がっつり🔞です。苦手な方はお控えください。
旅行中のつづきです。一応前のお話から内容は続いていますが、それぞれ単発で読んでも大丈夫かと思います。
「」葛葉
『』叶
葛葉side
『っしゃ!!!!』
「お前うんまぁ!!」
叶との旅行も半ば折り返しまできた。旅行といってもほとんどは旅館にこもってのんびりしたりゲームしたり好きなだけ夜更かししたりと好きな時間を過ごしている。
他のやつから見たら、もったいないって思われるかもしれない、でも俺と叶にとってはこれが1番いいんだ、現に飽きることなく休みを満喫している。
『あーやっぱこれ楽しいわぁ、、葛葉、次なんか賭けてやろーぜ』
「いーよ、何賭ける?」
『んー、じゃあ負けた方が勝った方の言うこと1個聞く』
「・・なんかお前また変なこと考えてんじゃねーの」
『負けなければいいんだよ?なに、葛葉負ける気なの?』
「んなことねーし!やろーぜ!」
『ふふ・・』
(しばらく後)
叶side
「っしゃああああああ!!!!っしゃ!っしゃ!はいっ!はーい!叶さんは俺様の言うこと聞くんだよなぁ?!」
『うぜーー、、、いいよ、聞いてやるよ、1個な』
「何でそんな上からなんだよw んーじゃあーーーー」
そう言い葛葉は真剣な顔で長考する。
さすがに長くない?と言いそうになったところで葛葉が口を開く。
「じゃあ上裸で」
『・・はぁぁあああああああ?!?!、、お前どうした?!気でも狂った?!』
発狂する僕を見て笑う葛葉。
「叶がマジで嫌がりそうなこと考えた」
『・・もーまじお前さ、あー最悪、、え、ほんとにやるの?』
珍しく狼狽える僕を見て心底嬉しそうな葛葉。
「お前が言ったんだからな、なんでも聞くって」
『・・そーだけどさー、まさかお前が上裸とかつまらんこと言うと思わんじゃんー』
「いいじゃん、ほら、はやく」
仕方なく僕はシャツのボタンを外す。
『・・なに葛葉、裸見たいの?』
僕は服を脱ぎながらもなんとか葛葉を照れさせようと声をかけるが、今の葛葉は無敵のようで全く響かない。
「おーそうだよ、はやくしろって」
・・くっそ、いつもならここで顔を真っ赤にして恥ずかしがるのにっ、、、
悔しいが、自分で言った手前仕方ない。上に着ている服を脱ぎ肌に直に空気が触れる。
まぁ葛葉しかいないし、既に裸を見られてる仲だし、別に今更見られたって、、、
と何度も自分に言い聞かせるが、こうこうと明るい室内で、自分だけ上裸で、しかもそれを葛葉に見られていると考えると顔や耳が熱くなってくるのが自分でもわかる。
「なにお前恥ずいの?w」
葛葉はさも面白そうにニヤニヤ僕の方を見る。
『・・恥ずいだろ、なんだよこれほんとに、、別にいつも見てるじゃん、、見んな、あんま見んなって!!』
恥ずかしさで余裕のない僕をけたけた笑いながら「まぁでも言い出しっぺなんだからちゃんとやれよぉ」と言う葛葉。
僕はなんとか顔を画面に向け、コントローラーをにぎる。
「っしゃあもう1戦やりますかぁ」
葛葉は余裕そうな表情でそう言う。
・・絶対勝ってやる。
その気持ちを胸にここ一番の集中力を見せ、見事勝利する僕。
画面に出た大きなGAME SETの文字を満足気に見ながら僕は葛葉の方を向く。
葛葉は小さな声で「・・やべぇ、、」と言っている。
『・・じゃあー』
「なんだよ、早く言えよ」
『今日寝るまで僕に敬語で喋って』
「・・え、そんなんでいーの?」
思っていたのと違ったのか顔が明るくなる葛葉。
『うん、僕優しいから』
「助かるぅ!」
『ん?』
「あ、やべ、助かります」
「うんうん」
そうこうして今度は違うゲームをはじめる僕と葛葉。
「あーないすぅ!!」
『ん?』
「あ、ないすですぅ」
『はい、いいよ』
「なーこれめんどい」
『ん?』
「・・お前まじかよ、、これめんどくさいです」
『葛葉が上裸とか言うからでしょ』
「お前根に持ってんじゃ、、、じゃないすか」
『そりゃ持ってるよ、僕1回怒ったら長いからね』
「・・・」
葛葉は思い当たる節があるのか黙りこくる。
もう僕は自分が上裸であることなんか気にならなくなっていた、むしろ葛葉をもっといじめたい、そう思っていた。
葛葉side
・・めんどくさい事になった
叶から敬語でと言われた時はそんなんでいいのかと思ったが、実際にやるとこれまためんどくさい。叶、結構根に持ってるし。
