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ああ、どうしよう。マットが起きない。
何十年経っても起きない。他の国の子は起きたのに。
不安と悩みがひどいまま、マットが眠ってる部屋へ行く。
深呼吸をしてから、ドアを開ける。
そこには起き上がったマットの姿。凄く驚いたが、そう言う気持ちを全て封じ込めて一言。
「起きたんだ、おはよう」
そう言うとマットも「おはよう…?」と返してくれた。本当に嬉しかった。
包帯とかを変えながら、いろいろな話をした。
様子から見ると、戦時中のことは覚えてないみたい。よかった。
上司からの記憶削除の命令なんて、本当はしたくなかったけど、するしかなかった。
本当は全ての記憶を消すんだけど、僕はマット自身のこと、僕との思い出やみんなとの思い出だけを残して消したんだ。
…包帯が外れたら、アルフレッド達にも会わせてあげよう。