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ぷあ
813
#気分投稿
#📣🌈
優莉
284
🌈🧡様の🍅様、😈様のお話です!
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは関係ありません。
ワンクありかも
題名
みなさんは、自傷行為のこと、理解していますか?
世の中には、簡単に「やめろ」と言う人も少なくありません。
「やめろ」というのも、決して間違ってはいません。
自傷行為をしたことがない人にとっては、
「なんでそんなことするの?」
「痛いだけじゃん」
「そんなことするくらいなら、誰かに相談すればいいじゃん」
そう思ってしまうのも、仕方のないことなのかもしれません。
でも。
自傷行為をしている人が、何も考えずにそうしているとは限りません。
苦しい。
辛い。
どうしようもない。
誰かに助けてほしい。
それなのに――。
「助けて」と言えない。
心配をかけたくない。
迷惑だと思われたくない。
弱いと思われたくない。
嫌われたくない。
だから、一人で抱える。
何もなかったように笑う。
何もなかったように話す。
何もなかったように毎日を過ごす。
そうしているうちに、自分でも「本当は何が辛いのか」が分からなくなってしまう。
これは。
そんなふうに、一人で抱え込むことを選んでしまった😈と。
偶然、その秘密を知ってしまった🍅の話。
二人の関係が、一日で変わることなんてなかった。
何日も。
何週間も。
何度もすれ違いながら。
少しずつ。
少しずつ。
変わっていく話。
1日目
🍅「……まぜ太?」
返事がない。
🍅「おーい、まぜ太ー?」
また、返事がない。
いつもなら。
「なにー?」
とか。
「勝手に入ってこないでよ」
とか。
「うるさいなぁ」
とか。
何かしら返ってくる。
それなのに。
今日は静かだった。
静かすぎた。
🍅「……寝てるんかな」
そう呟きながら、ぷりっつはドアの前に立った。
コンコン。
🍅「まぜ太? 入るで?」
返事はない。
🍅「……ほんまに寝てる?」
少しだけドアを開ける。
そして。
その瞬間。
🍅「…………」
言葉が止まった。
何が起きているのか。
理解するまでに、少し時間がかかった。
そして。
理解した瞬間。
頭の中が真っ白になった。
(……え)
(……何これ)
(……なんで?)
目の前にいる😈は、いつもの😈ではなかった。
いつも笑っている。
いつもふざけている。
いつも誰かと話している。
そんな😈が。
今は、ひどく静かだった。
🍅「……まぜ太」
😈「…………ぷりっつ?」
ようやく😈が顔を上げる。
そして。
🍅と目が合った。
😈「…………見た?」
🍅「…………うん」
😈「……そっか」
あまりにも普通だった。
その「そっか」が。
ぷりっつには怖かった。
🍅「……なんで」
😈「…………」
🍅「なんで、こんな……」
言葉が続かない。
😈「……帰って」
🍅「え?」
😈「帰ってよ」
🍅「いや……」
😈「お願いだから」
🍅「…………」
😈「今は、誰とも話したくない」
🍅「……でも」
😈「お願い」
その声があまりにも弱くて。
ぷりっつは、何も言えなくなった。
でも。
帰ることもできなかった。
🍅「……俺、どうしたらいいか分からん」
😈「…………」
🍅「こういう時、なんて言えばいいのかも分からんし、何したらいいのかも分からん」
😈「……じゃあ、帰って」
🍅「それも……なんか違う気がする」
😈「なんで?」
🍅「分からん」
😈「…………」
🍅「ただ……今のお前を見て、そのまま帰るのは無理や」
😈「…………」
🍅「俺、こういうこと知らんかったから」
😈「……知らなくていいよ」
🍅「でも、知ってしまった」
😈「…………」
🍅「だから……」
