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…僕はいつからここに居たっけ…?
無陀野「お前が琴村慧人だな?」
慧人「…誰あんた…」
伸び放題の髪の毛を流しながら前髪の間から睨み付ける。
無陀野「俺は無陀野無人だ」
「俺は質問に答えたぞ。次はお前が答える番だ」
慧人「…ハァ…あぁ…俺は琴村慧人…だから何…?」
正直こんなのを相手にするのは面倒だ…。
見るからに堅物だし…絶対めんどくせぇことになる…。
適当にあしらっとくか
慧人「取り敢えず、要件は今度にしてもらっていい…?」
「あんたを相手すんの面倒なんだけど」
無陀野(コイツはっきり言い過ぎじゃないか?)
「…じゃあ手短に言おう」
めんといっつってんだろ…💢
無陀野「お前は鬼で間違いないか?」
ピクッ
…やっぱり面倒だ…
慧人「…だったらどうすんだよ?殺すのか?笑」
無陀野「いや、殺さない。使えそうならな」
「使えなさそうだったら殺す」
慧人「…」
シーン…
慧人「…え、で?だから何?」
「使えれば生かす、使えなければ殺すって宣言して何がしたいの?」
無陀野「今からお前を連れていきたい所がある」
「付いて来い」
命令口調うっざぁ〜💢笑
慧人「…はいはい」
無陀野「…今からお前が使えるかどうかを判断する試験を始める」
「何か聞きたい事はあるか?」
いやいや、急すぎんだろ段階ってのを知らねぇのかこいつ。
慧人「試験って簡単に何すればいいんだ?」
無陀野「自分で自分は使える鬼だと主張しろ」
「お前は鬼の血の使い方を知っているか?」
鬼の血…ねぇ…
慧人「さぁ?ど〜でしょう笑」
無陀野「無駄な時間は嫌いだ。さっさと試験を始めるぞ」
この質問したのお前だろ…呆
…まぁ取り敢えず、有能性を見せればいいだけだろ?
慧人「…簡単じゃねぇか笑」
ガリッ ポタポタッ
真っ赤な血が床に滴り落ちる。
床に溜まった血が、段々と液体から気体へと変わっていく。
これが俺の“1つ目の”血の使い方だ。
無陀野(血を操れるのか…)
(これは…血の霧…?)
四季「ムダ先〜!手振」
無陀野「一ノ瀬…?ここで何を…」
(いや待て、なぜこいつが今ここに居る…?こいつはここに来れないはずだが…)
四季 (ヒュッ
無陀野 ( 避
(なるほど、この血の霧を吸わせて幻を見せる能力か…)
慧人(適当にこいつの頭の中にいる奴を出してみたけど…)
「…こいつ誰?」
無陀野「琴村慧人…合格だ」
慧人「…」
スゥッ
霧が引いて視界が開ける
…何こいつ急に試験始めて偉そうに「合格だ」って…
うっっっっっっざぁぁぁぁぁ…💢💢💢笑
こいつ苦手だわ
無陀野「今日からお前には…俺の生徒になってもらう」
慧人「…は?」
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名前…琴村 慧人
〈見た目〉
顔全てが隠れるくらいの前髪
背中の真ん中くらいまでの髪
暗い緑の瞳…濁った感じの色合い
身長…|156cm
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