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#ご本人様には関係ありません
ち び
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💙が爆裂体調不良。長いです。
収録の日。
太智は、明らかに限界だった。ほとんど眠れていない。食べれば吐き気がする。立ち上がれば目の前が暗くなる。朝から鼻血も何度か出ていた。それでも、
「今日、収録やから。」
そう言って無理やり現場に来た。メイクさんが顔を見た瞬間、眉をひそめる。
「塩﨑くん、ちょっと座って。」
「大丈夫です。」
「大丈夫じゃないわよ。」
椅子に座らされ、顔色を隠すように丁寧にメイクされる。
「これで少しマシに見えるからね。」
「ありがとうございます。」
鏡を見る。
確かに、いつもの顔色に見える。
「……よし。」
太智は立ち上がる。
一瞬、身体がぐらっと揺れた。
「塩﨑くん?」
「大丈夫です。撮れるんで!」
わざとおちゃらけて笑う。スタッフには悟られないように。メンバーにも、できるだけ心配をかけないように。収録が始まると、太智はいつもの太智だった。
笑う。喋る。踊る。ボケる。大きな声で笑う。何度もふらつきそうになる身体を、気合いだけで動かした。
そのたびに、勇斗がちらっと見る。
「……。」
仁人も気づいている。柔太朗も。舜太なんて、ずっと心配そうに太智を見ていた。
でも太智は、そのたびに笑ってみせる。
――大丈夫。
収録を終わらせる。それだけを考えていた。そして。
「本日の収録、終了です!」
その言葉が聞こえた瞬間。
「……終わった…。」
太智が小さく呟く。
次の瞬間。身体から力が抜けた。
「太智!」
倒れるより先に、勇斗が抱き止める。
「……っ。」
太智の頭が勇斗の肩に落ちる。
「太智!おい!」
「……はや……と、」
「いるよ。」
勇斗は必死に支える。
「大丈夫。俺いるから。」
そこへ舜太が駆け寄ってくる。
「だいちゃん……!」
声を聞いた瞬間、泣いてる舜太が目に入る。勇斗に支えられている太智に舜太が抱きついた。
「…あほちゃう…!」
「舜太…」
「なんでこんな無理してるん…⁉︎」
わんわん泣く舜太の頭を、太智が弱々しく撫でる。
「ごめんな……。」
「謝らんでよ……!」
柔太朗もすぐそばにしゃがむ。
「だいちゃん。」
「……ん。」
「今日、俺の家来ない?」
「え?」
「一人にしたくない。」
柔太朗が笑おうとするけれど、目は赤い。
「うちで一緒に寝よ。」
「……迷惑やろ。」
「迷惑じゃないよ。」
「でも……。」
「俺がいてほしいの。」
太智は少しだけ目を細める。
「……そっか。」
その横でいつもなら一番冷静で、キリッとした釣り眉で、みんなに注意する仁人が。今はこっちが大丈夫かと声をかけたいくらいハの字眉でコチラを見ている。
「大智。」
「ん?」
「俺たちにちゃんと頼って。」
声が震えている。よく見ると仁人も目が赤い。
「無理な時は無理って言っていい。」
「……仁人。」
「うん。」
「泣いてる?」
仁人が一瞬黙る。
「……泣いてない。」
「いや、泣いてるやん。」
太智はぼんやり仁人の顔を見る。
そして、なぜか少し不思議そうに思った。
(仁人、僕で泣くんや。)
まるで自分のことではないみたいに。
「……。」
そんなことを考えている自分にも、気づかない。ただ、みんなが泣いている。
勇斗も泣きそうな顔。舜太は大泣き。
柔太朗も目が赤い。仁人まで泣いている。
「……みんな、どうしたん。」
その言葉に、四人が一瞬黙る。
勇斗が太智の額に手を当てる。
「太智。」
「ん?」
「自分のこともっと気にかけろ。」
「……。」
「他人事みたいに考えるな。」
太智は少し考えて。
「……そうなん?」
「そうだよ。」
仁人が泣きながら笑う。
