コメント
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うぉ好きぃ🫶
「mtkさん、ほんとにこれで良かったのですか?」
「うん」
「逆に嬉しい〜」
満面の笑みでこちらを見てくる。
年上とは思えない。
「僕も嬉しいです、mtkさんと同居できて…」
「スヤスヤ…」
「あれ、ryok寝ちゃった?」
「怖かったもんね、もう今日は寝よう」
「おやすみryok」
「いつか僕のモノにしてあげる♡」
〜翌日〜
「あ、ryok、おはよう」
「おはようございます」
「朝食ありがとうございます」
「全然〜」
mtkさんの初めて食べる手料理。
味噌汁、米、白湯、おかず、目玉焼き。
「頂きます」
ぷりぷりとした目玉焼きを僕はひとくち口にする。
「美味しい!!」
「ありがと〜!」
「今日はね、頑張って作ったんだ」
「いつもよりは笑」
“いつもよりは”か…。
「普段は何で済ませてるんですか?」
「ん〜大体シリアル程度笑」
「え、も、もっと食べないとですよ!」
「脳の働きが朝ご飯をちゃんと食べてる人との差が違いすぎます!」
「あはは笑そんなに心配しなくてもw」
そっか、僕って心配しすぎなのかな。
「ごちそうさま」
「わ〜嬉しい」
「めっちゃ美味しかったです!」
「目玉焼き作るの上手いですね!」
「でしょ?頑張ったんだからw」
「見てあれ」
僕はキッチンの方を見た。
「え、?」
大量の目玉焼きがいっぱい置いてある。
多分失敗したのだろう…
「これ、失敗しちゃった」
「でもやっと上手くできたから」
僕のためにこんな卵を使わせて。
「ありがとうございます泣」
「ど、どうしたの!?」
「いや…僕のために頑張ってくれたんだなぁって」
「当然!それより喜んでくれて嬉しい」
mtkさんは優しかった。
僕が今まで出会った人の中でも…
一番優しくて、一番安心できる。
『この人の特別な存在でありたい』と僕は日に日にそう思うようになっていった。