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今日は 、 仲の良かった6人組で集まる日 。
紫 「 お 、 緑じゃん 、 久し振り 」
緑 「 うん 、 紫ちゃん久し振り ~ 」
紫 「 相変わらず来んの早ぇな 」
緑 「 そういう紫ちゃんだって 、 」
紫 「 あぁ 、 そうだな 、 」
ふは 、 と紫が苦笑する 。
緑 「 あ 、 赤ちゃん 」
赤 「 うす 、 おひさ ~ 」
紫 「 ん 、 おひさ 」
緑 「 水ちゃんと黄ちゃん 、 大丈夫かな ぁ … 」
赤 「 大丈夫だろ 、 3回目だし 、 」
紫 「 お 、 噂をすれば 、 」
水 「 だから水が合ってたじゃん !! 」
黄 「 ぅぇぇ 、 ごめんって ぇ … 」
赤 「 お前ら 、 遅せぇぞ ~ 」
紫 「 … これで 、 やっと … “ 6人 ” 、 揃ったな 」
そう言うと 、 紫が手にしていた花束を “ 俺の墓 ” に供える 。
そんな紫にならって 、 他の4人が次々と手に持っている花束を供える 。
そして ____ 水が口を開く 。
水 「 桃くんがいなくなってからもう3年も経っちゃった 」
と 。
緑 「 … 3年 、 ね ぇ … 」
黄 「 桃桃のばか … っ 」
赤 「 … また 、 前みたいにさ 、 相談乗れよ … 」
紫 「 ~ “ … っ” 桃 … ~” っ … 」
俺以外の5人が泣き出してしまう 。
… 俺の命日に 、 皆で集まって 、 俺を想って泣いてくれるのは勿論嬉しい 。
でも 、 と思う 。
俺を想ってくれてるなら ____
『 泣いてばっかじゃなくて 、 そろそろ笑ってよ … 』
じゃないと 、 俺が安心して成仏できないじゃん …
皆には俺のことが見えないのは分かっている 。
けれど 、 それでも俺は 、 皆の ____
俺の大好きな仲間の背中を撫で 、 手を握る 。
俺は既にこの世にいないのだから感覚なんて無いはずなのに 、 喉がきゅぅ 、 と締め付けられたように苦しくて 、 目が無いはずなのに見えている皆の姿がぼやけていく 。
____ ごめんね 。