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俺と照は実家がお隣同士で、 同い年って事もあって物心ついた頃からはいつも一緒だった
小3の秋
いつもの様に近所の公園で照と遊んでいたら珍しく父が俺を呼びに来た
💚父「亮平帰るよ」
💚えー!まだ遊びたかった
💛また明日遊べばいいじゃん
💚父「照くんごめんね。もう亮平とは遊べないよ。急だけどうちは遠くへ行くことになったんだ」
💚えっ?引っ越しなんて聞いてないよ!嫌だ!
💚父「亮平!!早く照くんにお別れを言いなさい!」
💚ひかる…バイバイ…
💛りょうへい?
父の様子がおかしい事に子供ながらに気付き
照には本当にもう会えないかもしれないと思った…
夕食はなぜか誕生日でもないのに俺達の好物がたくさん並んでいて、弟は喜んで食べていたが俺はその違和感に不安でいっぱいだった
夕食が終わると父が大事な話があると言い
事業が失敗し多額の借金を背負った事、お前達を残して逝けない…たぶんそんな事を話した気がする
母は父の隣で黙って涙を流していた
そして最後に父はこう言ったんだ
逃げようと思っても足がすくんで1歩も動けなかった
弟を守るように抱きしめた俺の首に父の手が…
もうダメかもと諦めたその時…照の声が聞こえた
💛りょーへー!!!
💚ひかる…?来ちゃダメ!!!
勢いよくリビングのドアが開いて照と照の両親が入ってきた
そこからの記憶はひどく曖昧で…
気付いたら俺は弟と一緒に照の家で眠ってしまっていた
💚ひかる…?
💛目覚めた?痛いとことかない?
💚…こ…怖かったよぉ(泣)
💛もう大丈夫だよ
💚ひかる…助けに来てくれてありがと…
後から教えてもらった話だとやはり父は俺達を道連れに一家心中をしようとしていたらしい
怖い思いもしたし色々落ち着くまでうちにいなさいと照の両親が言ってくれて
俺は中学卒業までの約6年半もの間岩本家で過ごした
💚そう言えば…あの時何で来てくれたの?
💛阿部のお父さんの様子がいつもと違って何か変だったし、母さんに聞いても引っ越しなんて全く聞いてないって言うから
絶対おかしいと思ってさ…親父が帰ってきた時にどうしても阿部の家に行きたいってお願いしたんだ
鍵が開いてたからそのまま勝手に入った
何かあったらすぐに逃げられる様に…とトイレに行くふりをしてこっそり鍵を開けておいた
本能的に取ったその行動が大正解だった事を何年も経ってから知った
💚あの時もし照が来てくれなかったら俺きっと…
あのまま父に殺されてた…
💛間に合って本当によかったよ
俺にとって照と照の両親は命の恩人だ
だから彼らの為なら何でも出来る
それは嘘ではない…
💚でも本当はずっと照が好きだから
…なんて言えない

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MIYU
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