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今日はローレンが家に来ていた。
夕方に突然メッセージが来たのだが、内容はいつもの決定通達だった。
< ローレン
〘 打ち合わせ終 〙
〘 明日まで何もねーから泊まりに行くわ 〙
ローレンが泊まりに来る時は、大体突然だ。
こちらの都合など全く気にせずに、決定事項として突然通達してくる。
(まぁまだ直前でも連絡してくるだけマシか…)
いくらライバーとはいえ、俺も外出するタイミングはそれなりにある。
家にいるかの確認も兼ねて事前に通達してきている様だった。
「はぁーッッ終わったー」
時刻は深夜1:30を回っていた。
随分と長い時間コラボ配信をしていたが、これもライバーの日常というもの。
だが、配信や打ち合わせのスケジュールが入っていても、俺が家に居ればローレンはやってくる。
配信している間は、リビングで自分の案件に関する確認などをして時間を有効に使っている様で、そこは同じライバーとして俺の活動の邪魔をしないように気にしてくれていた。
「結構待たせたけど起きてっかな…」
部屋を出てリビングを確認するが、そこにローレンの姿は無かった。
トイレの方も気配が無さそうなので、そのまま寝室を覗いてみる。
すると、予想通り俺のベッドに1人分のふくらみが見えた。
まだ寝入ったばかりなのだろう、割と寝相が悪いローレンにしては、あまり布団が乱れていない。
足音を立てないようにそっと近づいて顔を覗き込むと、静かな寝息を立てて眠っていた。
瞬間、ふわっと香ってきたのは俺が使っているシャンプーの香りだ。
シャワーも浴びて、それでも待ちきれなくなってベッドに潜り込んだのだろう。
ローレンだって日々様々な案件確認や打ち合わせの合間にゲーム配信も行っているのだ。
疲れているだろうからそのまま寝かせておくことにして、自分もシャワーを浴びに部屋を出た。
寝室に戻ってローレンの様子を確認すると、案の定ベッドから落ちる寸前の場所まで動いていた。
手足がベッドからはみ出る様に横向きで寝ている傍へしゃがみ込み、目元に掛かる前髪をそっと横へ流す。
「ん…ん-…終わった?」
葛葉、と、薄目を開きながら俺の顔へ手を伸ばしてくる。
耳元へ添えられた手に、自分の手を重ねながら答える。
「終わった。シャワーも浴びて来た。待たせて悪い」
「全然へーき」
ふっと笑って、顔を寄せてくる。
そのまま唇を重ねられるが、それ以上深まることなくすぐに離れた。
あまりにも短いキスでは満足できず、今度はこちらからローレンに覆いかぶさるようにして口を塞ぐ。
「ん…うんッ…ふ、うむぅ…」
「む……はッ…ん…」
気持ちよさを求めて自ら舌を絡めると、ローレンもそれに応える様に舌をゆっくりと動かしてくる。
リップ音が鳴り響く中、夢中になってお互いの舌を絡め、吸い合う。
ローレンの口内はタバコの味。
もはやこの味を舌で感じる事により、幸福感が増すようになっていた。
「…ん…は、…はは、積極的じゃんどったの」
唇を離すと、ローレンは笑いながら聞いてきた。
自分だって今日はセックスするつもりで来たのだろうに、俺だけ我慢ならなかった様な言い方をするのは辞めてほしい。
「待たせたし…ローレンも疲れてんだろうと思って」
ぶっきらぼうな言葉で返してしまったが、ローレンは俺の気持ちを感じ取っている様で小さく笑っていた。
「じゃあ俺、このまま横になってていい?」
からかうようにそう言ってくるローレンは、明らかに俺に期待している顔だった。
子供っぽさも感じるその表情を見ていると、してやってもいいかという気になるのだから、自分も大概甘くなったと思う。
返事はせずに、ローレンのジャージを下着ごと脱がす。
腰を上げて脱ぎやすい様に動いてくれるのだから、お互い慣れたものだった。
ローレンのものは既に頭をもたげており、先端に透明な先走りが溜まっている。
そっと両手を添えると、顔を近づけた。
ピクリと跳ねた先端を舌先で舐める。
「…ん……そのまま舐めて」
俺は先端を何度かペロペロと舐めた後、頭を傾けながら裏筋にかけて舌を這わした。
「ん、…むぅん…ちゅッちゅぅ…はぁ…」
「…はぁ……んぅ…きもち…」
手を添えている根元から先端までまっすぐに舐めあげ、今度は時間を掛けながらゆっくりと血管の隆起をなぞるように下りていく。
男の匂いを感じながら、それを自らの舌で味わう行為に、たまらなく満足感を感じている。
今自分が大きく育てているこの熱い塊に、いつも意識が飛ぶほどの快感を与えられていると思うと、嫌でも興奮してくる。
何度か繰り返していると、ローレンが俺の頭に手を置いてきた。
ペニスに唇をくっつけたまま見上げると、随分と辛そうに耐えている顔をしていた。
「もう入れたい…触らせて」
早く穴をほぐして入れる準備をさせろという意味だろう。
もはや、何を言われてもそれがローレンの口から発せられる言葉ならば、興奮せずにはいられなかった。
仰向けになってと言うので、手早く服を脱いで横になると、ローレンも上の服を脱ぎ捨てて俺の太ももを押さえ、いきなりペニスを咥えた。
「あぁ゛!?前ッツ!!あっ…んあぁ…ッ」
