コメント
1件
かわいいです〜! こういうの初めて見た… フォロー失礼しますm(_ _)m
…
むぎ「う~、作業終わり!ちょっとお菓子休憩しよ~」
なにか無いかなーと台所を物色する。すると、丁度最近買った美味しそうなクッキーを見つけた。
むぎ「あ!これいいじゃん!食べちゃお~」
クッキーを机に置いて紅茶も欲しいなと思い、再び台所へと向かっていった。
??『パ,パペ…モグモグ…』
むぎはふんふーんとご機嫌に鼻歌を歌いながら紅茶を持って机を見た。
むぎ「え!?!?!?」
目の前に広がるクッキーの残骸、そして机に置いてあったむぎのパペが動いて最後のクッキーを食べたところだった。
むぎ「…え!?なんでなんで!?なんでパペが動いてクッキー食べてんの!?しかも全部食べてる!!どういうこと!?」
むぎが口を開けて混乱しているとパペがこっちに来て言う。
ぱぺ『おい、し、かった』
むぎ「えー!?どういうことなのー!!むぎのむぎパペしゃべってるんだけどー!!?しかも美味しかったってなに!?むぎのクッキーが…めしょ…」
もう全く分からなかったので運営さんに聞いてみたがこれといった情報は掴めなかった。
パペットが喋るなんて聞いたことがないということでもし危険性がありそうだったらまた連絡してとのことだったのでしばらく様子を見ることにした。
むぎ「ねぇむぎパペ?なんでむぎのクッキー食べちゃったの?」
ぱぺ『?おいしそう、だった、から』
むぎ「そ、そっか…じゃあなんで急に喋りだしたの?数年前から一緒だよね?」
ぱぺ『いつで、もはなせた、けど、すごくおいし、かったから』
むぎパペは表情は変わっていないはずなのになんだか幸せそうに見えた。
むぎ「そうなんだ。どの味が一番美味しかった?」
ぱぺ『しろ、いやつ』
むぎ「しろいやつ?あー!多分プレーンの事かな?以外と大人っぽいね、むぎに似たのかなー?//」
ぱぺ『』
むぎ「もう!喋ってよ!喋れるんでしょ!!」
むぎ「ねぇパペ、むぎもう寝るよー?明日朝早いし」
ぱぺ『!』ピョンピョン
むぎパペが何故かこっちを見てぴょんぴょんしている
むぎ「もしかして、一緒に寝たいの?」
ぱぺ『ぱぺ!』
むぎ「wいいよーむぎパペかわいいね~!!」
むぎパペをよしよししながら一緒にベッドへ入った。
むぎ「おやすみむぎパペ」
パペ『おやす、み…』
一晩
むぎ「…うーん、おはようむきパペ、よく寝れた?」
パペ『ぱぺ!』
むぎ「そっか!よかった今日はむぎ収録で家を出ちゃうけどむぎパペどうする?付いてくる?」
パペ『!ついて、いく』
むぎ「おっけ~!むぎ準備するからちょっと待っててね」
むぎ「用意できたよ~どこにいるの~」
ぱぺ『ここに、いるよ』
いつの間にかむぎパペは鞄のポケットに入っていた。
むぎ「え!いつの間に!?すごーい!落ちないようにね。じゃあ行こっか!」
ぱぺ『どこ、ここ』
むぎ「ここが事務所だよ、パペ初めてかもね」
ぱぺ『はじめ、て』
パペがキョロキョロしていると後ろから声を掛けられた。
リリ〔家長じゃないですか、こんなところで何してるんですか?〕
むぎ「あ!ちゅっちゅー!!と剣持さんとがっくんだー!」
刀也[僕らはおまけだとよ]
ガク【そんなことない!なんてこと言うんすかぁ!久しぶりむぎっち!】
むぎ「ひさしぶりー!がっくん!むぎはこれから収録だよー、三人は何してたのー?」
リリ〔私たちはvsトリガーの収録だったんですよ今丁度終わったところで〕
と話しているとむぎパペが小さく震えていることが分かった。
三人で話している間に小さな声でむぎパペに
むぎ「どうしたの?寒いの?」と、聞いてみる。
ぱぺ『しらない、ひとたち、きん、ちょう、する』
なるほど、緊張するのもむぎに似てるんだな。(ぱぺって正露丸飲めるのかな) でも、
むぎ「大丈夫だよ、みんなむぎのやさしいお友達。ねぇ、パペのこと紹介してもいい?」
ぱぺ『いい、ひと?ちょっと、だけ、なら』
むぎ「ありがとう!」
むぎ「ねぇ三人とも!見て!むぎのぱぺっと!」
トリガー《?》
ぱぺ『こん、にちは、いえなが、むぎです』
トリガー《!?》
リリ〔は?どういうこと?〕
ガク【えー!どうやってるんすかー!?すげー!!】
刀也[え?どういうこと?どうなってんのそれ]
相変わらずむぎパペはむぎの手の中で震えている。
むぎ「すごいでしょ!昨日急に喋るようになって、むぎのクッキーまで食べられちゃった!」
ガク【なにそれすげぇー!!こんにちは!伏見ガクッス!】