ぷりっつは、何を言えばいいのか分からなくなった。
そして。
焦って。
一番簡単な言葉を口にした。
🍅「……やめろよ」
😈「…………」
🍅「そんなこと、やめろって」
😈「…………」
🍅「何してんねん……」
😈「…………」
😈は俯いた。
その瞬間。
🍅「…………」
(……違う)
(こんなこと言いたかったんちゃう)
でも。
もう言ってしまった。
🍅「……ごめん」
😈「…………」
🍅「怒鳴りたいわけじゃない」
😈「分かってる」
🍅「ただ……怖かった」
😈「…………」
🍅「俺、どうしたらいいか分からんかった」
😈「…………」
🍅「だから……」
😈「大丈夫だよ」
🍅「…………」
😈「ほんとに大丈夫だから」
🍅「……大丈夫?」
😈「うん」
🍅「ほんまに?」
😈「うん」
🍅「…………」
😈「大丈夫」
何度も。
何度も。
😈は同じ言葉を繰り返した。
🍅「…………そっか」
それしか言えなかった。
そして。
最後に😈は、小さな声で言った。
😈「……誰にも言わないで」
🍅「…………」
😈「お願い」
🍅「…………分かった」
その時。
ぷりっつは、それが正しいと思った。
😈が嫌がっているなら。
無理に誰かに言わないほうがいい。
そう思った。
けれど。
その約束が。
後になって自分を苦しめることになるなんて。
この時のぷりっつは、知らなかった。
3日目
🍅「まぜ太」
😈「ん?」
🍅「……この前のことなんやけど」
😈「この前?」
🍅「…………」
😈「何のこと?」
🍅「いや……」
😈「…………」
🍅「……なんでもない」
😈「そっか」
😈は普通に笑った。
いつも通りだった。
🍅「……最近、ちゃんと寝てる?」
😈「寝てるよ」
🍅「ほんま?」
😈「ほんと」
🍅「飯は?」
😈「食ってる」
🍅「ちゃんと?」
😈「ちゃんと」
🍅「…………」
😈「なに?」
🍅「いや……」
(普通や)
(普通に話してる)
(俺が気にしすぎなんかな)
そう思おうとした。
でも。
あの日のことが。
頭から離れなかった。
何度も。
何度も。
思い出す。
😈の顔。
声。
「大丈夫」という言葉。
🍅「…………」
(大丈夫って言ってた)
(でも……)
(あれが本当に大丈夫な人の顔なんか?)
分からなかった。
だから。
その日は、それ以上何も聞けなかった。
7日目
一週間が経った。
😈はいつも通りだった。
笑って。
話して。
ふざけて。
まるで。
何もなかったみたいに。
🍅「まぜ太」
😈「ん?」
🍅「最近、元気やな」
😈「うん。元気だよ」
🍅「……ほんまに?」
😈「ほんとだって」
🍅「…………」
😈「何、その顔」
🍅「いや……なんとなく」
😈「変なの」
🍅「お前に言われたくないわ」
😈「ふふ」
その笑顔を見て。
ぷりっつは、少し安心した。
(……もう大丈夫なんかな)
そう思った。
その日の帰り。
🍅「じゃあ、また明日な」
😈「うん。また明日」
🍅「絶対な」
😈「何それ」
🍅「……なんとなく」
😈「変なの」
笑いながら、😈は手を振った。
🍅「じゃあな」
😈「また明日」
扉が閉まる。
そして。
一人になった瞬間。
😈「…………」
笑顔が消えた。
😈は俯いた。
(……大丈夫)
(大丈夫だから)
(まだ言わなくていい)
(俺一人で何とかできる)
(ぷりっつに心配かけたくない)
(これ以上、迷惑かけたくない)
そう思った。
何度も。
何度も。
自分に言い聞かせるように。
14日目
🍅「……まぜ太」
😈「ん?」
🍅「最近、なんか変じゃない?」
😈「何が?」
🍅「……いや」
😈「?」
🍅「分からんけど」
😈「分からんのに聞くん?」
🍅「そういう言い方すんなや」
😈「ごめんごめん」
また笑う。
🍅「…………」
😈「何?」
🍅「……大丈夫?」
😈「大丈夫だよ」
🍅「…………」
また。
その言葉。
🍅「……その『大丈夫』やめてくれん?」
😈「え?」
🍅「いや……」