俺が思わずいつも通り喋ると「ん?」と毎回聞いてくる、うぜぇ、、、
そんなこんなで気づくと4時間ほどゲームに夢中になっていたようで、時刻は深夜2時半。
「なぁ風呂どーする?、、あ、どーしますか?」
『んー、入っとくか今。またお風呂上がってゲームしたらいいし』
「おけ〜、あ、おけです」
『ふふ、葛葉先に入ってきたら?』
「・・え?あ、おう」
そう言い俺は1人で風呂に向かう。
・・てっきり一緒に入るんかと思った。
心の中でそう思いながらバスタオルを持ち1人で露天風呂に向かう。
脱衣所で服を脱ぎ湯に浸かる。
「・・ふぃぃぃいいいいいい」
何回入ってもめちゃくちゃ気持ちいい。第一外気が冷たいからかのぼせない。
風で葉がこすれる音と水の音しか聞こえない静寂に包まれて俺は目を閉じる。
・・ん。
ふと目を開けると自分が水の中にいて驚く。
手元を見ると長湯ですっかりふやけた指先。どうやら湯船でうたた寝をしてしまったようだった。
顔を上げると、目の前に叶がいることに気がつく。
「うわっ!」
『ふふ、寝ちゃってたね葛葉』
ニコニコしながらこちらを見る叶。
『あんまりにも遅いから見に来たら寝てるんだもん、僕も寒いから入っちゃった』
「・・あぁ、悪かった」
俺はそう言いながら湯から出ようと立ち上がる。すると叶は俺の手を掴みこう言う。
『葛葉、なんか忘れてない?』
「は?、、あ、敬語、か。お前いつまでやんだよこれ」
『ん?』
「・・はぁ、いつまでやるんですかって」
『寝るまでって言ったじゃん』
笑いながらそう言う叶の瞳はなぜか少し不気味に見えた。
「・・さすがに上がるわ、上がります」
そう言うと叶はパッと俺の手を離して
『はーい、後から行くから待っててー』
と言う。
先に部屋に戻りドライヤーをし、水を飲みながら叶を待つ。
・・あいつなかなか来ねーな。
携帯をいじりながら時間を潰すがなかなか帰ってこない叶。
まぁ俺も寝ちゃってたし、ゆっくりしてんだろ。
そう思い床に散らかった荷物を片付けようと立ち上がる。床から小物を拾い上げ自分のスーツケースにしまおうとした時だった。
ドン
「やべっ」
ズシャン
けたたましい音が部屋に響く。見ると隣にあった叶のスーツケースをケツで押してぶっ倒してしまったようだ。
半開きだったスーツケースから物が飛び出し床に散らばっている。
「・・やべ」
俺は慌てて拾い上げながら叶のスーツケースにしまう。そうしているとスーツケースの中に見覚えのないポーチが入っていることに気づく。
・・なんだこれ。見たことねぇ。
俺と叶は同じ家に住んでいるし、ある程度お互いの持ち物は把握している。それに叶は新しいポーチとか鞄とか買う度に見て見てと見せてくるのだ。
俺はなぜかそのポーチに惹かれ、少しの罪悪感を感じながらも手に取り開ける。
すると、、、
「・・なんだこれ」
いつぞやに使われた覚えがある手錠とネクタイが入っている。
その時だった。
『なにしてんの?』
いつもより低い叶の声。俺は勝手に見てしまったという罪悪感となんでこんなもの持ってきてるんだという焦りで口ごもってしまう。
「いやっ、荷物倒しちゃって、、その、」
すると叶はゆっくり近づきながら俺の隣にしゃがみこむ。
『使いたいの?』
首を傾げて笑顔で俺に問う叶。
「ちがっ、、ちがう!」
『・・敬語は?』
顔から一瞬にして笑顔が消えさらに低い声でそう言う叶。
「あ、、ごめんなさ、、」
あまりの迫力につい謝ってしまう。
すると
『んー、付き合ってくれるならいいよ?』
そう言い叶は俺を畳の上に押し倒す。
俺はあまりに急すぎる展開と、いつもと様子のちがう叶に困惑し、ただ叶を見ることしかできない。
『なんも言わないってことはいいんだね?』
あやしく笑うと俺が開けたポーチの中からネクタイをとり視界を覆われる。
「あ、いや、その、、」
『葛葉ぁ、敬語な』
ボソッと耳元で囁かれビクッとしてしまう。
目隠しをされ視界は真っ暗だが、自分を舐め回すような視線を感じる。
そういうものの、叶は何もしてこない。
「・・かなえ?」
小さい声で呟いてみる、が、返事はない。
絶対に視線は感じるのに叶がどこから見ているのかもわからない。
そんなもどかしさと少しの恐怖から俺は畳から自力で起き上がり座る。体勢を変えても声をかけられることなく何もされない。
・・いないのか?
