:04


大丈夫!俺がいるから!



@しのあき からの返事



ありがと。やっぱ俺にはネットしか信じれねぇ。























はー、ネット…最高…


俺の事認めてくれた…


冬弥にも…褒められたかったな


これが承認要求ってやつ?


はぁ、もうめんどくさ、





























☕「(少し…言いすぎたかもしれない…、)」


どうすればいいだろうか…




ぴんぽーん…ぴんぽーん…



☕「あ、はーい!」












ガチャ…


☕「どちら様で…」


🎈🌟「冬弥!/青柳くん。」


🎈「突然申し訳ないねぇ…」


☕「あ、司先輩に神代先輩…」


🌟「最近お前に顔を合わせてないから久しぶりに会おうと思ってな!今時間とか大丈夫か?」


☕「時間は全然大丈夫です。でも彰人は…」


🎈「東雲くんはどこに?」


☕「あの…部屋にこもってしまって…」


🌟「なんだと?!喧嘩か?!」


☕「あ、とりあえず家入ってください。外では喋りずらいですし…」


🎈「そうだねぇ。お邪魔します。」


🌟「お邪魔します!」



























🎈「そして。東雲と何かあったのかい?」


☕「…なんとお伝えしたらいいか…その…長くなるのですが…」


☕「彰人がODを今までしていたらしくそれを俺に言ったんです。そんなこと俺初めて知ったからつい怒鳴ってしまって…。」


☕「彰人は「話してくれてありがとう」とか「今まで頑張ったね」だとかそういう言葉をかけて欲しかったんだと思います。なのに俺は…何も知らないくせに怒鳴って…」


☕「それで部屋にこもってしまったんです…。」


🌟「なるほどな…。彰人は認められたかった。ということか?」


🎈「その可能性もあるね。最近の10代は承認要求が強いと聞くし…」


☕「そうなんですか…ほんとに俺は学習不足で…」


🌟「冬弥!落ち込んでいる場合ではない!今すぐ彰人の部屋に行って謝って褒めるべきだ!」


🎈「僕もそっちを進めるよ。もしこのままの関係が続いた場合彰人くんは精神的に負担にしかならないし認めて貰えなかったという負担でうつ病など精神的な病気にかかる事が多い。」


☕「…!ありがとうございます…。今すぐ彰人に謝ってきます!」


🎈「じゃあ僕は帰るね。」


🌟「俺も帰るな!」


☕「はいっ!ありがとうございました!お気をつけて!」



























☕「(よし…謝りに行こう。ちゃんと褒めないと…!)」



















コンコン…


☕「彰人…中入っていいか?」


🥞「…すきにすれば」


☕「じゃあ入るな。」






☕「彰人…少しだけ聞いてくれ。」


☕「さっきは彰人のこと何も知らないのに勝手に怒鳴ってしまってすまなかった。ほんとに悪く思っている。」


☕「改めて思ったんだ。」


☕「彰人…。話してくれてありがとう。そして今日までよく頑張った。」


🥞「っ…、!」


☕「彰人が薬に手を出したということはそこまで辛かったんだろ?気づけなくてすまなかった。もっと彰人を気にかけるべきだった。」


🥞「俺の事嫌いなんじゃないの、?」


☕「嫌いなわけない。大好きだ。1人で耐えてきた彰人は偉い。ちゃんと俺に言って頼ってくれたこと嬉しかった。これからも頼って欲しい。」


🥞「何言っても…怒らない?」


☕「怒らないに決まってる。」


🥞「…(心が満たされてく…)」



ぎゅ…



🥞「(もっと心を埋めて欲しいっ)」


☕「彰人?」


🥞「もっと欲しいっ…」


☕「…(褒めて欲しいということか?)」


☕「彰人は偉いな。生きてて偉い。生きててくれてありがとう。俺と相棒のになってくれてありがとう。」


🥞「~~~~~っ♡」


🥞「も、いい。ありがと。めっちゃ…いっぱいになった…」


☕「これからODする時は俺に言ってからしてな?」


🥞「…わかった。」










大切なのはネットだけど1番にわかってくれるのは冬弥だけだからこれからも一緒にいてね。







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なんかもう、泣きながら見てた。゚(゚´ω`゚)゚。

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