「俺たち、太智が心配で泣いてるんだから。」
「……。」
太智の目にも涙が溜まる。
「……そっか。」
勇斗がぎゅっと抱きしめる。
「一回休もっか、太智。」
舜太も太智の腕にしがみつく。
柔太朗が背中を撫でる。
仁人も優しく言う。
「今日は俺たちに任せろ。」
太智は四人を見て。
ようやく、少しだけ力を抜いた。
「……うん。ありがとな。」
その一言だけで。四人とも、また泣きそうになった。気を取り直し、仁人は柔太郎に声をかける。
「じゃあ俺マネージャーさんと調整するから、太智は柔太朗んちに送っていい?」
「おっけー。さ、だいちゃん車のとこまでは歩ける?……だいちゃん?」
柔太朗の声に、返事はなかった。
太智はそのまま、勇斗の腕の中で意識を失っていた。
「……太智!」
勇斗の声が震える。
「柔太朗、救急――」
「呼ぶ。もう呼んでる。」
柔太朗は冷静に動きながら、太智の様子を確認する。
「みんな、落ち着いて。今はだいちゃんを休ませることが最優先。」
その夜。
必要な対応を終え、太智は柔太朗の家で休むことになった。四人とも帰らなかった。
誰か一人でも目を覚ました時に、太智のそばにいられるように。結局、全員が交代で様子を見ながら朝を迎えた。
*
「……ん。」
太智が目を開けた。知らない天井。
「……ここ、どこ?」
「俺の家。」
すぐ隣から柔太朗の声。
「柔太朗……?」
「うん。」
その声を聞いて、勇斗が顔を上げる。
「太智…!」
太智がゆっくり振り向いた瞬間。
勇斗が思わず抱きしめた。
「……よかった。」
「勇斗?」
「起きた……。」
目に涙を浮かべながら、勇斗が太智の額にそっと口づける。
「ほんとによかった……。」
太智はまだぼんやりしている。
「……なんで泣いてるん?」
「泣くだろ!」
勇斗がもう一度、ぎゅっと抱きしめる。
「太智ぶっ倒れたあと俺の腕の中で気絶してたんだからな!」
「……そうだったん。」
その隣で。仁人が太智の頭をわしゃわしゃと撫で始めた。
「痛っ。」
「ばか。」
「え?」
「ほんとに、ばかだな。」
何度も髪を撫でる。
「こんなになるまで頑張って。」
「……。」
「何で言わなかったの。」
「……。」
「大丈夫じゃなかったでしょ。」
仁人の声が震える。
「一番悪いのは、無理してた自分だからね。」
太智が小さく頷く。
「……ごめん。」
けれど仁人は、そのまま俯いた。
「……でも、俺がもっと早く気づいてたら。」
「仁人。」
「もっとちゃんと見てたら。」
「仁人。」
「こんなことにならなかったかもしれない…。」
太智がぼんやり仁人を見る。
「……僕のせいちゃう?」
「だいちゃんだけのせいじゃないよ。」
柔太朗が静かに言う。
「みんなで考えよう。これからのこと。」
その言葉に、仁人は黙った。
*
一方。
「……。」
舜太は太智の胸元に顔をくっつけていた。
「舜太?」
「……。」
返事をしない。
ただ、太智の胸に耳を当てている。
「何してるん?」
「……心臓。」
「ん?」
「ちゃんと動いてる。」
太智が目を丸くする。
舜太は泣きそうな声で言う。
「昨日、ほんまに怖かった。」
「……。」
「起きないから。」
「舜太。」
「死んじゃうんじゃないかって思った。」
「……。」
太智がそっと舜太の頭を撫でる。
「大丈夫やって。」
「…うん。」
「……。」
「ほら。」
太智が少し笑う。
「動いてるやろ。」
「……うん。」
舜太はしばらく、そのまま離れなかった。
*
みんなが少し落ち着いたところで。
柔太朗が口を開いた。
「これからのこと、ちゃんと決めよう。」
三人が柔太朗を見る。
「まず、しばらく無理な仕事は減らす。」
太智が口を挟む。
「でも――」
「太智。」「今は反論しない。」
「はい……。」
柔太朗は続ける。
「睡眠と食事を最優先。体調悪かったら、その時点で言う。」
「うん。」
