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語り手 : 大斐
俺、結構幽霊見えるほうなんだ。
でも兄貴たちはよほどがない限り見えないらしい。心霊体験はしてるのに。
例1
寝てるヴォルテ、正座した半透明のオバサンに乗られても気付かず熟睡。なおかつ、そのオバサンがスーッと平行移動して行き、タンスをカクッと避けて窓に消えて、俺が
…ちゃんと避けるんだ…
と感動しても兄貴たち爆睡。気付け気付け!
例2
行者?らしき人が寝室の周りを、チリーンチリーン鳴らしながらぐるぐる。
暇なのか!?うるさくて寝れねぇ!
と俺がキレていても、皆は聞こえないと言う。
んで、先日家に帰って来てリビングの端の方に居たんだよ。そしたら、或魔の足元を、三毛猫が|彡サッ!と通ったんだよ。俺が思わず「に゛ゃ゛ッ゛!!!!」とおどかしたら、ビクッてなって消えたんだけど、直後に「今お前の足元、猫通ったな」って言ってやったら、
「…今…、ニャーって近くで言ってた…」
と、真っ青な顔で言うんだよwww
無論そんな鳴き声、俺も、一緒にいた兄貴たちも聞いてない。
或魔はしばらくの間、こわいだの鳥肌立っただのと騒いでたわwww
ふん、普段から見てしまう俺の気持ちが少しは解ったかバァカ。
俺に「気のせいに決まってるじゃん、怖がらせないでよ」なんつってるからだwww
ちなみにあさぎは、以前俺が黒い陰に付きまとわれていた数日間、
「おおひさん、かおない!おおひさんのかおないよー」
と言い続けていた。
冷静に言うな。顔ないんだぞ。一大事じゃないかこのやろう。