僕はいつものように、教室で滉斗の部活が終わるのを待っていた。
今日の日直は僕で、放課後まで残って学級日誌を書かなければならなかった。
窓の外では、昨日とは打って変わって、太陽が西に傾き、夕焼けが校庭をオレンジ色に染めている。
僕は、誰もいない静かな教室で、学級日誌の「先生へ一言」の欄に、担任の先生の似顔絵を描く。
ガラッと、教室の扉が開く音がした。
振り返ると、そこに立っていたのは部活を終えたばかりの、汗で少し濡れた髪の滉斗だった。彼は、僕を見つけると、いつもの爽やかな笑顔で、僕の席まで歩いてきた。
「待たせてごめん」
僕が大丈夫だよ、とでも言うように首を振ると、滉斗は僕の隣の席に座り、僕が書いている学級日誌を覗き込んだ。
「…これ、藤澤先生?似てる笑」
滉斗は、僕が描いた担任の似顔絵を見て、くしゃっと笑った。僕もつられて笑ってしまう。笑い合った僕たちの顔が、不意に、近くなった。
いつの間にか、滉斗の顔が僕の目の前にある。彼の汗の匂いと、彼の唇から漏れる甘い吐息。僕の心臓が、ドクドクと煩いほどに鳴り響く。
滉斗の視線が、僕の瞳から、僕の唇へと移った。
「…っ」
僕の唇に、滉斗の唇が、そっと重なった。
滉斗は少しだけ首を傾け、そのまま深くキスをしてくる。僕たちの唇はまるで磁石のように吸い寄せられ、二度と離れられないとでも言うように、強く重なり合った。
放課後の教室に、二人だけの熱が満ちていく。
誰かが来るかもしれない。そう頭ではわかっているのに、僕たちは、もう止まることができなかった。
若さからくるのか、この衝動的な欲と、お互いを求め合う感情に、身を任せるしかなかった。
滉斗のキスは、次第に熱を帯びていく。
僕は、彼の唇に抗うことなく、ただひたすらに彼の熱を受け入れた。
滉斗の手が、僕の首筋から、僕のネクタイへと滑っていく。滉斗は僕のネクタイをゆっくりと緩めると、シャツのボタンに指をかけた。
「ひ、ひろと……」
僕は、滉斗の行動にハッと我に返った。ここは、学校の教室だ。誰がいつ入って来るか分からない。
僕は、彼の胸に手を当て、制止しようとした。
「……だめ、っ……ひろと」
僕の声は弱々しく、ほとんど聞こえないほどの小さな声だった。
滉斗は、僕の胸に当てられた手を掴み、優しくキスを落とした。そして、僕の瞳をまっすぐに見つめた。
「っ、…大丈夫だよ」
彼の声は、僕を安心させるように、とても優しかった。
滉斗の瞳は僕を映すだけで、他の何も映していないようだった。その強い視線に、僕の理性は、かき消されていく。
僕は諦めたように、ゆっくりと目を閉じる。
制止するはずの手は、いつの間にか、彼の背中に回っていた。
滉斗は、僕の制服のボタンを一つ、また一つと丁寧に外していった。
「んっ……」
滉斗の唇が、僕の鎖骨、そして胸へと降りてくる。鳥肌が立つほどの甘い感触に、僕は背中を反らせた。
「ひろ、と……」
僕の声は、もうほとんど意味を成していなく、滉斗の名前を繰り返すのが精一杯だった。
滉斗は、僕のシャツの中に手を入れると、僕の肌を優しくなぞった。彼の指先が触れるたびに、僕の体は熱を帯びていく。
「ひろと……んっ、ああ…」
僕の口から漏れる甘い声に、滉斗は、ますます熱を帯びていった。
滉斗は、僕の体をゆっくりと起こし、机の上に仰向けに寝かせた。片足は机の上、もう片方の足は力なく床に垂れ下がっている。
制服のシャツは、もう完全に脱がされていて、窓から差し込む僅かな街灯の光が、僕の裸になった上半身を照らす。
「ぅ、……っひろと…」
僕は、滉斗の名前をか細い声で呼んだ。
滉斗はそんな僕を、熱い視線で見つめている。その瞳には、優しさと焦燥、そして深い愛情が渦巻いていた。
滉斗はゆっくりと身を屈め、僕の首筋に甘く、そして長くキスを落とした。
「んっ……」
僕は、思わず息をのんだ。彼の唇が触れるたびに、僕の体は、熱を帯びていく。
