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俺はさっき出てきたホテルにニキニキを導いた。部屋に入ると、ニキニキは俺を風呂へ行こうと言ってきた。
「珍しくない?」
「うるせぇよwさすがにやる時は風呂入るよw」
「じゃあ、洗ってあげるw」
俺は自分の服を脱ぐと、ニキニキの服に手をかけた。ニキニキは面白そうに俺の事を見ている。
「なぁに?」
「いや…手馴れてんなってw」
「うっせw」
好きな人の服を脱がせるなんて初めてで、しかもこんななんとも言えない関係になるなんて思ってなかったから、割と動揺していた。でもそれを表に出してはいけない。バレたらこういうなんとも言えない関係すら持てなくなるかもしれない。俺にとっては、好きな人に抱いてもらえる千載一遇のチャンスなんだから…。
「ねぇ、キスは?する?」
「あーそれは流石にやめとく」
「やっぱ好きな人だけ?」
「だなぁ…キスは特別だよね」
「そっか」
こっちきて…。少しショックなのを隠して、ニキニキの腕を引いて風呂の中へ向かった。ホントにされるがままなんだなと思いながら、手でボディソープを泡立てると、ニキニキの身体にゆっくりと手を滑らせた。なるべくいやらしく、誘うように…。首筋をそっとなぞるように指を這わせ、そのまま胸元や脇腹も指や手を使って緩い刺激を与えた。そのまま抱きつくように手を背中に回して、背中も泡を塗りつけた。一緒に自分の身体をニキニキの身体に擦り付けた。
「ふっ…ぁ…」
「ふふw洗いながら気持ちいいの?」
「んんっ…ニキニキも…ちょっと反応してるくせに」
乳首がニキニキに当たって少し気持ちくて少し喘いでいたら、笑われた。でも、お腹に当たるニキニキのも少し固くなってきているのに気づいていた。俺の身体に反応してくれてるのが嬉しくて、目が潤んでいくのがわかる。俺は、シャワーで泡を流すと、ニキニキの前に跪いた。
そして、躊躇することなくニキニキ自身を口の中へと導いた。
「おまっ…んっ…はぁ…」
チュプッ…クポクポクポ…ジュプジュプジュッ…
「はっ…んんっ…くち……はなせ…出る……」
苦しそうな顔で頭を押さえられて余計に興奮してきた俺は、一際強く吸った。それと同時に、口の中でニキニキがビクンと大きく跳ねて、口いっぱいに苦いものが吐き出された。喉にまとわりつくそれを舌で纏めて喉へと押し込んだ。
「お前……のんだ?」
「んっ…のんだぁ……」
「えっろ……やばいなお前……」
口を開いて飲んだことを見せると、ニキニキはニヤッと笑って口の中に指を入れてきて掻き回してきた。
「んっ…はぅ…んんん」
「口の中犯されて感じてんの?ww」
「んんん……はぁ…」
「いつもこんななの?w」
「はぁ…こんなん初めて……」
実際、口でやったりして興奮したことは無かった。口の中をめちゃくちゃにされてる今の状況で感じるなんてこともなかった。感情があるかどうかでこんなに変わるなんて知らなかった。
「もう、グズグズじゃんw下もめっちゃ勃ってる」
「ねぇ……もう……」
「解さなくていいの?w」
「さっきまでしてたから多分大丈夫……」
「ふーん……なら遠慮なく……」
そう言って、ニキニキは風呂場においてあったローションを自身に塗り、俺の背後にたった。そして、俺の腰を引き寄せるとゆっくりと中へ押し込んできた。
「んっんんんん……ぁぁぁ」
「っ……きっつ……はぁ…」
「にきにきぃ……ぁぁぁぁぁ……」
「ふっ……んん……」
風呂場は、身体を打付ける音とパチュパチュという水音でいっぱいになっていた。少し乱暴だけど激しく打ち付けられる腰が、俺の身体で感じてくれてるんだって感じられてすごく嬉しかった。俺自身も、今まで感じたことがないくらいの快感に包まれ、絶え間なく声を上げていた。
「やばっ……でそ……」
「やぁぁぁ……なか……なかちょうだい……」
「おまっ……んっぁ……」
中でビクンビクンと跳ねながら、奥へと出され俺も同時に果てた。ジワジワと染み込むように中に温かいものを感じて、それが果てしなく幸せで、悲しくないのに涙が出た。幸せなのにどこか空虚で、やるせない気分になったのにはみてみぬふりをした。
「お前…やばいな……」
「はぁ…はぁ…なにが?」
「……エロいわ…予想外w」
「惚れちゃう?w」
「それはないww」
聞かなきゃいいのに……それでも茶化した感じで聞きたくなってしまう。何かのきっかけで、俺の事を見てくれるんじゃないかって……。
「なぁ…俺が恋人できるまでさ、たまにやろ?」
「セフレになるってこと?」
「そうそう。お前は相手見つけなくていいし、俺は気持ちいい」
「win-winの関係ってことね……」
「どう?」
「……いいよ。たまに抱かれてあげるw」
もうセフレでもなんでもいい。彼にとって友だち以上のなにかになれるなら……。
この関係が俺の何かを壊してしまうかもしれない未来なんて想像すらしなかった。