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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ふといい匂いがするなと思い、目が覚めた。



隣を見ると、いつもそこにあるはずの彼の姿がない。




黄「青ちゃん‥‥‥?」




まだ完全に回りきらない頭で彼の居場所を探る。



















だが、そこであることに気が付く。





黄「昨日シたよね‥‥‥?」





そうだ、彼と昨日はそういう事をした。




ならば今無理やり動いても腰が痛いだけだろう。






そう気が付くと、僕は頭まで布団を被ってボーッとする。

























































































































暇だなぁ、








一度そう感じてしまうと、僕はつまらなくなってしまう。






ベッドから手を伸ばし、サイドテーブルの上にあるスマホを探す。











































































黄「あれ、?」







手をいくら伸ばしてもスマホらしき物に手があたらない。










サイドテーブルはそこまで広くないので、手を伸ばしても見つからないという事はまず無いだろう。























まさか、昨日の夜気付かないうちに落とした‥‥‥‥?









もしそうだったら、きっとスマホは助かっていないだろう。









絶望しているときに前の方からクスクスという笑い声が聞こえた。






















この家にいるのは僕と彼だけ。








なら、犯人は一人しかいない。














黄「なにやってるのかな?青ちゃん??」





頭まで被っていた布団を首元まで一気に引き下げて彼を見つめる。







青「ヒェッ」






黄「ふざけるなー!!!」









それから一週間後。







今日は、青ちゃんの実家に二人で行きます





青ちゃんのお母さんとお父さんに会うのは結婚式以来なので楽しみ。






青「黄くーん!そろそろ行くよ〜!」



黄「は〜い!」





それじゃぁ、行ってきます!!











青母「あら、二人共いらっしゃ〜い!」



相変わらず元気そうな青ちゃんママに出迎えられる。



青「元気だなぁ〜wただいま」


黄「お久しぶりです!」



青母「いや〜、黄くんも元気そうで良かったわ〜、青が迷惑かけてない?」



青「ちょ、お母さん!٩(๑`^´๑)۶」



黄「ハハッまぁ、たまにw」


青「え!?黄くんたまにってなに!?」




青母「wそっかそっか、楽しそうで何より。」




青母「ほら、上がんなさい。」



黄「お邪魔しま〜す」







リビングに入ると青ちゃんパパがテレビを見ている。



青「父さんただいま〜」


青父「お、青に黄くんじゃないか!お帰り!」


黄「お久しぶりです!」









それから何時間か4人で雑談をしていた。




新婚生活はどうだ、とか


青ちゃんの最近の仕事、とか


最近青ちゃんの実家のペットはどうだ、とか





他にも沢山のお話をした。














そんなこんなで時刻は12:00




そろそろお昼の時間ということで、僕と青ちゃんママでお昼ごはんを作ることにした。















青母「黄くん」




二人で隣同士で立ちながら料理をしていると、青ちゃんママが真剣な表情で問いかけてきた。




黄「はい、」




青ちゃんママの真剣さに、僕は少しだけ身構えた。




青母「青はさ、昔っから一人でなんでもやろとして無理しちゃうところがあるのよ。」




確かに青ちゃんはそういうところがある。




青母「でもね、高校生の時から黄くんだけには頼れてて。」



青母「だからね、?黄くんが青のそういう良くも悪くもある面を支えてあげてくれないかな?」




青ちゃんママは僕に優しい笑顔を向けている。




青ちゃんママはきっと青ちゃんが大好きで、大切なんだ。って思った。




黄「はい、勿論です。」





僕も青ちゃんママに真剣な表情で言う。




青母「ありがとう。」



















































青母「いやぁ〜、それにしても青のお嫁さんが黄くんで良かった〜!」




黄「えぇ〜?w」





青ちゃんの家族はすっごく暖かい。






夜。





僕達は床に布団を敷いて並んで寝ている。




青「ねぇ、黄くん?」




黄「はい、?」





青「なんか、こういうの懐かしくない?」



黄「あぁ、確かにそうかもw」





青「黄くんさ、よく初対面の僕を泊めてくれたよねw」



黄「いや、あれは青ちゃんが勝手に着いてきて勝手に泊まったんでしょ?w」




二人で昔の記憶を辿る。






青「あの時の黄くんは可愛かったな」


黄「なんですか、それじゃ今は可愛くないみたいな」



青「いや、違う違うw今も勿論可愛いよ?」


黄「w分かってますよ」




あ、そういえばあの時‥‥‥‥‥、




青「実はさ、あの時」



あ、もしかして青ちゃん僕が気付いてないって思ってる、?



青「偶然みたいな雰囲気出してたけど、本当は全部計画してたw」


黄「フフッ青ちゃんは僕のこと好きだったんですか?」


青「そう、生徒会長選挙で初めて見た時に惚れた。」


黄「一目惚れw」


青「ホントにそうだったんだよ!一目見た時にビビッって」


黄「そっかぁ、」






















































黄「青ちゃんさ、覚えてる?」



青「なにを?」



黄「青ちゃんが初めて家に泊まった日の夜。」



青「え、?」




黄「青ちゃん僕に言ってきたじゃん。」


青「え、待ってまさか起きてた??」


黄「まぁね?」



青「えぇ〜、恥ずw」



黄「その時の返事今してあげる。」


青「まじ?」






















































































































































































































『あなたと一緒に見るからでしょう。』









君の第一印象は最悪だった。





でも、君は最高な人生のパートナーだった。



















END










ブグマ一言。




これにて、『第一印象最悪だけどね、』は完結です!!

ここまで見てくださった方、本当にありがとうございます!

この作品はいかがでしたか?

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