「一人で判断しない。」
「……うん。」
「あと、俺たちもちゃんと見る。」
柔太朗は少し考える。
「俺、勉強は苦手だけど、こういう時は状況を整理した方がいいと思う。」
仁人が小さく笑う。
「そこ自分で言うんだ。」
「だって事実じゃん。」
少しだけ空気が和らぐ。
柔太朗は太智を見る。
「昨日のだいちゃんは、頑張ったんじゃなくて、頑張りすぎたんだよ。」
「……。」
「だから、これからは『できるか』じゃなくて、『やって大丈夫か』で考えよう。」
太智は黙って聞いていた。
「……そうだな。」勇斗が太智の手を握る。
「俺も一緒に考える。」仁人も頷く。
「俺も。」
まだ太智の胸元から離れない舜太も頷く。
太智は四人を見渡した。
「そんな心配せんでも……。」
「する。」
四人が同時に言った。太智が少し笑う。
「……わかったわ。」
そして、また目を閉じる。今度は眠るために。
勇斗が手を握って。仁人が髪を撫でて。
舜太が心臓の音を確かめて。
柔太朗がこれからの予定を整理している。
太智はその真ん中で、ようやく安心したように眠り始めた。
*
久しぶりに、何も考えずに眠った。
一晩。
途中で目を覚ますこともなく、夢を見る余裕もないくらい、深く。
太智がゆっくり目を開ける。
「……ん。」
天井を見て、少しぼんやりする。
昨日のことを思い出す。
「……あ。」
ここは柔太朗の家。
身体を起こそうとして――
「……重。」
太智の胸元に、舜太がぴったりくっついていた。腕までしっかり回されている。
完全に抱き枕状態。
「舜太……?」
「……。」
爆睡。
「……ずっとここにいたん?」
返事はない。太智が少し身体を動かす。
「ん……。」
舜太の腕がさらにぎゅっと締まる。
「重た…。」
太智が小さく笑う。
でも、不思議と嫌じゃなかった。
それから、ふと。
「……。」
隣を見る。仁人と目が合った。
「……仁人、おはよ。」
仁人はまだ寝ぼけている。
けれど、太智の顔を見た瞬間。
目が少しだけ見開かれた。
そして――
ふっと、嬉しそうに笑った。
「……。」
太智も笑う。
「僕、だいぶ元気になったみたい。」
仁人は数秒、太智の顔を見て。
「……そうだな。」
声が少し掠れている。
「顔色、昨日より全然いい。」
「ほんま?」
「うん。」
仁人の顔がまた少し緩む。
けれど。次の瞬間。
「だからって起きるな。」
「え?」
「もっと寝ろ。」
急に強い口調。
「いや、もう起きたし。」
「寝ろ。」
「でもトイレ――」
「それは行っていい。」
「よかった。」
「戻ったら寝て。」
「……はい。」
太智が苦笑する。
「仁人、昨日より怖ない?」
「怖くていい。」
「……。」
「心配したんだから。」
太智は少しだけ笑って、
「……ありがと。」
と呟いた。その時。
「……んー。」
少し離れたところで、勇斗が寝返りを打つ。隣では舜太がまだ爆睡。
「佐野さん寝てる。」
「寝てないよ。」
仁人が言う。
「昨日ほとんど寝てない。」
「え?」
「ずっと太智の様子見てた。」
「……。」
太智が勇斗を見る。
「そっか。」
「だから今は寝かせてあげて。」
「うん。」
太智が小さく笑う。
「ありがとなー。」
その声で、柔太朗が薄く目を開けた。
「……だいちゃん?」
「おはよ。」
「おはよ……。」
柔太朗はまだ眠そうに目をこする。
「体調どう?」
「だいぶいい。」
「よかった……。」
柔太朗は安心したようにまた目を閉じかける。
「……何食べたい?」
仁人が聞く。
「ん?」
「朝ごはん。」
「……。」
太智は少し考える。
「なんか……うどんとか。」
「了解。」
仁人が起き上がる。
「作るよ。」
「よっしー…俺もやる。」
柔太朗も身体を起こす。
「だいちゃんは寝てて。」
「いや、僕も――」
「寝てて。」
二人から同時に言われた。
*