そう思いながら目隠しを外そうと頭の後ろに手を伸ばした時だった。
「うあっ!!」
突然自分の指先に生暖かい感触が走る。
指の腹や爪をねっとりと何かが這う。
感触でわかる、叶が俺の指を咥えているのだろう。
俺の左手の人差し指を何も言わずに舐めたり吸ったりしている。思わず左手を引き抜こうと動かした時にあることに気づく。
・・左手が動かない。
動かそうとすると、カシャンという音がする。
右手は問題なく動かせることを考えると、おそらく俺の左手と叶のどっちかの手が手錠で繋がれてるんだろう。
指先を舐められているだけなのにゾクゾクと背筋に電流が走るような感覚。
「ふぅっ、、んっ、、」
思わず変な声も漏れてしまうが、叶は相変わらず何も言わない。
しばらくすると突然俺の指から口を離す叶。今度は何をされるかと思ったが、何もされない。
相変わらず目隠しはされており、左手には手錠の片方がついているが、今度はどこも触られずただ無言で放置される。
俺は平常心を取り戻そうと必死で他のことを考えようとしたが、先ほどまで指先が感じていた感触が残り、どうしてもその事ばかり考えてしまう。
そうこうしているうちに自分のモノが反応してしまっているのがわかる。さらに叶の視線がそこに注がれているのも目隠しをしていてもわかってしまう。
俺は顔に熱がのぼるのを自覚しながらただただ叶が何か言わないか待つ。
が、何も言わない叶。
俺はとうとうしびれを切らして口を開く。
「なっなぁ、するのか?」
『・・敬語』
「あ、す、するんですか?」
『・・何を?』
「あ、いや、、」
そう聞かれまた口ごもってしまう。
すると突然ふわっと抱き上げられる。
見えないが、階段を上がっている音が聞こえ、次の瞬間ドサッとベッドに降ろされる。頭元でガチャと音がしたので、空いている方の手錠をベッドかなにかに付けたのだろう。左手は固定されている感触がする。
『葛葉、なにしたいの?』
「・・・」
『なんもしなくていいの?それなら僕下に戻るけど』
「はっ、?!、いや、ちょっと、、」
『いいのね、じゃあ戻るね』
そう言い本当にトントンと階段を降りていく叶。
「まっ、、まって!」
『・・・』
「あ、まって、ください」
『なに?』
「・・したい、です」
『なにを?』
「その、だから、、」
そこまで聞いてトントンとまた階段を上がってくる音が聞こえる。
すると突然深いキスをされる。それも俺の口内をねっとりと舐め回すようなこれまでに経験のないキス。
どれくらいそうしているだろう、叶はキスをするばかりで他は何もしてこない、いや、何もしてくれない。
俺のモノが反応しまくっていることに絶対気づいているはずなのに。
「か、かなえっ」
すると一度口を離して『ん?』という叶。
「・・その、俺を、犯して、くださ、い、、」
自分でも驚くような言葉が自分の口から発せられる。顔から火が出そうなくらい熱を帯びているのがわかる。
『・・よくできました』
耳元で低い声でそう伝えられたかと思うと一気に服を脱がされ、俺のモノを手で触る叶。
そう思ったのもつかの間、次の瞬間また生暖かい感触が走る。
「・・?!かなえっ?!なにし、て、、」
俺が驚くのも無理は無い。これまで俺が叶のを口ですることはあっても、叶がすることは無かったからだ。
『・・いっつも葛葉にしてもらうのきもちーから』
