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宇空#🎹,🐈⬛
新連載
赤色のリストバンド
はじめます!
もう一個のお話の方が行き詰まってしまった
ので息抜きみたいな感じです!笑
初めてノベルで書くので
めっちゃ下手かもしれないですけど
暖かく見守ってくれると嬉しいです!
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若井side
俺には昔から不思議に思っていることがあった
フェーズ2が始まってからずっとずっと。
それは
元貴が左手首にいつもつけている
赤色のリストバンド
元貴は何があってもこれを外さない。
フェーズ2の中で元貴がこれを外しているのを見た事がない程に。
少なくとも人の前では
肌身離さずいつもつけている。
ライブのときだって
衣装にうまいこと紛れ込ませて。
まあ、あまり気にしていなかった。
本人がつけたくてつけてるんだし、
別に何か困ることがあるわけでもないから。
でもこの前、さすがにおかしいんじゃないのか
そう感じさせることが起こったのだ。
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その日はとあるライブの打ち合わせだった。
ライブのテーマは 「境」
全ての分かれ目といったものを表現しよう
ということだ。
みんなとてもこだわっていて、
自分が表現したいものについて意見を
ぶつかり合わせていた。
俺も涼ちゃんも元貴も真剣に意見を出し
話し合いを進める。
(やっぱり元貴はすごいな)
こういうときはいつも思う。
物事を俯瞰して見ていて、
自分の軸がはっきりしていて
みんなを動かす力を持っている。
話し合いはどんどん白熱していった。
話し合いが始まって2、3時間たった頃。
いい時間になってきたので
一旦休憩ということになった。
「若井〜、ここなんだけどさ」
元貴が新曲のデモを持ってやって来た
「ちょっと雰囲気変えたくて」
「じゃあこのコードをーーーー」
そこからは新曲についての話題で
持ち切りになった。
「もーとき!若井!何してるの?」
しばらくして涼ちゃんが話しかけてくる。
「あっ!新曲?それだったら
僕も気になってることが………」
そうしているうちに、休憩が終わった。
午後からは衣装についての話になった。
テーマの「境」を衣装ではっきりと表現したい
それが元貴の意見だった。
俺も涼ちゃんも賛成して、
みんなでどんな衣装がいいか考える。
これがなかなか出てこないのだった。
「うーん…境……分け目……白、黒……」
3人揃って首を捻っていた。
「あっ!」
突然涼ちゃんが声を上げた。
「白と黒だ!
ライブの装飾全部白黒にするのは?!」
ライブに関するもの全てを白と黒で統一する
というものだった。
これならしっかりと「境」表現できる。
「めっちゃいいじゃん!」
俺はすぐに賛成した。
どうかな?という気持ちを込めて元貴を見ると
ぼんやりと自分の左手を見つめていた。
「……元貴?大丈夫?」
俺は思わず声をかけた。
「あっ…ごめん、何でもない」
元貴が取り繕うように慌てて首を振る。
「あの……そういう衣装を作る場合って
半袖になりますよね… 」
1泊遅れて元貴がスッタフさんに
問いを投げつける。
「そうですね、真夏での開催になりますので」
なんでそんなこと聞くんだろうか。
俺は不思議に思いながら元貴に目をやる。
「え………」
吐息のような声が
自分の喉から漏れるのがわかった。
元貴は首がもげてしまうんじゃないか
というほど俯いていた。
その目には大きな苦悩の色が浮かんでいて、
唇は固く結ばれ、一点をぼんやりと見つめる。
その視線の先にあるのは左手首が定位置の
赤色のリストバンド____
コメント
1件
第1話、読みました!赤いリストバンドに込められた意味がまだ見えてこないのに、元貴くんのあの苦悩の表情ですごく気になる…。若井くんの視点で「ずっと不思議に思ってた」と語られることで、読者も自然とその謎に引き込まれますね。衣装が半袖になるって話になった瞬間の元貴くんの反応が本当に印象的で、「何か隠してる」って伝わってくる描写が巧いです。設定の伏線の置き方が自然で、これからが楽しみです!新連載、応援してますね。