しばらくして、太智がトイレから戻ってくる。少しすっきりした顔でリビングに戻ると、キッチンから柔太朗が振り返った。
「歩いてふらふらしてない?」
「大丈夫やった。……なあ柔太朗。」
「ん?」
太智が少し言いづらそうにする。
「……もう一泊してもええ?」
柔太朗が目を丸くする。
「もちろん。」
「夜、寝るときだけでもええし。」
「何言ってるの。」
柔太朗が笑う。
「何日でもおいで。」
「……ほんま?」
「うん。」
「迷惑ちゃう?」
「全然。」
柔太朗は当たり前みたいに答える。
「一人で家にいるより、ここにいた方が安心でしょ。」
「……。」
太智が少し俯く。
「ありがと。」
「うん。」
仁人がキッチンから顔を出す。
「じゃあ決まりだな。」
「うん。」
「しばらくここを太智の療養所にしよう。」
「大げさやなぁ。」
「大げさじゃない。」
仁人が笑う。
その奥では、勇斗がまだ眠っている。
舜太も太智のいた場所に手を伸ばしながら、完全に寝ている。
太智はその二人を見て、ふっと笑った。
「……なんか。」
「ん?」
「帰る場所、いっぱいあるみたいやな。」
柔太朗が笑う。
「そうだよ。」
「だから。」
仁人がうどんを煮ながら言う。
「もう無理して一人で頑張らない。」
太智は少し照れたように笑った。
「……そうやな。」
そして。
「朝ごはん、楽しみ。」
その一言を聞いて、仁人と柔太朗は顔を見合わせる。昨日は食べることすら心配だった太智が。
今日は自分から「楽しみ」と言った。
それだけで、二人とも少し嬉しくなった。
*
あれから一ヶ月。
最初の何日かは、柔太朗の家に泊めてもらった。
「今日も泊まっていい?」
「もちろん。」
「ほんまに?」
「何回聞くの。」
柔太朗はいつも笑っていた。
その柔らかい好意に、太智は遠慮しながらも少しずつ甘えられるようになった。
何日か経つと、今度は勇斗の家。
その次は、仁人。体調が悪い日には、
「今日ちょっとしんどい。」
それだけ言えば、
「じゃあ泊まりにおいで。」
と誰かが言ってくれる。最初は申し訳なかった。でも、ある時気づいた。
――頼ってもいいんだ。
だから今は、無理をする前に言える。
「ちょっと眠れてないわ。」
「じゃあ早めに休もう。」
「なんか食欲ない。」
「食べられるもの探そう。」
「1人で寝るの不安。」
「うち来る?」
そんなやり取りが、当たり前になった。
そして一ヶ月。完全に元気だった頃と同じくらいまで、身体は戻った。
「最近、調子いいね。」
マネージャーに言われる。
「ほんま?」
「うん。明るさも戻った。」
仕事も少しずつ増えていった。
テレビ。撮影。取材。イベント。
太智の明るさと面白さ、そして愛嬌のある可愛さを求めて、またいろんな現場から声がかかるようになった。
「忙しくなってきたね。」
「ありがたいなぁ。」
太智は笑う。けれど。
周りは以前とは少し違っていた。
「今日ちゃんと食べた?」
「食べたで。」
「何食べた?」
「……何やったっけ。」
「…だいぷー。」
勇斗がじっと見る。
「食べたって。」
「ほんと?」
「ほんま。」
「痩せてない?」
「痩せてへん。」
そう言った途端。ぎゅ。
「ちょ、はやとっ、」
勇斗が太智を抱きしめる。
「確認。」
「何の確認やねん。」
「ちゃんといる。」
「いるわ。」
「うんうん、お尻もいいね。中々グラマラス。」
「……ふふ、また言っとるわ。」
太智は笑ってしまう。
最近、勇斗は特に過保護だ。
移動中、気づけば手を握っている。
「はぐれないように。」
「ちゃんと前みえとるよ。」
「知ってる。」
でも離さない。舜太も負けていない。
「だいちゃん、ちょっと顔見せて。」
「何?」
「熱ない?」
「ないって。」
「ほんまかー?」
ぺた、と額を確認して。
「うん、大丈夫やな〜。」
そして何故か、そのままちゅっと額にキス。
「……なんでチューした?」
