チッチッチ
時計の針の音と静寂が部屋に鳴り響く
真夜中
私は布団の中で眠りにつく。
眠りについてしばらくした頃だと思う。
誰かが呼んでいる、けど私か分からない。
誰なの?私を呼んでいるの?
ねぇ、教えて
すると目の前に花畑が広がった
赤、ピンク、黄色、白 様々な色と花につつまれた
さっきまで自室で布団にいたのに
あぁ、夢か 変な夢
「こんなところにずっと居たら冷えるよ」
誰かが私にそっとローブの様なものをかけてくれた
「貴方は誰?」
「いやだな、ルー」「冗談はやめてくれ」
とクスッと君は笑う
ルー?誰のこと?
「ルーって私の事?」
「そうだよ、君以外にルーはいないよ」
「ルー今日なんだか変だよ?大丈夫?」
何がなんだか分からない
すると奥の方から1人
「王子様こんなところで冷えますので中へ」
メイドの格好をした女性が
お、王子?
ますます分からない
「ルー帰ろうか」
「さぁ、お嬢様も体が冷える前に」
「屋敷に戻ったらルーが好きな紅茶とお菓子を出してくれ」
「かしこまりました。」
「行こうかルー」
ピピピッピピピッ
ハッとそこで目が覚めた。
変な夢だったなと思った
けどまだあの花畑の匂いが微かに鼻に残っている
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