ボソッと言い続ける叶。俺はこれまでにない快感に襲われ頭が真っ白になる。
「んあっ、あっ、かな、えっ、、あああっ」
叶の口内で達してしまう。
「あ、あ、ごめんなさ、、」
俺はとんでもないことをしてしまったという罪悪感から見えない叶に謝る。
『・・美味しいよ、葛葉の』
また耳元で囁かれ、背筋がゾクゾクっとする。
今度は突然叶のモノを口に突っ込まれる。いきなり喉奥まで入れられ、苦しさからむせてしまうが、叶はそんなことお構い無しに腰を振っている。
「ゲホッんんっ、んーー、んんっ」
『あーめっちゃいい、最高だよお前』
そう言うと叶は急に俺の口内から引き抜き、次の瞬間顔になにか暖かいものがかかる。
『・・・えろすぎだろ』
ハァハァと荒い息遣いをしながらそう言う叶。
すると今度は首や胸、腹、太ももまで叶の舌が這うのがわかる。
「あっ、んあっ、、やっ、んっ」
『葛葉、次何して欲しいか言ってごらん』
「・・い、いれてほしい、です」
俺は肩で息をしながら答える。もう理性は残っておらずもっと快感が欲しい、そう思ってしまっていた。
叶はこれまでに無いくらい激しく俺を犯す。
『ねぇ、これがいいの?』
「いいっいい、です、、ああっ!!」
『またイッたの?』
「がぁっ、、まだ、イッたばっか、、んあっ」
『でも腰動いてんじゃん、もっと欲しいの?』
「んっ、もっと、欲しい、れす、、もっと、もっとぉ」
『やっと素直になってきたね?葛葉可愛いよ』
そう言うと俺の目隠しをとり、急に目の前に叶の顔が見える。
『あー可愛い、お前どんな顔してるかわかってる?』
叶は自分のスマホを俺の前にかざしたかと思うと、カシャカシャと音を立てる。
「あっ、、いやっ、、撮るなっ、」
『葛葉?』
「ちがっ、、撮らないでっくださっ、ああっ!!」
『可愛い、可愛すぎる、ねぇ葛葉、お前のこの顔、絶対他のやつに見せるなよ?わかった?』
「ああっ、あっ、んあっ、わか、りまし、たっ、、はぁ、んっ」
『葛葉は僕としかできないもんね?』
「れきませ、んっ、、かなえとっ、しか、、れき、ないっ、、あああああっ」
なんとか答える俺の声を聞くなり、いきなり最奥を責めてくる叶。
「がぁあっあああっ、な、にこれっ、やんっ、、んあああっ」
『まだこれやったことなかったっけ?』
「しらっないっ、、こんな、のしらな、、、」
『僕もっともっと気持ちいことしてあげる、だから葛葉、、僕のものになれ。わかった?』
「なり、ますっ、おれっはっ、、かなえのっ、もの、、れすっ、、、」
意識が朦朧として言われた通りの事しか言えない。いや、それを望んでいるのかもしれない、どちらかわからないが気づいたら意識を手放していた。
叶side
隣で寝息を立てる葛葉の頭を撫でる。
・・ちょっとやりすぎちゃったかな?
でも可愛かったなぁ。。俺は叶のものですとか言っちゃってさぁ、、、
そのセリフを思い出してふふっと笑みがこぼれる。こんな姿の葛葉が見られるのは恋人である僕の特権だ。さっき撮ったスマホの写真はきちんと1枚残らず消しておく。葛葉が本当に嫌がることはしたくないからだ。
汗と僕のものにまみれながらスースー寝ている葛葉。
『・・もっかいお風呂入んなきゃ』
僕はボソッと呟き、葛葉を抱き寄せた。
おしまい
コメント
2件
うわー!!天才最高!!良すぎます👍