「安心したから。」
「検温にチューいる?」
「いるやろ。」
「いらんやろ。」
言いながら、太智は笑っている。嬉しい。
心配されることが、こんなに嬉しいなんて思わなかった。
*
ある日のこと。
「……。」
仁人が腰を押さえた。ほんの一瞬だった。
でも。
「仁人、腰痛いん?」
太智がすぐ気づく。
「え?」
「今押さえたやん。」
「……ちょっと。」
その瞬間。
勇斗「休憩するかー。」
柔太朗「よっしー座って。」
舜太「湿布ある?」
三人が一気に動く。
仁人が目を丸くする。
「ちょ、待って。何この連携。」
太智が笑う。
「みんな、僕の時のせいで過保護になってるやん。」
「当たり前。」
勇斗が即答する。
「早めに気づくの大事だから。」
仁人は苦笑する。
「……なるほどね。」
太智を見る。
「太智のおかげか。」
「僕?」
「うん。」
仁人は少し笑った。
「前だったら、俺も黙ってたと思う。」
「……。」
「でも今は、しんどそうな人がいたら言っていいって思える。」
柔太朗も頷く。
「俺たち全員そうなったよね。」
舜太が笑う。
「だいちゃんが教えてくれた。」
「僕、何もしてへんよ。」
「したよ。」勇斗が太智の肩に腕を回す。
「自分がしんどいって言ってくれた。」
「それだけで、俺たちも変わった。」
太智は黙って四人を見る。みんな、自分のことを心配してくれる。でもそれだけじゃない。今度は誰かがしんどそうなら、みんなで気づけるようになった。
「僕も!みんなのこと、ちゃんと大事にするで!」
太智が笑って宣言する。四人が太智を見る。
「僕ばっかり助けてもらってたから……恩返ししたい。」
仁人が笑う。「もうしてるよ。」
柔太朗も笑う。
「うん、だいちゃんが元気でいるだけで。」
舜太がぎゅっと抱きつく。
「それが一番。」
「いいじゃーん」
勇斗まで反対側から抱きつく。
「うわっ…2人とも重たいわ。」
「元気になった記念だぞー!」
「なんなんそれ!」
仁人と柔太朗が笑う。太智も結局、嬉しそうに笑った。自分がみんなに愛されていることが分かったから。
今度は自分も、みんなが苦しい時に一番に気づける人でいたい。
「……僕な。」
太智がぽつりと言う。
「みんなのこと、めっちゃ好きやで。」
「知ってる。」仁人が笑う。
「俺たちも太智が大好き。」勇斗が言う。
「……知ってるで。」
太智は照れながら笑った。
そして今度は、自分から四人の真ん中に腕を伸ばした。
「じゃあ、みんなぎゅーやな!」
「狭い!」「痛い!」
「たまにはええやろ。」
五人で笑う。以前より少しだけ、頼ることが上手になった太智と、以前より少しだけ、誰かを頼らせることが上手になった四人。
きっとこれからも。
誰かがしんどくなったら、誰かが気づく。
一人で抱え込まない。そして、元気な日は五人で思いっきり笑う。
今度は、ちゃんとお互いに支え合っていけるから。
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長いですね、読んでくれてありがとうございます。体調不良ネタ大好き。
今更ながらタクミくんシリーズ見ました。月の光に照らされるアンニュイな美少年💙綺麗すぎて…!どなたか、tellerでギィと💙のお話書いていらしたんですが、今探しても出てこなくて。どなたか知ってたら教えて欲しいです。
コメント
8件
ああーーーんめっちゃすき😿😿😿過保護になってんのかわいすぎる😭😭まじでM!LKは一生こんなほのぼの空気でいてね😻😻😻
色んな方から愛されてる感じがして好きです!
体調不良系いいよね!ほのぼのとした感じのストーリー見てて心が温かくなった!本当にねむ子ちゃんのストーリー大好き! 分かるわ!タクミくんシリーズをもっと早く見てればよかったって感じ! 名前出していいのか分からないけど書いてたのって「ペケ」さんじゃない?