自分でも何を言っているのか分からなかった。
🍅「なんか……嫌やねん」
😈「何が?」
🍅「お前が『大丈夫』って言うの」
😈「…………」
🍅「この前も言ってたやん」
😈「…………」
🍅「でも、全然大丈夫に見えへんかった」
😈「…………」
😈の顔から、笑顔が消えた。
😈「……じゃあ、どうしろっていうの?」
🍅「…………」
😈「『助けて』って言えばいい?」
🍅「いや、俺はそんな……」
😈「『辛い』って言えばいい?」
🍅「…………」
😈「『しんどい』って言えば満足?」
🍅「違うって」
😈「じゃあ何?」
🍅「…………」
😈「俺だって分かんないよ」
🍅「…………」
😈「どうすればいいのか、分かんない」
🍅「…………」
😈「俺だって、好きでこんなことになってるわけじゃない」
その声が。
初めて。
震えた。
😈「でも、どうすればいいのか分からないんだよ」
🍅「…………」
😈「誰かに言えばいいって言うけど……言えるなら、とっくに言ってる」
🍅「…………」
😈「相談すればいいって言われても……何をどう話せばいいのか分からない」
🍅「…………」
😈「『俺、今しんどいです』って? 『助けてください』って? そんな簡単に言えるなら、俺だって言ってるよ」
🍅「…………」
😈「だから……」
😈は一度、息を止めた。
😈「……もう、放っといてよ」
🍅「…………」
その言葉に。
ぷりっつは何も言えなかった。
😈「ごめん」
🍅「…………」
😈「今の忘れて」
🍅「……まぜ太」
😈「お願いだから」
🍅「…………」
😈「俺、一人で大丈夫だから」
また。
その言葉。
🍅「…………そっか」
それ以上。
ぷりっつは踏み込めなかった。
21日目
それから。
😈は、さらに上手くなった。
隠すことが。
笑うことが。
何もなかったふりをすることが。
🍅「最近、ほんま元気やな」
😈「うん」
🍅「ほんまに?」
😈「ほんと」
🍅「…………」
😈「何?」
🍅「……いや」
以前なら。
「元気そうだから大丈夫なんやな」と思っていた。
でも。
今は違う。
笑っているから大丈夫。
元気そうだから大丈夫。
そんな単純なものじゃない。
そう分かってしまった。
だから。
🍅「……無理してない?」
😈「してないよ」
🍅「…………」
😈「ほんとに」
🍅「……そっか」
😈「うん」
🍅「…………」
😈「ぷりっつ?」
🍅「ん?」
😈「なんでそんな顔してるの?」
🍅「……分からん」
😈「変なの」
🍅「お前に言われたくないわ」
😈「ふふ」
笑った。
その笑顔を見て。
ぷりっつは、何も言えなかった。
(……俺には、何もできんのかな)
そう思った。
でも。
その答えを出すこともできなかった。
30日目
一ヶ月。
たった一ヶ月。
でも。
ぷりっつには、とても長く感じた。
あの日から。
何度も考えた。
何度も。
何度も。
「あの時、もっと違う言葉をかけていたら」と。
「あの時、帰らなければ」と。
「あの時、誰かに相談していたら」と。
でも。
過ぎた時間は戻らない。
だから。
その日。
ぷりっつは、😈の隣に座った。
🍅「……なぁ、まぜ太」
😈「ん?」
🍅「俺さ」
😈「うん」
🍅「あの日のこと、ずっと考えてた」
😈「…………」
🍅「最初、俺『やめろ』って言ったやん」
😈「……言ったね」
🍅「あれ……多分、俺が怖かっただけなんよ」
😈「…………」
🍅「どうしたらいいか分からんかったし、何が正しいのかも分からんかった」
😈「…………」
🍅「だから、とりあえず『やめろ』って言った」
😈「…………」
🍅「でも……今考えたら、それだけじゃ何も変わらんかったんやろなって思う」
😈「…………」
🍅「俺、お前の苦しさを全部分かるわけじゃない」
😈「うん」
🍅「たぶん、これからも全部は分からん」
😈「うん」
🍅「でも」
ぷりっつは、少しだけ息を吸った。
