片思い

YouDai  said

マネージャーは特に何もすることがなく、つまんないなと思っていた。

喉が乾き、水を口にし、置く。

正直暇すぎて帰ろうかと思っていたら遅れてけいたが来た。

🍎）え、これ遅刻、？

3️⃣）ばりばりね。

🍎）監督来てないしセーフっしょ。

そう言っているとマークが近寄ってきた。

🇬🇧）けいたくん、もしかして遅刻？

🍎）あ、えっと、はい、

🇬🇧）そっか。遅刻したらだめだから次から気をつけてね！

🍎）えっ、分かりました！ありがとうございます！

🇬🇧）うん！じゃあ今日も2人ともマネージャーよろしくね！

マークの優しいところが好き。

なんだかんだ許してくれる。

優しい。

🍎）マークくん優しいな。

3️⃣）めっちゃわかる。

🍎）あれはモテるわ。単純だからすぐ取んないとと誰かに取られちゃいそうだもんね。

誰かに取られちゃう…？

そっか。僕以外にもマークくんのことが好きな人なんか沢山いるもんね。

もしかしたら他の人に取られちゃうかもと考えると気分が下がる。

そう思っているとけいたが言ってきた。

“ゆーだい、マークくんのこと好きなの？”

“え？”

急に図星を突かれたせいで一瞬意識が飛ぶかと思った。

けいたにマークが好きということをバレたくなかったのでひたすら隠した。

3️⃣）好きなわけないじゃん！w

🍎）ははっwそうだよねw

良かったと思っていた時またけいたが口を開く。

🍎）でもさ、ゆーだい、嘘ついてるよね？

なぜそこまで分かるのかがとっても怖かった。

3️⃣）嘘？嘘なんかついてないよ。

🍎）じゃあさ、なんで僕が取られちゃうかもねって言った時悲しそうな目をしてたの？

やっぱりけいたは僕のことをよく見ている。

怖いほど僕のことを見ている。

なんなら僕よりけいたの方が僕のことを知っているのでは？

やっぱり、けいた。

君には隠し事なんかできないみたいだったね。

僕けいたには嘘をつきたくないな。

でもけいたは僕のことを全部聞いてくれるのかな。

でもけいたには嘘をつきたくないからさ。

言うけど引かないで欲しいな。

3️⃣）引かないでね。

“僕、マークのこと好きだよ。”

🍎）そうなんだ。

3️⃣）でもね不安なんだ。

3️⃣）同性を好きになるってことが。

🍎）確かに同性恋愛を認めない人もいるかもしれないよね。

🍎）でも、好きになったんだったら仕方がないと思うんだ。

🍎）僕は同性だろうが関係ないと思うし、好きなら別にいいんじゃないかな。

🍎）だからなんにも不安になることは無いよ。

🍎）もし不安なことがあったら僕に相談してもいいからさ。

そのけいたの優しさに感動して泣きたかった。

僕がたとえ変わっていても。

そんなところも認めてくれるけいたが優しい。

なんでこんな僕に優しくするのか分からなかった。

3️⃣）けいた。ありがとう。

🍎）ううん。僕は自分の意見を言っただけだからさ。

けいたは一生大切にするからね。

next…..部活の休憩中の出来事。