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〜凸おど〜パート2
「可愛らしいお姫様」
「しぇんぱい!!!!!見てみて!!あのタルト、美味しそうなのだっ!!」
おどろくは、ケーキ屋さんでぴょんぴょん跳ねながら言う。
おどろくは、この美味しそうな季節のタルトに目が釘付けになっていた。
(写真写りが悪いよ………っ)
「ふっ、そうだな」
しぇんぱいはタルトを見ずになぜかこちらを見ながら目を細めて穏やかに笑った。
「えっ?しぇ、しぇんぱい?何でタルトの方見ないのだっ?」
美味しそうで可愛らしいケーキだよ、とおどろくはつぶやいた。
そうするとしぇんぱいは首かしげた。
「え?………そりゃあ、おどろくさんをずっと見ていたいからだけど」
しぇんぱいは当然のように言った。
「…………ヘっ?な、なんて………?」
おどろくをずっと見ていたいから………ってそう言ってた気がするぞっ?
おどろくは気づけば頬を真っ赤に染めていた。
「んっ?おどろくさん?そんな苺ぐらい真っ赤な顔してどうした?w」
しぇんぱいはいつもの調子でおどろくを笑う。
「い、いやっ!別に何もないのだっ!!!ただ、空耳が聞こえただけなのだっ!」
おどろくは首を右左に激しく振る。
お、おどろくっ!!何でしぇんぱいなんかに照れそうになってんのっ!!!
しぇんぱいの、いつもの冗談だよっ!おどろくなんかに恋心なんてないんだからさっ!!!
おどろくは気を取り直して、しぇんぱいのほうを向く。
すると、突然しぇんぱいがおどろくの髪に手を伸ばしてきた。
「ふうぇっ!!??」
「めちゃくちゃ激しく首を振るじゃん。せっかくの綺麗な髪が乱れてる」
しぇんぱいがおどろくの乱れた髪を整えてくれる。
ひえぇぇぇぇぇ…………。男子の顔がすぐそこにあるよ……っ!
それに、男子に髪を触られてるっていう謎現象…………。
おどろく、こんな体験初めてだよぉぉぉぉ!!!
「………わいい」
しぇんぱいが何かをつぶやいた。
「しぇ、しぇんぱい……っ?なんて言ったのだ?声が小さくて聞こえなかったのだ」
おどろくは必死に平常心を装いながら喋る。
「んー?可愛いって言っただけ」
………………へっ???????
「えっ?いや、その…?えっ?」
「可愛いお姫様、のほうが良かった?」
しぇんぱいはイタズラっ子のように言う。
「いや、…いや…………そ、そんな事言われたら勘違しちゃうじゃん………っ」
おどろくは顔を赤くしながらボソボソっと言う。
「…………………ふ~ん。勘違いしていいんだよ?」
しぇんぱいはうやうやしくおどろくの手を握る。
その行動が本当の王子様に見えて………っ。
おどろくはまたもや顔を真っ赤に染める。
と、と言うか!!!その、勘違いしていいよって!!な、なにそれ…!!??
「王子に見えた?」
しぇんぱいはニヤリと笑う。
ぐ、ぐぬぬ………。本当に見えてしまったから反論の余地もない。
「…じゃあ、おどろくさんは、お姫様だね☆ と、言う事で季節のタルト買ってくるね〜」
しぇんぱいはそう言ってから、レジへと並びに行った。
………………………うっ………ずるい、のだ……っ
ー 凸さんも顔が赤かった
byおどみんメンバー ー
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