~ゾムの部屋~
PM9:00
俺はこれから1週間、同盟国G国に潜入調査する。 なんでも、昨日街で襲撃してきた奴らがG国から仕向けられた敵だったらしい。
正確には、G国の王族から依頼された暗殺者協会の者だったらしい。(ショッピくん調べ)
出発は明日の5:00から
今日はさっさと寝て、明日に備えたかったが……
シャオロン「なあゾム、俺あの上のやつ入れへんかったんやけど」
シャオロン「お前、どうやって入ったん?教えてや!」
昨日の一件以来、懐かれてしまったらしい。 ゾム(まあ、この軍で一番強い俺に媚売って、地位を安定させたいだけなんやろうけど)
何度断っても、 「ゾムに聞きたいことあんねん!」「お願い一時間だけだからさ!」 そう言い詰められ、断れなくなってしまったのだ。
ちなみに、エーミールもアワアワしながら着いてきていたのに、今では興味津々といった目でこっちを見てくる。
ゾム(ほんま、やめてほしいわ)
ゾム(……自分の部屋に誰も入れたくなかったのに…)
シャオロン「なあ、ゾム!どうやったらできるん?」
ゾム「そんなんピョンって飛んだら行けるやろ!」
シャオロン「行けへんかったって!」
ゾム「知るかよ」
ゾム「もう一時間経つしもうええやろ!」
ゾム「はよ帰れ! 」
シャオロン「怒らんとってやぁ!w」
シャオロン「まあ、今日はゾムといっぱい話せたし帰るわ!」
シャオロン「調査頑張れよ!」
シャオロン「ほら、エミさんはよ!」
エーミール「あぁぁ、ゾムさん頑張ってください!」
エーミール「失礼します。」
ゾム「…やかましいわ//」(ボソッ)
ゾム(今まで、勝ったこととか褒めてすり寄ってくる奴はいたけど…)
ゾム(あんな頑張れとか言われたん初めてや…)
ゾム(なんか、こそばゆい……)
ゾム「~~っさっさと寝よ!」
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