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花里みのりside
私は、モモジャンの中でも一番の落ちこぼれ。それは、はっきりと分かっていた。愛莉ちゃんや遥ちゃん、雫ちゃんに比べたら、まだまだ実力が足りない。だけど、それでもたくさんの人に笑顔を届けたい。明日を頑張ろうって思える希望を届けたいって思い続けながらアイドルを頑張ってた。
「ねえ、みのり。ちょっと、良いかしら」
その日、愛莉ちゃんが私に声をかけた。
「どうしたの?愛莉ちゃん?」
「急で申し訳ないのだけれど、モモジャンから抜けてもらえないかしら」
その言葉に私は驚いて声が出なかった。
「な、なん、で、?私、何か、しちゃった、かな」
すると、申し訳なさそうに、だけど、はっきりと言った。
「みのりのアンチが増えてるの。”下手すぎ”とか、”コイツいるか?”とか、そんなコメントが増えてきてる。そしてそれは、配信のコメントでも目立ってきてる。それで、少しずつだけど、私たち三人の評価も下がってきてるの。”なんであの初心者を入れてるの?”とか”見る目ないんだね”って言われてる。このままじゃあ、モモジャン自体が潰されちゃう。だから、みのり、モモジャンを、抜けてほしいの、。これからのモモジャンのために、!」
「そ、そんな、!私、これまでずっと頑張って、!」
「ええ。分かってる。みのりの努力は素直にみとめるわ。だけどね、その努力は見てくれる人には伝わらない。結果でしか判断できないの。」
「それなら、もっと努力して、!」
すると、愛莉ちゃんが声を大きくして言った。
「もう、分かりなさいよ!みよりは、私たちの足を引っ張ってるの!だから、モモジャンを、抜けて。」
ー私が、足を引っ張ってた?今まで、ずっと、?
「そ、そうだった。分かった、私、モモジャンを脱退するよ。今までありがとう、愛莉ちゃん!これからはモモジャンのファンとして応援するから!」
「本当に、ごめんね、みのり。」
私は、モアモアハウスの外で立ち尽くした。
ー私は、足手纏い、だったんだ。
コメント
1件
みのりが愛莉から脱退を切り出されるシーン、胸が締め付けられましたね……。「結果でしか判断できない」という言葉が重すぎる。努力してきたからこそ、その現実を突きつけられる辛さが伝わってきました。 アンチの声に押されての決断とはいえ、ああいう形で別れを告げるのはあまりに残酷です。みのりが「足手まといだったんだ」と自分を責めて立ち尽くすラスト、本当に切なかった……。 この後どう立ち上がるのか、続きが気になります。
師匠@活動終了