滉斗の手が、僕の体に触れる。優しく、そして、愛おしむように、僕の肌をなぞっていく。
「きれ…いだよ、元貴」
彼の囁きが僕の耳元で、甘く響いた。
僕は恥ずかしさで顔を赤らめながら、彼の腕に、そっと手を添える。
窓から差し込む、わずかな夕日の光が、僕の裸になった体を照らしている。
滉斗は、その光の中で、僕の体を、愛おしそうに見つめ、僕の唇に再びキスを落とした。
そのキスは、今までよりも深く、そして、永遠を誓うかのように、熱いものだった。
僕の体は、滉斗の熱に、完全に支配されていく。
滉斗は、僕の首筋に、甘噛みをする。
「んっ……」
僕は、背中を震わせた。
もう、この場所が学校の教室なのか、彼の部屋なのか、分からなくなっていた。ただ、目の前にいる彼が、僕を求めてくれている。
その事実だけが、僕の全てだった。
滉斗の温かい手が、僕のズボンのベルトに触れた。ゆっくりとその指が絡みつき、ベルトが外される。
「…ひろと…」
微かに震える声で彼の名を呼ぶと、滉斗は熱い眼差しで僕を見下ろし、再び甘く唇を重ねてきた。二人の吐息が混じり合い、教室には、高まる熱だけが満ちていく。
彼の指が絡みつき、ゆっくりとベルトが外されていく感触に、僕は息を呑んだ。
「…、っ…」
抵抗するつもりなんて、もうなかった。ただ、滉斗に身を委ねたい。彼の全てを受け入れたい。
ゆっくりと、制服のズボンが太ももへと滑り落ちていく。肌が露わになるたびに、熱気が体を包み込むようだった。
滉斗の熱い視線が、僕の裸になった下半身に注がれる。
その視線だけで、僕の体は、さらに熱を帯びていくのを感じた。
滉斗が自分の中指をひと舐めし、僕の孔にあてがう。
でも僕は、その手に自分の手を重ねる。滉斗は目を丸くして、僕の顔を見つめる。その瞳には動揺と不解の色が見える。
「………、昨日もしたし…いい。」
「…は?…いや、ダメだよ……元貴のこと傷つけたくない」
「いいから……!時間も無いんだから…、っはやく、……して…」
滉斗は仕方なさそうにため息をつき、愛撫を止めて、元貴の足の間に腰を位置させる。
「…ほんとに、いいの?」
最後に確認するように、滉斗は元貴の瞳を覗き込む。
元貴はもう何も言えない。ただ、彼の衝動を受け入れる準備はできていた。
こくりと頷くと、滉斗は少し興奮気味に元貴の中に挿入した。
ぐちゅ、と鈍い音が響く。元貴の体が、びくっと震える。
「〜っん、…っぁ…」
やはり中は少し窮屈。昨日散々愛し合ったばかりなのに、元貴の体はまだ慣れていないようだった。
でもその圧迫感が、逆に滉斗の興奮を煽る。滉斗の息が、少し荒く吐かれる。
滉斗は、僕の体をゆっくりと机からおろしてくれた。僕は、まだ少しぼーっとしていて、足に力が入らない。
滉斗は、そんな僕の身体を優しく支えてくれる。
「ぉ、…大丈夫か?」
彼の声はとても優しい。
僕は、小さく頷いた。
滉斗は、僕の制服のシャツを、丁寧に僕に着せ、ボタンを一つずつ留めてくれる。
滉斗は、僕の顔を両手で包み込むと、僕の瞳をまっすぐに見つめた。
「…元貴」
「…あのさ、」
滉斗は、少し照れたように、僕の耳元で囁いた。
「…また、しようね」
彼の言葉に、僕は、顔を赤らめた。
「…ん」
僕が力なく頷くと、二人で静かに教室を出た。
僕の手には、滉斗が握ってくれた、僕たちの愛の証が残っている。
え、本当にすみません
一番大事であろうシーンが抜けました
理由はただ一つです
もう書く気力がなかったからです(笑顔)
皆さんの想像にお任せします……とお茶を濁してみたかったんですずっとコレに憧れてましてね…ガハハハ
というのは嘘で
本当に申し訳ありませ
許してくださ
更新しただけ偉いと思ってくださ
それでは
コメント
7件
えっど…
学パロ…最高でした!!

具体的な部分が無くても満足感半端なかったです。 そして安心してください。脳内妄想で学校とか関係なくイチャコラさせていただきました。