刀也[未来にもこんなのないでしょ、原理どうなってんだよ]
ぱぺ『こん、にちは、げんり?は、よくわかりません』
刀也[すご、言葉も通じてる。]
リリ〔まぁまぁ現代にしてはすごいですね、こんにちは、夕陽リリです。〕
刀也[剣持刀也です。]
ぱぺ『ふしみ、さん、ゆうひ、さん、けんもち、さん、おぼえ、ました』
むぎ「偉いね~!うちのパペは物覚えが早いんだから!!」よしよし
リリ〔ははは…というか家長収録の時間大丈夫なんですか?大分話し込んじゃいましたね。〕
むぎ「あ!!やばいかも!!パペ行くよ!!またねー三人ともー!!」
ぱぺ『さよ、うなら』
リリ〔はーい、またねー〕
ガク【またなー!!】
刀也[ばいばーい]
リリ〔慌ただしいやつだな…〕
むぎ「ついたよ、ここで歌の収録をするからパペは静かにしててね~」
ぱぺ『ぱぺ。』
歌っているとき、ぱぺがガラスの外から応援してくれていた。たぶん。
なんとなく動きがそんな感じだった。
それに心なしか目もキラキラしていた気がする。
可愛くてにこにこで収録を終えることができた。
防音室から出るとぱぺが
ぱぺ『よかった、すごく、』
と誉めてくれた。
むぎ「え~!ほんと!?むぎもパペのお陰でいい感じに録れたよ~っ!!応援してくれてたんだよね、ありがとう!」
ぱぺ『ぱ、ぱぺ!!』
ぱぺは誇らしそうにしている。
ぱぺ『なんで、うた、とってたの?』
むぎ「あーあのね、誕生日に久しぶりにソロの歌ってみたを出そうと思って、そろそろ告知しようかと思うんだけど喜んでくれるかな~?」
ぱぺ『ぱぺ!!!』
ぱぺは大きく首を立てにふって、べちゃんと前に倒れてしまった。
むぎ「あ!ぱぺ大丈夫!?」
ぱぺ『ぱ…ぱぺ…』
よろめきながらもぱぺは立ち上がって仁王立ちしている。
むぎ「wwwありがとうぱぺ!元気出たよ、」
むぎぱぺはちょっとドジっ子なのかもしれない。
でも、そこがかわいいんだもんね?
電車に乗って家に帰る。
むぎ「ただいま~」
誰も居ないけどあいさつだけはとりあえずしておく。
ぱぺ『ぱぺ~』
ぱぺもただいまって言ってる。
やっぱりむぎとむぎのぱぺっと凄く似てるな…?と思い、ぱぺに質問してみる事にした。
でも、ただ質問するんじゃ面白くないよな~…
そうだ!
むぎ「むぎぱぺ質問コーナー配信をしよう!」
ぱぺ『ぱ?』
むぎ「Twitterでむぎのぱぺっとに対する質問を募集してそれにぱぺが答える配信をするの!どう?面白くなりそうじゃない!?」
ぱぺ『ぱ、はぺ…?』
ぱぺは良く内容を理解していないっぽいけどまぁ大丈夫でしょ!!むぎはすぐにツイートした。
むぎ(ツイート)「4日後くらいにむぎのぱぺっとに質問する配信をしようと思うのでここのフォームに質問があれば書いてください~URL」
むぎ「これでよし!楽しみだねぱぺ!」
数分たつとフォームに何個か質問が来ているのが分かった。
ぱぺ『ぱぺ…?…ぱ!』
よくわかんないけど楽しそう!という感じで良かった。
4日後
むぎ「ぱぺ、分かった?むぎがする質問に答えてね、分からないとことかあったらいってね~」
ぱぺ『ぱ、ぱぺ!』
カチッ
むぎ「こんにちは~にじさんじ所属バーチャルライバー二期生出身の家長むぎで~す!どーもー!」
「今日はね、告知していた通りむぎのぱぺっとが喋るようになったのでどのくらいむぎに似ているのかな~?というのを確かめるためにー!質問コーナーをしまーす!!」
ぱぺ『こんにちは、よろしく、おねがい、します。』
…
むぎ「じゃあまず一個目の質問~!好きな食べ物ってなに~!と言うところでどう?好きな食べ物ある?」
ぱぺ『さいしょ、にたべた、くっきー、です。』
むぎ「お~!確かクッキーが美味しかったから話してくれたんだったよね。それが好きな食べ物ってなんかエモいじゃん」
むぎ「次ー!二個目の質問!好きな事はなんですか?」
ぱぺ『ねることと、ほんをよむことです。』
むぎ「お~!共通点だ!むぎも本読むの大好きだからまた一緒に本読もうね~」
はぺ『ぱ!!』
………
むき「どうだった~?なんか結構似てるとこ多かったよね!むぎをちょっとおっとりめにした感じがあったねということで!今回の配信は終わりにしようと思います!みんな見てくれてありがと~!おつむぎ~!」
ぱぺ『おつ、むぎ~。』
カチッ
むぎ「ふぅ、お疲れ様ぱぺ、ぱぺのこともいっぱい知れたし、めちゃめちゃ良かったよ~!お疲れ様!」
ぱぺ『ちょっと、きんちょう、したけど、できた。』
むぎ「ほんとだよ~!えらいねぱぺ!」