ローレンは俺のペニスを咥えるとすぐに上下に動き出した。
突然の快感に呼吸が止まる。
それでも何とか止めようと両手でローレンの頭を押さえようとするが、駆け巡る快感に力を奪われてうまくいかない。
「や…ッばい、…アァッ…んうぅ…ふぅ」
ローレンの口からジュプジュプと卑猥な音が鳴っている…ローレンの口に俺のペニスが出たり入ったり…。
直接的な快感もさることながら、視覚と聴覚からの刺激も相まって一気に追い詰められていく。
その時、後ろの穴も撫でられている事に気づいた。
最初は入口を撫でているだけだったが、ペニスから流れてきた唾液と先走りで滑りが良くなると、1本目の指を押し入れられる。
「ふぅ…ウ…あ…ッはぁ…」
最初はどうしてもキツイと感じるが、前への刺激のせいであっという間に次の指も飲み込んでいた。
ゆっくりと出入りしながら、確実に大きなものが入るように少しずつ広げられている。
「なぁ…ッ!!ふ…もぅ、で…出るから…ぁッ…!!」
もう限界だ、このままイくと伝えたつもりだった。
しかし、ローレンはおれの言葉を聞いた途端にピタリと動くのを止め、指を引き抜いて口も離してしまった。
「は…はッ…ア…なんで…?」
「俺もさっきヤバかったから、同じことしてみた」
「はぁ…?…ッはぁ…意味わかんねーよ…」
イきそうだったのに、全ての刺激を止められてしまって、どうしても恨めしく睨んでしまう。
「心配するなって。続きは俺ので…なッ!…んんッふぅッ」
「アッ…アんん゛…う…あぁッ…はッ」
左手で足を掴まれたまま右手でペニスを固定して先端を押し込み、小さく前後しながら少しずつ奥へと押し入って来る。
太いものに開かれていく感覚は、次第に質量のある主張を自らの中に収められていく幸福感へと変わっていった。
「ん…は…奥まで入った…はぁッ」
ベッドへ両手をついて俺に覆いかぶさりながら報告してくる。
何故こうもこちらを興奮させるような物言いをしてくるのか…もう喋らないで欲しい。
そう考えながら、俺の手は無意識に目の前にある身体へ縋り付く。
「もう…お前、黙ってろ……」
「はっはは!お前も大概だぞ」
ローレンはそのままゆっくりと腰を動かし始めた。
肉壁をゆっくりと擦りあげられる感覚に、ジワジワと満たされていく。
ローレンはまだ余裕があるのか、緩く腰を動かしながら俺の身体をあちこちまさぐっている。
触られたところからも次々と快感が生まれ、それが蓄積されたせいか、次第に物足りなさを感じ始めていた。
もっと擦って欲しい。もっと、奥まで突き入れてほしい。
そうすれば、もっと気持ちよくなれる。
「ローレン…ッン…もっと…激しくして…」
ローレンが驚いた顔でこちらを見たので、そこで自分が口走ったことを理解した。
だが時すでに遅く、ローレンは嬉しそうなにやけ顔になってしまった。
「まかせろ…気持ちよくするから…んッはぁッ」
「はぁッ!ア、ア、ん、ンアァッ!!」
宣言通り激しい律動が始まり、俺の身体は一気に力が入ってしまった。
「やば…はッ、きもち…い、ん…んぁ…」
「ローレ…アッ!…アアァッ、ン゛…きも、ち、…いッアッッ!!」
ローレン自身を締め付けている自覚がある。
自分の中を出入りするものの形が分かるのだ。
感覚が、とにかく敏感になっている。
頭の中が気持ちいいという言葉に支配され始める。
「葛葉…きもちいい…な、ッ…はッ」
「ハァッ…ア!アッ…アア゛ッ!…ンンンッ」
肉と肉がぶつかり合う音が響く中、俺もローレンもひたすらに快感を求めて動いていた。
終着点はもうすぐだろうか?
身体にたまった快楽を解放したい。
強い快楽の波で、早く、この熱を、押し流して欲しい。
「ローレンッ…!ァアッ!…ロ、レ…ッ…イッ…きそ…ッ、ハァァッ…ローレンッ」
「俺も、ン、イく…わ……ッ!ふッ」
「ローレン、ローレンッ…ローレンッツ」
ただひたすらに快感の波を受け入れる。
理性はどっかにいった。
ローレンと気持ちよくなれるなら、何でもいい。
「イ、く…ッ!葛葉ッ…ッツ!!…ンッ…ふ…!」
「ァッア゛ッ!!ンアァッ!!ハァッッァ!!」
一気に熱を押し流されて、あまりの気持ちよさに腰を反らせる。
それと同時に、ひときわ奥へと突き入れられたと思ったら、体内ではぜるのを感じた。
俺の中でビクビクと痙攣しながら、何度も精液を浴びせられている。
何て気持ちいいんだろう。
ローレンと恋人になって、幸せだ。
「…葛葉、……幸せだな」
「ハァ…、ハ…ア……ん…」
ローレンは俺の顔を撫でながらあちこちにキスしている。
俺はまだ余韻が抜けずに動けそうにない。
もう、このまま眠ってしまうだろうと想像がつく。
ローレンはそんな俺の様子に気づいて、優しく微笑む。
「後処理しとくから、寝ていいよ」
「…ん……ありがと……」
「おやすみ、葛葉」
「ローレ…おやす…み……」
意識が沈んでいく中で、顔を撫でているローレンの手の感覚だけをいつまでも感じていた。
【あとがき】
センシティブ設定の、やまなしおちなしいみなし短編を書くつもりでした…。
もしかしたら連載の方の未来はこの短編に行きつくのかもしれません。
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