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良仔と朱未は「エルテ」でステーキディナーを食べていた。友達を連れて来たいと言ったら、ママが半額にしてくれ、更にグラスワインを付けてくれた。
「あたし、このままのダブルワークでしばらくやってみようと思うんだ。そのうちなんかやりたい事が見つかったりすると思うから。」「そうだね、焦って結婚したり、就職したりしても上手くいかないと思うよ。」「この間の九曽田教授の個展で、裸婦像があったの覚えてる?」「覚えてる覚えてる。大胆だったね。」「銀座の小さなクラブのママらしいんだけど、実物をみたいんだけど、エンパイアで働いていれば、いつか分かるかもしれないし。」「そうそう、この仕事は人間模様が面白いよ。まあまあな人生が一番。」「じゃ、お疲れ様!」「お疲れ様!」
二人はママのオゴりのワインで乾杯した。今迄で一番満足のいく夕食だった。
((この話しはフィクションです。))
fin.