佐野『晴明』
豆塚『晴明くん!』
座敷『晴明』
2年3組『晴明!』
僕は、僕は晴明なんかじゃない
ハルアキ
晴明だ、なのに、皆んな晴明、晴明ってそんなに晴明さんが好きなら、もう僕とは関わらないでほしい
会わないで欲しい
見ないで欲しい
喋らないでほしい
僕を人にしないで…….
たかはし『お兄さん?』
晴明『はっ、』
晴明は何かに気がついたように驚いた
晴明『たかはし先生?どうしたんですか?何かあったんですか?』
たかはし『お兄さん、何で嘘つくの?』
晴明『な、なんのことですか?』
たかはし『僕はお兄さんに笑って欲しい、だってお兄さんが好きだから』
たかはし『悩んでいるなら、一緒に考えさせてよ、』
晴明『ごめんね、ごめん』
たかはし『謝らないで、お兄さん』
晴明『僕の名前分かります?』
たかはし『何言ってるの?晴明でしょ?』
晴明『ッ、分かるん、ですか?』
たかはし『お兄さん、僕は皆みたいに”晴明”とは呼ばないよ、僕は晴明じゃなくて晴明、お兄さんの事が好きになったんだ』
たかはし『それに好きになった人の名前何で間違えるはずがないよ』
晴明『ありがとう、ありがとう!』
僕はそう言って大泣きしてしまった
たかはし『マシになった?』
晴明『うん、ありがとうね!たかはし先生!』
たかはし『ねぇ、お兄さん……..下の名前で呼んで、』
晴明『いいけど……どうしたの急に』
晴明『明くん』
そう呼んだその瞬間
暖かい唇どうしが触れ合った
たかはし『やっぱり、僕はお兄さんの事が好き』
たかはし『絶対に落とすから覚悟しといてよね』
晴明『は、はひぃ』
[完]
コメント
15件
最っっっっっ高です!_:(´ཀ`」 ∠):
たか晴良かったです。!! はるあきって呼んでは晴明君ならではですね!!取り敢えずいいね100まで押させていただきました!!続き楽しみに待ってます!!