🍅「分からんからって、何もできないわけじゃないんやろなって、最近思うようになった」
😈「…………」
🍅「だから……」
😈「…………」
🍅「話したくなったら、聞く」
😈「…………」
🍅「話したくないなら、無理には聞かん」
😈「…………」
🍅「俺が全部何とかするとか、そんな偉そうなことも言わん」
😈「…………」
🍅「でも、もし本当に一人じゃ無理になった時だけは……」
😈「…………」
🍅「一人で何とかしようとせんでほしい」
😈「…………」
長い。
長い沈黙だった。
😈「……分かった」
🍅「うん」
😈「……たぶん」
🍅「それでいい」
😈「…………」
😈は俯いた。
(まだ怖い)
(まだ言えない)
(まだ、一人でいたい)
(誰かに全部話すなんて無理)
それでも。
ほんの少しだけ。
(……でも)
(もし、本当に無理になったら)
(その時は……)
😈「……ぷりっつ」
🍅「ん?」
😈「俺さ」
🍅「うん」
😈「まだ、全部は言えない」
🍅「うん」
😈「でも……」
😈は、しばらく黙った。
そして。
😈「今日、ちょっとだけしんどかった」
🍅「…………」
ぷりっつは驚いた。
でも。
何も急かさなかった。
🍅「……そっか」
😈「…………うん」
🍅「教えてくれて、ありがとう」
😈「…………」
😈は顔を伏せた。
涙を見せないように。
いつものように。
一人で抱え込もうとして。
でも。
今日は。
ほんの少しだけ。
その言葉を、誰かに渡すことができた。
😈「……まだ、全部は言えないから」
🍅「言わんでええよ」
😈「…………」
🍅「今日話せた分だけでええ」
😈「…………うん」
その夜。
😈は初めて。
「全部話さなきゃ」と思わなかった。
一度に全部じゃなくていい。
明日、また何も言えなくなるかもしれない。
また笑って誤魔化すかもしれない。
また一人で抱え込むかもしれない。
それでも。
今日だけは。
ほんの少し。
ほんの少しだけ。
一人ではなかった。
そして。
ぷりっつも、まだ正解を知っているわけではなかった。
これからも間違えるかもしれない。
踏み込みすぎるかもしれない。
逆に、怖くなって何も言えなくなるかもしれない。
それでも。
一つだけ分かったことがある。
「大丈夫」と言われたからといって、本当に大丈夫とは限らない。
笑っているからといって、苦しくないとは限らない。
そして。
「助けて」と言えない人がいる。
だから。
急がなくていい。
無理に聞き出さなくていい。
でも。
見て見ぬふりもしない。
一人で抱えている人が。
いつか、自分から「しんどい」と言える日まで。
ただ、そこにいる。
それだけでも。
何かが変わることがあるのかもしれない。
😈「……ぷりっつ」
🍅「ん?」
😈「……明日も、いる?」
一瞬。
ぷりっつは何も言えなかった。
そして。
🍅「……おるよ」
短く。
でも、はっきりと。
そう答えた。
😈「…………そっか」
その声は。
ほんの少しだけ。
安心していた。
何度も。
何度も。
「大丈夫」と言い続けてきた😈が。
その日だけは。
「大丈夫」と言わなかった。
それは。
ほんの小さな変化だった。
でも。
一人で抱えてきた😈にとっては。
とても大きな一歩だった。
コメント
1件
もう、読み終わってしばらく黙ってしまいました……。😈が「大丈夫」を繰り返せば繰り返すほど、その言葉の裏にある重さがじわじわと伝わってきて、胸が苦しかったです。特に、🍅が「やめろ」としか言えなかった悔しさと、その後「分からんからって何もできんわけじゃない」と気づくまでの30日間の描写が、すごくリアルで……。無理に全部を解決しようとしない、でも見捨てない、という距離感が、この作品の一番のテーマなんだろうなと思いました。ここさんの、自傷行為への理解を「押し付けず」に描こうとする姿勢が、ひしひしと伝わってくるエピソードでした。続きがすごく気になります。