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俺はカブキ町に入る度にナマエさんを思い出す元気にしているといいな、今は恋人でも作っているのだろうか、一か八かでメールを送ってみようか、ナマエさんに会えなくなってぽっかりと穴が空いた気がする、先生も一二三もずっと大事にしていた人はちゃんといるのに、恋人でもない人に会えなくなるだけでこんなふうになってしまうなんて俺は馬鹿だよな…
心が晴れないまま最後の取引先から会社に戻っているとドンッと女性の方とぶつかってしまった
『すみません…すみません…お怪我はないですか?』
ふと顔を見上げると
『ナマエさん…?』
「独歩さん、お久しぶりですね」
あの時と変わらない笑顔で微笑みかけてくれる元気そうで良かった、
『あ、あの!聞きたかったことがたくさんあるんです…どこかでお茶でもしませんか…?』
ナマエさんは「はい」と一言だけ言った その一言でさえも俺には輝いて聞こえた やっぱり好きだなぁ、
ナマエさんのところ顔を見ると俺がナマエさんに会ってずっと言いたかったことが蘇ってくるそれは、その言葉は
『…ナマエさん、その…俺と…!』