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おととい、まさよしくんと、かわらの土をほってあそんでいたら、黒い人ぎょうが出てきました。人きょうは、とけたさるみたいな顔で、りょううでをふり上げていて、小さいねこくらいの大きさでした。
「大分、こいつであそほうぜ」
「うん」
ぼくは答えました。
なわとびでしばって、たかい草むらの中に立たせて、とおくから石をなげて、当てまくりました。それがおわると、川にながしてあそびました。さいごはしずんで、見えなくなったので、ぼくたちは帰りました。
夜になって、おきゃくさんがきました。知らない男の人でした。げんかんにお父さんとお母さんが二人とも行って、立ったまま、ずっとはなしていました。
その人が、かえって、何があったのか、きこうとしたら、お母さんに、「大介、あんた、どろほうなんかしてないよね」と、ふしぎそうに言われて、「してない」
と、答えて、ぼくはねました。
きょう、朝の会で先生が、
「まさよしくんが、きのうの夕がたから、いなくなって、けさ、川下で、みつかった。
すぐびょういんにいったけど、ざんねんですが、ほんとうに、ざんねんですが、たすかりませんでした」
と、言って、女子がなき出しました。
ぼくは、まさよしくんがすぐ見つかって、とてもびっくりしました。まだきづかれてないみたいだけど、もうすぐけいさつが、うちにくると思います。
ぼくがやりました。
黒い人ぎょうに「大介、こいつであそぼうぜ」と言われて、すると、まさよしくんはうごかなくなりました。ぼくは、なんにもわるくないと思って、まさよしくんをしばって、石をぶつけて弱らせて、川にながしました。ながしてから、わるいことをしたと思って、こわくなりました。
「だれにも言うなよ、とくに、あの男にはぜったいだぞ。おれのてきだ」と、黒い人ぎょうに言われたけど、書くのはできそうだと思ったし、先生ならだいじょうぶだと思ったので、書きました。さいしょはなぜか、ちゃんと書けなくて、でも書いてるうちに、だんだん書けてきて、もっとこわくなりました。
ごめんなさい。たすけてください。
二年四組ふじ原大介